北海道の自動車運転マナーの悪さには「悪気はない」らしい???

前回の記事「北海道に移住して大丈夫か?」の中で、道民の民度として自動車運転マナーの悪さについてちょっと触れましたが、昨日、全国的話題である“あおり運転”の北海道版とも言える事件で、共謀した男女2名が書類送検(道路交通法違反・共同危険行為の疑い)されたというニュースがありました。

今年・2019年の6月に倶知安町の国道で、追い越されたことに腹を立てて、運転する車2台で被害者の車を15kmに渡って前後で挟むなど危険な運転をした上、被害者の車を停止させた直後に、金属製の工具を振りかざして脅迫をしていました。

トンネル内で蛇行運転や空ぶかしを繰り返している映像もテレビでは流れていました。

既に8月に、暴力行為等処罰法違反の疑いで書類送検されていましたが、この男はこの時にHTBの取材に対し「脅すつもりはなく、ふざけていた」と話していたそうです。

全国的に、このようなあおり運転が話題になっていますし、運転マナーの悪い人たちは、北海道に限らずどこにでもいます。

あおり運転をする人たちにはそれぞれに自分たち独自の常識感があり、それが一般的には非常識であるということが理解できないために事件や問題になるように、北海道の運転マナーの悪い人たちには、北海道ならではの常識(理由)があるのです。

以前に、『札幌の自転車マナーが悪すぎて、歩道が不快・危険!』という記事を書いていましたが、今回は「北海道の自動車の運転マナー」についてまとめてみました。

道外の人から見た北海道の運転マナー

①ウィンカーなしの車線変更

北海道の運転マナーの悪さに関する情報を見ていると、圧倒的に多いのがウィンカーを出さずに車線変更をする車が多いということです。

四国や関西でも多いが、北海道の頻度は断トツだというご意見もあります。

②スピード出し過ぎ

一般道を時速80~100kmで走っている車はけっこうあります。

札幌市内の割と信号の多い道路でも無駄なスピード出し過ぎ自動車はよく見ます。

北海道の警察では「新移動オービス」を導入して、速度違反の抑制に努めているということですが、2018年に起きた北海道内の人身事故のうち、約1割が生活道路で起きているのだそうです。

③煽り・追い抜き

北海道外から北海道に引っ越しされてきた方には、ウィンカーなしの車線変更問題が一番ですが、北海道観光旅行者(レンタカー利用)にとっては、煽り・追い抜き運転の多さが一番ではないでしょうか?

時速60kmで走っていたら確実に煽られます。

少し地方に行くと、時速80kmで走っていても追い抜きに会うことがあります。

割り込みOK・割り込まれNG

無理な割り込みはするのに、入ってこようとしている車は入れない車が多いというご意見も複数あります。

黄色も進め

黄色信号も平気で進む迷惑車が多いというご意見です。

交差点に進入したタイミングで信号が黄色に変わる場合は仕方ないものの、交差点で止まれるタイミングであっても止まらない車が多いのです。

関西で冗談のように聞く「青は進め、黄色は進め、赤は気をつけて進め」に近い違反が、北海道でも多いということです。

数字で見る北海道の運転マナー

どさんこワイド朝のリサーチ

「今年 あおり運転は?」の質問に対し

受けた:   18%(1,160人)
受けていない:82%(5,143人)

北海道のローカル番組なので、答えている人はほぼ北海道民です。

5人に1人が受けたと答えています。

全国運転マナーランキング

Jタウン研究所で「運転マナーが悪いと思う都道府県」についてのイメージ調査が行われて、2014年8月15日~12月27日までの約4か月間で、2万5179票の投票があったというランキングです。

10位:埼玉県、9位:香川県、8位:東京都、7位:千葉県、6位:北海道、5位:茨城、4位:京都、3位:福岡、2位:愛知、1位:大阪

大阪や名古屋・福岡など何となく分かりやすいのですが、北海道は6位ですね。

この記事の中でも、「北海道の車のウインカーはオプション」と表現して、ウィンカーなし車線変更のことが大きく取り上げられていました。

交通事故発生率

よく、北海道の事故発生件数が都道府県別で多い方に部類することを問題にされる方がいますが、北海道は人口も多いので、発生件数よりも発生率(人口当たりの事故発生件数)で見た方が良いですね。

少しデータが古すぎるのですが、

●2011年の事故発生率
北海道は全国でベスト5位です。
人口10万人当たり、全国平均が577.6件であるのに対し、北海道は354.2件とかなり事故発生は少ない方になります。ちなみにワースト1位は香川県で1,173.2件、ベスト1位は島根県で307.6件でした。

●2014年の交通事故死亡者数率
人口10万人当たりの交通事故死者数(人)で、北海道は3.1人で下(ましな方)から10番目でした。ちなみに一番多かったのは佐賀県で6.7人、一番少なかったのは東京都で1.3人です。

運転マナーとは相反して、交通事故の件数は少ないようです。

北海道民の運転マナーが悪い理由/まとめ

広い台地と道路

とにかく道路が広く長い直線道路も多いため、ついついスピードを出し過ぎてしまうということがあります。

これは、北海道民に限らず、旅行者の方にもある現象ですね。

気が強い女性

北海道の女性は喫煙率が全国で断トツでトップというデータがありますが、喫煙率が高い理由として、明治時代の北海道開拓の時代から北海道の女性は男性と同じように働いてきたため、男女平等の意識が高いということがあるそうです。

そのせいか、北海道の女性はクール!直球過ぎる!気が強い!という評価もありますが、自動車の運転にも、その性格が現れているようです。

私は、過去の北海道旅行で、何度か軽自動車の女性ドライバーに煽られた経験すらあります。

悪気はないがいい迷惑!

北海道の地形的な関係で、スピードが出やすい環境にあるということは、一定程度は理解できます。

また、地方の車よりシカやクマの方が多いと言われるような道路であれば、ウィンカーなしの車線変更も分からなくもありません。

きっと悪気はないのでしょう。

しかし、200万人に近い大都市「札幌」でも、同じ傾向であることは社会通念上の理解簡易を超えています。

札幌では、自転車のマナーもよくありません。

駐輪禁止エリアでの放置自転車の多さや、歩行者専用道路でのスピード出し過ぎなど、自動車運転マナーと同様に、いい迷惑です!

街の利便性が良い上に、緑も豊かな札幌の街!

大通公園でなくても、道幅の広いゆとりのある環境である札幌!

しかし、自動車!自転車!カラス!と、街の道路には外敵も多いのです。

自転車マナーの悪さについてはコチラ↓

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以前に、『札幌移住を総括!札幌移住のメリット20・デメリット10を詳しめに集約』という記事の中で、自動車運転マナーが悪いことをデメリットとして紹介しましたが、運転マナーが良くないとされる関西の方にも悪評の北海道の自動車運転マナーは、自転車マ[…]

しかし、どこにでも不満・問題・デメリットはある訳で、自転車マナーの悪さは、そんな問題点の一部です(無い方が良いのですが)。

それでも、私は札幌への移住に満足しています。

札幌生活には数々のデメリットがありますが、それを上回るメリットの多さで、相殺すると大きなプラスです。

デメリット10個に対しメリット20個をまとめた記事もご参考まで↓

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こんにちは。地方への移住・北海道への移住で、少しでも失敗・後悔なく、心地よさを感じる計画を立てるためには札幌移住がおすすめかな!?とブログにまとめている、えびさかです。2018年9月6日に起きた「平成30年北海道胆振東部地震」を[…]

基本的には、東京より札幌の方が生活の快適性は上々です!

以上、『北海道の自動車運転マナーの悪さには「悪気はない」らしい???』

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