心地よさを求めて北海道/札幌へ移住して5年。実際に札幌生活を体験したことで分かった実感を、できる限り根拠となるデータも付けてまとめてみました。

1月上旬の北海道20地域を気温・雪・日照・風などで完全比較!

北海道の1月上旬は、寒さと大雪の厳しさが、かなり頂点に近い時期となります。

札幌の平均最高気温(1月上旬・30年間)は0.3℃ですから、ほとんどの時間が氷点下の中での生活となります。

同じ最高気温で北海道外を見てみると、東京10.5℃、大阪10.1℃、福岡10.6℃、那覇20.1℃で、寒い東北の仙台ですら6.1℃ですから、札幌と日本国内各地の気温差はかなり大きい時期と言えます。

しかしお正月には、札幌であれば北海道神宮へ多くの方々が参拝に出かけられるように、北海道でもお正月気分で盛り上がります。

真冬だけど元気に外出もできる北海道の「1月上旬」ですが、同じ北海道でも、地域によって、気温や雪の量・日照時間などに大きな差があります

そんな北海道各地の1月上旬の気候について、最高気温・最低気温・日照率・降雪量・風速などのデータとともにご紹介します。

※20地域は、札幌・稚内・留萌・名寄・旭川・紋別・網走・北見・岩見沢・小樽・帯広・釧路・根室・倶知安・室蘭・苫小牧・浦河・江差・函館・千歳で、北海道内の天気予報では常連の地域を選びました。
※各気象データは、気象庁ホームページのデータ30年間分を参照し、独自に30年平均や最も高い・低い・多い・少ないなどを集計しております。
※30年間データとは、西暦1990年~2019年(平成2年~31年)のデータです。
※データ表の中で「×」の欄(名寄・北見・千歳の日照率)は、気象庁にデータが無い項目となります。
※千歳の気温・風速は2003年以降、降雪・積雪は2006年以降のデータとなります。

気温

日の最高気温・最低気温の30年平均

日の最高気温と日の最低気温のそれぞれ30年間平均と、日の最高気温の旬(10日間)平均が最も高った年の気温、また日の最低気温の旬(10日間)平均が最も低かった年の気温です。
例えば「札幌」では、最高気温の30年平均は0.3℃ですが、最も寒さが弱かった年は2.3℃でした。また、最低気温は30年平均ではマイナス5.8℃ですが、最も寒かった年はマイナス9.8℃平均ですから、マイナス10℃の寒さ厳しい夜が多かった年もあるということが分かります。

最高気温(℃)旬平均最低気温(℃)旬平均
30年平均高い年30年平均低い年
札幌0.32.3-5.8-9.8
稚内-1.50.8-5.5-11.2
留萌-0.32.1-6.3-9.2
名寄-3.7-0.6-13.0-20.8
旭川-2.6-0.3-10.5-15.2
紋別-1.40.7-7.9-12.6
網走-1.30.9-8.0-13.5
北見-2.3-0.3-13.0-18.7
岩見沢-1.31.3-8.2-11.4
小樽0.12.4-5.1-9.4
帯広-0.82.1-12.2-18.1
釧路0.62.3-9.0-14.1
根室-0.01.8-5.5-9.0
倶知安-1.50.9-8.5-13.3
室蘭1.23.7-3.3-7.2
苫小牧1.23.7-7.3-12.4
浦河1.63.7-4.9-9.0
江差2.34.6-2.5-6.3
函館1.44.2-5.1-9.7
千歳-0.32.3-11.4-19.8

どの地域も、日の最高気温は30年平均と最も高かった年で2~3℃までしか違いませんが、最低気温は3~8℃くらい差がありますので、日中よりも夜の方が、年によって差が大きいということが分かります。

また、その最低気温(30年平均)において、マイナス10℃を下回るのは名寄・旭川・北見・帯広・千歳で、同じ北海道でも内陸部はより寒さが厳しいことも分かります。

最高気温・最高気温が0℃未満の日数

最高気温について、この項目ではもう少し詳しく見ていきます。

各年の1月上旬(10日間)の中で、日の最高気温が最も高かった年の最高気温と最も低かった年の最高気温、また、その最高気温が0℃未満の「真冬日」と呼ばれる日が、10日間の中で何日あったのか、またその日数が一番多かった(寒い日が多かった)年の真冬日の日数を一覧表にしました。

例えば「札幌」では、最高気温が8.1℃まで上がった年もあればマイナス0.4℃までしか上がらなかった年もあるということで、つまりその年の1月上旬10日間は、毎日全ての時間が氷点下であったということになります。

また、札幌では最高気温が0℃未満の日=真冬日が、10日間のうち平均で4.4日あり、最も寒かった年は10日間(毎日)が真冬日であったということです。

最高気温(℃)0℃未満日数
最高の年最低の年30年平均多い年
札幌8.1-0.44.410
稚内5.5-2.36.710
留萌6.2-1.15.410
名寄5.3-4.38.710
旭川6.4-1.77.910
紋別8.1-2.97.010
網走8.3-2.47.010
北見8.0-2.08.010
岩見沢6.8-1.86.410
小樽9.60.54.59
帯広8.0-2.55.910
釧路6.61.13.69
根室7.50.44.79
倶知安5.6-2.76.910
室蘭8.21.83.28
苫小牧9.41.22.88
浦河8.41.62.88
江差9.73.21.97
函館9.10.43.08
千歳6.6-0.35.310

最高気温の各地域間較差については、高い年で4.4℃差、低い年でも7.5℃差と、北海道内の各地でそれほど大きな差がないことが分かります。

最低気温・最低気温が0℃未満の日数

各年の1月上旬(10日間)の中で、日の最低気温が最も高かった年の最低気温と最も低かった年の最低気温、また、その最低気温が0℃未満の「冬日」と呼ばれる日が、10日間の中で何日あったか、またその日数が一番多かった年の冬日の日数となります。

例えば「札幌」では、最低気温がマイナス4℃までしか下がらなかった年もあれば、マイナス12.7℃まで下がった年もあるということです。

札幌では冬日が30年間平均で9.9日ですから、100日のうち99日は冬日、ほぼ毎日必ず氷点下に下がる時間帯があるということになります。

最低気温(℃)0℃未満日数
最高の年最低の年30年平均多い年
札幌-4-12.79.910
稚内-5.1-15.79.810
留萌-5.0-16.09.810
名寄-12.6-29.110.010
旭川-8.4-24.110.010
紋別-6.7-16.79.910
網走-7.4-16.810.010
北見-13.2-22.710.010
岩見沢-6.7-19.810.010
小樽-4.6-13.09.610
帯広-10.5-23.29.910
釧路-8.6-20.39.810
根室-4.5-13.09.710
倶知安-8.4-20.610.010
室蘭-2.9-11.49.110
苫小牧-6.5-16.79.910
浦河-4.9-14.09.610
江差-3.2-11.28.310
函館-5.1-13.69.610
千歳-11.2-24.59.910

最低気温は、最も高かった年と低かった年の差が10℃以上も開く地域が半数以上11地域もあり、名寄では16.5℃もの差が出ています(最高気温では4地域しかなく、最高でも紋別の11.0℃です)。

また、最低気温の地域間較差については、最高の年で10.3℃、最低の年で17.9℃もの差が生じています。最高気温では、同様に4.4℃と7.5℃でしたので、最低気温の方が地域間較差が2倍以上も大きいということになります。

やはり、寒さ厳しい北海道の中でも、更に寒さの厳しさに大きな差があるということになりますが、その地域は、30年平均としては内陸部に多かったのですが、こちらのデータでは、札幌など一部の地域を除いた多くの地域が該当します。

札幌・小樽・根室・室蘭・江差・函館などの一部地域以外は、マイナス15℃や20℃を下回る厳しい寒さが、いつ来てもおかしくないということです。

日照率

日照率とは、日の出から日の入りまでの時間に対する日照時間の割合のことです。

例えば「札幌」の1月上旬は、日照率の30年平均が30%ですが、日照の少ない年は15%しかありません。また、1日に40%以上の日照率がある日は、30年間平均では10日のうち3.9日ですが、少ない年は1日しかない年もあるということが分かります。

日照率(%)40%以上日数
30年平均低い年30年平均少ない年
札幌30153.91
稚内1211.00
留萌1211.10
名寄××××
旭川2131.90
紋別3384.00
網走39114.71
北見××××
岩見沢2782.80
小樽2052.00
帯広65478.05
釧路64437.45
根室53326.53
倶知安1321.00
室蘭27122.50
苫小牧49306.52
浦河45225.41
江差1020.70
函館33193.90
千歳××××

北海道の冬は全ての地域が、寒く大雪でドンよりとした日が多いと思われがちですが、実はエリアによって大きく異なります。

太平洋側の釧路や根室・帯広・苫小牧・浦河は、他のエリアよりもかなり日照率が高くなり、日本海側の稚内・留萌・小樽・倶知安・江差はかなり低くなります。

特に帯広の65%と釧路の64%は、冬になると晴天率がグッと高まる東京の66%と、ほぼ変わらない日照率で、全国でもトップクラスの日照率です。

風速

風速は5m/sを超えると強く感じ、10m/sを超えるとかなり強く感じますので、10m/s以上の日がどれくらいあるのか日数についても30年平均と多い年の日数を一覧にまとめました。

平均風速(m/s)10m/s以上日数
30年平均高い年30年平均多い年
札幌2.94.40.94
稚内5.17.43.57
留萌6.59.15.710
名寄1.83.30.11
旭川2.33.90.64
紋別3.86.01.35
網走4.05.21.74
北見1.82.60.01
岩見沢3.24.10.83
小樽3.54.60.63
帯広2.43.80.42
釧路4.86.83.48
根室6.28.65.710
倶知安3.04.51.75
室蘭6.19.25.310
苫小牧3.04.11.03
浦河5.48.94.99
江差7.510.17.810
函館3.85.71.96
千歳3.45.02.44

北海道の冬の寒さは、気温に追加して、雪の量と風の強さに大きく影響を受けます。

札幌では、雪が多く風が弱めであるため、最高気温が氷点下の日々でも、意外と寒さ厳しさを感じない日々が多いものです(雪があると、無い状態より暖かく感じられるのです)。

しかし、稚内・留萌・根室・室蘭・浦河・江差など海に近いエリアを中心に風が強いエリアでは、冬の厳しさは気温以上に感じられます

降雪量

降雪量(cm
30年平均多い年少ない年
札幌471097
稚内3911710
留萌561479
名寄7012522
旭川5614121
紋別30916
網走27533
北見346613
岩見沢731487
小樽6112314
帯広16820
釧路8330
根室10280
倶知安10922239
室蘭11451
苫小牧12410
浦河12320
江差15371
函館30600
千歳22464

北海道の冬は大雪が降るというのが一般的な認識ですが、エリアによって雪の量は大きく異なります。

特に、釧路・根室・帯広・苫小牧・室蘭などの太平洋側はかなり少ないエリアになります。

札幌は、30年平均も多い年も、20地域平均の2~3割増しの数値ですので、北海道の中では雪が多い方の地域ということになります。

最深積雪

最深積雪(cm) 
30年平均多い年少ない年
札幌5510526
稚内4210812
留萌5511211
名寄8112736
旭川6111038
紋別357313
網走33778
北見41679
岩見沢8114124
小樽6914331
帯広399211
釧路13480
根室11400
倶知安12221079
室蘭9320
苫小牧12291
浦河10260
江差11302
函館21563
千歳26669

降雪量の少ないエリアは、当然のことながら積雪量も少なくなります。

特に根室・釧路・室蘭・浦河では、積雪0cmという、真冬の1月上旬でも雪が積もっていない年があったほどです。

まとめ

北海道は、太平洋側・日本海側・オホーツク海側、それぞれの沿岸部・内陸部など、エリアによって冬の寒さは大きく異なります

太平洋側では、日照時間の多さにより暖かさもありますが、雪の量が少ないために、寒く感じられる日も多いです。

また、風の強い海沿いや気温の低い内陸部では、それぞれの特徴が加わってきますので、地域によって、日によって寒さが大きく異なります。

日本海側では、積雪量が多いことが雪かきなどのデメリットも生じさせますが、雪の恩恵で寒さが和らぐメリットもあります。日照時間が少なかったり、海沿いの風の強いエリアでは寒さが厳しくなったりと、やはり地域によって寒さが大きく異なります。

オホーツク海側も、海沿いと内陸部で気候が日々異なりますが、基本的には、北海道の冬の暮らしとしては、初心者には一番辛いエリアになります。

札幌は、ヒートアイランド現象も手伝って、北海道内ではかなり寒さが厳しくない方のエリアとなります。

これまでお伝えしてきたように、大筋の気温傾向は掴めても、その年その日によって寒さ厳しさが異なります。

よって、北海道外から観光旅行などでお越しの方は、札幌での経験だけで北海道全体を知ったつもりになってはいけなく、旅行前には北海道全域の天気予報を日ごとに確認することをお勧めします。

以上で『1月上旬の北海道20地域の気温・雪・日照・風など完全比較!』について終わります。

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