心地よさを求めて北海道/札幌へ移住して5年。実際に札幌生活を体験したことで分かった実感を、できる限り根拠となるデータも付けてまとめてみました。

札幌に40年ぶりの大寒波!北海道・札幌の異常気象記録2018年度分をまとめてみた!

2019年2月8日の札幌は、40年ぶりに日の最高気温が氷点下10度を下回る大寒波襲来の日でした。

今現在まだ1日が終わっていないので未定ですが、ほぼ確実のようです。

札幌では、最近「何十年ぶりの記録」という異常気象ぶりをよく目にします。

初雪が過去最遅記録に並んだというニュースは全国的なニュースとなりましたが、これは札幌移住者にとって悪い話でもなかったです。

しかし、6月に20年ぶりの低温や50年にたった2回の多降水量であったことは、特に昨年に移住してきた方々にとっては、期待していた札幌生活をがっかりさせたことでしょう。

ま~異常気象というものは、いつか必ず起きることですから、それがたまたま今起きてしまっていると認識できれば大した問題では無いのですが、移住して来てすぐにその異常気象を迎えると、それが全てのこととなってしまい、札幌・北海道移住は失敗であったのか?となってしまいます。

そこで、2018年度の異常気象について一覧にまとめてみました。

いかにそれらが、異常なこと=今後はそうそう起きることではないと認識して頂き、良くも悪くも、札幌・北海道の本来の姿ではないということを理解して頂けたら幸いです。

「気象データの出典元」気象庁ホームページ

快適なはずの夏!昨年はがっかりの初夏

6月は30年ぶりの低温だった

北海道の初夏・6月と言えば、東京のような梅雨も無く暑くもない絶好のゴルフシーズンでもあり、北海道外から北海道旅行に来る人も多くなる季節です。

しかし、2018年は30年ぶりの低気温となり、涼しい夏とは言っても寒すぎる!といった感じの初夏となってしましました。

過去50年間の6月中旬・日の最高気温の平均気温は21.1度ですが、2018年は17.6度しかなく、桜の咲く頃の肌寒さでした。

ちなみに、過去50年間の低気温ワーストは、①1983年:17.0度、②1988年:17.6、2018年:17.6です。

また、最近10年間の各年は、
2009年 18.1度
2010年 25.5度
2011年 20.8度
2012年 19.9度
2013年 24.4度
2014年 19.4度
2015年 22.7度
2016年 19.1度
2017年 21.1度
2018年 17.6度

でしたので、2018年だけ10年に1回程度の寒さであったと言えそうです。

6月の雨の多さは50年にたった2度の異常だった

2018年6月の札幌の降水量は平年の3倍に達し、過去50年間で2番目に多い量となりました。

梅雨のない北海道!本州が梅雨の時期に大量の雨が降ってしまうと、北海道に住む価値が下がってしまいますね。

しかも今年は、東京が早々に梅雨明けしてしまったこともあり、札幌と東京と同じくらいの雨量(札幌141mm・東京155mm)となってしまいました。

上記の内容はニュース番組で報じられた内容ですが、私が気象庁のホームページから取ったデータでは、過去50年間の平均は61mmですから2.3倍程度でしょうか。

しかも、50年間で2番目というデータは正しいのですが、何と1番目の記録が前年の2017年169mmなのです。

更に、過去50年間で6月の降雨量が100mmを超えた年は6回しか無いのですが、2016年も113mmなので、直近で3年連続となります。

ここまで続くと北海道の初夏は雨が少なく快適!説が疑わしくなってきましたので、過去10年間の各年ごと6月の降雨量を並べてみました。

2009年 50mm
2010年 73mm
2011年 43mm
2012年 52mm
2013年 62mm
2014年 99mm
2015年 67mm
2016年 113mm
2017年 169mm
2018年 142mm

更に10年ごとに平均値を出してみました。
1969~1978年 73mm
1979~1988年 50mm
1989~1998年 43mm
1999~2008年 52mm
2009~2018年 87mm

たまたま直近3年間に降水量の多い年が並んでしまっただけのことなのか?とも思えますが、少し怪しげな感じもします。

来年はまた61mm程度まで減り、梅雨のない北海道を期待しましょう。

7月の晴天率は50年で最悪の記録だった

2018年7月上旬は、記録的な日照不足でした。

特に函館・室蘭・苫小牧・旭川の日照時間は、過去50年で最少時間となりました。

函館で最近50年の平均が44.3時間であるところ今年はたったの3.7時間、室蘭は同じく43.1時間が3.3時間、苫小牧は33.5時間が7.9時間、旭川は57.8時間が17.1時間でした。

札幌も同じく平均55.6時間のところ今年は21.4時間しかありませんでした。

こちらも過去10年間の年ごとの日照時間を並べてみます。
2009年 32時間
2010年 15時間
2011年 47時間
2012年 45時間
2013年 64時間
2014年 58時間
2015年 75時間
2016年 74時間
2017年 69時間
2018年 21時間

10年ごとに平均値も出してみました。
1969~1978年 66時間
1979~1988年 62時間
1989~1998年 58時間
1999~2008年 56時間
2009~2018年 50時間

過去に比べて徐々に日照時間が減りつつあるようにも思えますが、ワースト5年を出してみると、
➀2010年 15時間
②1998年 18時間
③2018年 21時間
④1975年 28時間
⑤1977年 29時間

同じ10年間にワーストの年が2年も入ってしまうことが70年代にもあったので、たまたまかもしれません。

暖かくて雪も無くラッキーだった今年の初冬

11月上旬までは135年にたった2回の高温だった

11月上旬まで日の最高気温が10度未満とならなかったのは、過去135年の中でたったの2回しか無かったそうですが、今年は11月12日まで10度以上の日が続きました。

ただ、私の方で気象庁の数値を撮ってみると、過去50年間に4回あったと確認できます・・・

過去10年間の11月上旬(10日間)における日の最高気温の一番高い気温を並べてみました。
2009年 3.9度
2010年 7.2度
2011年 9.5度
2012年 10.0度
2013年 10.1度
2014年 7.8度
2015年 6.3度
2016年 3.1度
2017年 6.8度
2018年 10.6度

10年間で3回目のことなので、珍しくもなく感じますね。

そこで、また10年ごとに日の最高気温の一番高い日の平均を出してみました。
1969~1978年 5.0度
1979~1988年 5.8度
1989~1998年 6.4度
1999~2008年 6.8度
2009~2018年 7.5度

冬全体のことではなく11月上旬だけのことですが、東京で言えばもう真冬でも寒い日の気温帯ですから、気温が上昇しているのは生活者にとっては良い傾向ですね。

今年の初雪は過去最遅記録タイだった

札幌における初雪の過去平均は10月28日で、過去最遅記録は11月20日ですが、今年はこの記録に並び、11月20日に初雪が降りました。

<過去の遅い記録>
11月20日・・・明治23年
11月18日・・・平成24年、明治19年
11月14日・・・平成23年、大正11年、大正5年
11月12日・・・平成18年、昭和37年、昭和2年

12月上旬は28年ぶりの高温だった

2018年12月3日には、12月上旬としては28年ぶりとなる、最高気温13.0度まで気温が上昇しました。

12月上旬における最高気温で各年で一番高い日の過去50年間の平均は8.9度です。

そしてベスト5は
1989年 14.8度
1990年 13.3度
2018年 13.0度
1992年 12.8度
1980年 12.4度

ワースト5は
2001年 2.1度
2017年 2.8度
2006年 3.2度
1970年 3.9度
1974年 5.2度

年によってかなり差がありますし、前年の2017年はワースト2位の2.8度までしか上がりませんでした。

また、10年ごとの平均も
1969~1978年 7.4度
1979~1988年 9.2度
1989~1998年 11.0度
1999~2008年 7.0度
2009~2018年 9.7度

と、特に温暖化が進んでいるといったこともなさそうなので、単に暖かい年と寒い年があるといった感じですね。

初の氷点下も遅かった

今年の初氷点下は11月21日でした。

この2018年の11月21日は、過去50年で5番目に遅かったということでした。

ちなみに、過去の50年間の記録は、10月が5回、11月1日~7日が15回、11月8日~14日が18回、11月15日~21日が8回、11月22日~30日が3回、12月が1回でした。

2月8日は40年ぶりの大寒波


雪まつりで大賑わいの札幌市ですが、最高気温がマイナス2桁台(10度台)以下であったことは、過去50年間で1度だけしかありません。

それが1979年のマイナス10.4度で、それ以来(40年ぶり)のことになります。

過去50年間で2番目に寒い日という異常な寒さということですね。

過去50年間の2月上旬・日の最高気温の平均は、マイナス0.7度です。

正常な札幌・北海道に失敗後悔なし

2018年度は「何年ぶり」とか「最遅」とかの天候異常が多かったので、以上のようにまとめて記載してみました。

6月・7月は本来の快適な北海道ではなく、10月~12月は本来の北海道の寒さではなく、2月は通常以上の寒波が来てしまいました。

今年初めて雪まつりに訪れた方々は、札幌なんて住めるところじゃぁない!と思いながらお帰りになられることでしょう。

同様に、昨年3月以降に札幌へ移住された方々は、ここまで寒いはずじゃぁなかった!と後悔されているかもしれません。

しかし、上記の通りで、異常気象なのです、そして、いつか必ずやって来るものです。

本州の夏も、異常な暑さでしたね。

東京や名古屋・大阪の夏は毎年暑いですし、猛暑日が必ずやってきますが、札幌に最高気温-10度という寒さは、逆にこの先2~30年は来ないかもしれません(猛暑日も来ません)。

そんな感じで、多くの方々が安心して札幌へ移住してこられれば良いなと願い、この記事を終了します。

 

以上、札幌に40年ぶりの大寒波!北海道・札幌の異常気象記録2018年度分をまとめてみた!でした。