心地よさを求めて北海道/札幌へ移住して5年。実際に札幌生活を体験したことで分かった実感を、できる限り根拠となるデータも付けてまとめてみました。

5月中旬の北海道20地域を気温・雪・日照・風などで完全比較!

5月中旬の北海道は、釧路や根室などの道東方面でも桜の開花が訪れる頃で、やっと北海道全域に春が行き渡る時季となります。

札幌の最高気温は、4月上旬9.2℃⇒4月中旬11.6℃⇒4月下旬14.4℃⇒5月上旬15.9℃⇒5月中旬17.7℃と順調に上昇し、20℃を超える日も多くなります。

同時期の本州以南は仙台19.7℃・東京22.9℃・大阪24.3℃・福岡23.9℃・那覇27.1℃です。

冬には10℃も寒かった札幌が、ついに東京との気温差がわずか5.2℃となりました。

冬には、更に北海道内各地でも大きな気候差がありますが、5月中旬はどうでしょう?

北海道内20地域の気温・降水量・日照時間・風速・降雪量などのデータをまとめてみました。

※20地域…札幌・稚内・留萌・名寄・旭川・紋別・網走・北見・岩見沢・小樽・帯広・釧路・根室・倶知安・室蘭・苫小牧・浦河・江差・函館・千歳
※各気象データ…気象庁ホームページのデータ30年間分を参照し、独自に30年平均や高い・低いなどを集計
※30年間データ…西暦1989年~2018年(平成1年~30年)
※データ表の中で「×」の欄…気象庁にデータが無い項目
※千歳…例外的に気温・風速は2003年以降、降雪・積雪は2006年以降のデータ

 

気温

日の最高気温・最低気温の30年平均

日の最高気温と日の最低気温のそれぞれ30年間平均と、日の最高気温の旬(10日間)平均が最も高った年の気温、また日の最低気温の旬(10日間)平均が最も低かった年の気温です。

例えば「札幌」では、最高気温の30年平均は17.7℃ですが、最も暖かった年は21.7℃でした。また、最低気温は30年平均では8.8℃ですが、最も寒かった年はマイナス5.2℃まで下がったということです。

最高気温(℃)旬平均最低気温(℃)旬平均
30年平均高い年30年平均低い年
札幌17.721.78.85.2
稚内12.317.46.32.3
留萌15.119.47.03.0
名寄17.122.14.10.3
旭川18.422.56.32.6
紋別14.220.35.60.4
網走14.420.65.80.7
北見17.523.45.31.1
岩見沢17.620.96.93.8
小樽16.821.47.84.1
帯広18.122.26.12.0
釧路12.715.55.11.3
根室11.916.24.31.2
倶知安16.520.65.72.5
室蘭14.718.07.44.5
苫小牧14.016.46.54.0
浦河13.516.06.23.2
江差15.419.48.75.4
函館16.819.77.84.8
千歳15.918.15.72.5

最高気温が20℃を超える地域もあれば、最低気温が0℃近くまで下がる地域もあり、また、その両方が現れる地域もあります。

そこで、最高気温の高い年と最低気温の低い年の気温差を出し、気温差の順に並べてみて、気温の安定度に関するエリア的特色を検証してみました。

①苫小牧12.4℃差 ②浦河12.8℃差 ③室蘭13.5℃差 ④江差14.0℃差 ⑤釧路14.2℃差 ⑥函館14.9℃差 ⑦根室15.0℃差 ⑧稚内15.1℃差 ⑨千歳15.6℃差 ⑩留萌16.4℃差 ⑪札幌16.5℃差 ⑫岩見沢17.1℃差 ⑬小樽17.3℃差 ⑭倶知安18.1℃差 ⑮旭川19.9℃差 ⑯紋別19.9℃差 ⑰網走19.9℃差 ⑱帯広20.2℃差 ⑲名寄21.8℃差 ⑳北見22.3℃差

⇒気温差が小さい地域は気温が安定している地域と言えますが、太平洋側や道南エリア地域が該当します。

⇒逆に差が大きい=気温が不安定な地域は、オホーツク海側や内陸部に位置していることが分かります。

最高気温・最高気温が0℃未満の日数

最高気温について、この項目ではもう少し詳しく見ていきます。

各年の5月中旬(10日間)の中で、日の最高気温が最も高かった年の最高気温と最も低かった年の最高気温、また、その最高気温が0℃未満の「真冬日」と呼ばれる日が、10日間の中で何日あったのか、またその日数が一番多かった(寒い日が多かった)年の真冬日の日数を一覧表にしました。

例えば「札幌」では、最高気温が27.2℃まで上がった年もあれば17.2℃までしか上がらなかった年もあるということです。

最高気温(℃)0℃未満日数
最高の年最低の年30年平均多い年
札幌27.917.20.00
稚内23.612.60.00
留萌26.614.50.00
名寄28.116.40.00
旭川28.518.00.00
紋別31.711.50.00
網走27.314.20.00
北見33.718.10.00
岩見沢27.815.90.00
小樽28.215.80.00
帯広32.215.10.00
釧路23.210.60.00
根室29.59.20.00
倶知安26.815.70.00
室蘭25.712.90.00
苫小牧25.713.80.00
浦河21.511.90.00
江差25.615.80.00
函館26.315.30.00
千歳27.119.30.00

最高気温の最高の年と最低の年の気温差も計算し、差の小さい順に並べてみましたが、意外にも、最高気温が安定しているのは太平洋側の地域ではなく、一番不安定な地域が根室でした。

①千歳7.8℃差 ②浦河9.6℃差 ③江差9.8℃差 ④旭川10.5℃差 ⑤札幌10.7℃差 ⑥函館11.0℃差 ⑦稚内11.0℃差 ⑧倶知安11.1℃差 ⑨名寄11.7℃差 ⑩苫小牧11.9℃差 ⑪岩見沢11.9℃差 ⑫留萌12.1℃差 ⑬小樽12.4℃差 ⑭釧路12.6℃差 ⑮室蘭12.8℃差 ⑯網走13.1℃差 ⑰北見15.6℃差 ⑱帯広17.1℃ ⑲紋別20.2℃差 ⑳根室20.3℃差

一時的な最高気温だけで気温の安定度だけを見ようとすると、地域による特色が一定ではなくなってきました。

最低気温・最低気温が0℃未満の日数

各年の5月中旬(10日間)の中で、日の最低気温が最も高かった年の最低気温と最も低かった年の最低気温、また、その最低気温が0℃未満の「冬日」と呼ばれる日が、10日間の中で何日あったか、またその日数が一番多かった年の冬日の日数となります。

例えば「札幌」では、最低気温が9.8℃までしか下がらなかった年もあれば、2.4℃まで下がった年もあるということです。また、札幌では冬日にはなりませんでしたが、半数以上の地域では、年によっては0℃未満の冬日になることも分かります。

最低気温(℃)0℃未満日数
最高の年最低の年30年平均多い年
札幌9.82.400
稚内6.30.00.00
留萌7.7-0.70.11
名寄4.0-3.41.36
旭川6.0-1.40.21
紋別7.0-1.40.24
網走6.4-1.80.23
北見5.6-3.40.43
岩見沢7.5-0.80.11
小樽8.40.70.00
帯広8.3-0.30.12
釧路6.5-1.10.22
根室3.9-0.70.13
倶知安7.1-1.70.21
室蘭8.41.40.00
苫小牧8.2-0.40.01
浦河7.20.50.00
江差8.71.70.00
函館7.51.40.00
千歳5.3-1.70.22

最低気温においても、最高の年と最低の年の比較をしてみましたが、最高気温のような大きな地域間較差はなく、地域の特色もありませんでした。

①根室4.6℃差 ②函館6.1℃差 ③稚内6.3℃差 ④浦河6.7℃差 ⑤江差7.0℃差 ⑥室蘭7.0℃差 ⑦千歳7.0℃差 ⑧札幌7.4℃差 ⑨名寄7.4℃差 ⑩旭川7.4℃差 ⑪釧路7.6℃差 ⑫小樽7.7℃差 ⑬網走8.2℃差 ⑭岩見沢8.3℃差 ⑮留萌8.4℃差 ⑯紋別8.4℃差 ⑰苫小牧8.6℃差 ⑱帯広8.6℃差 ⑲倶知安8.8℃差 ⑳北見9.0℃差

降水量と日照時間

降水量(mm)については、30年平均と一番多かった年の量(mm)を一覧にし、降水量は一時的な大雨などに影響を受けることもなるため、日照時間についても30年平均と一番少なかった年の日照時間を一覧にしました。

例えば札幌の降水量は30年平均では17mmですが、多い年には49mm降ったことがあり、日照時間の30年平均は65時間ですが、少ない年には32時間しかなかった年もあったということが分かります。

降水量(mm)日照時間(時間)
30年平均多い年30年平均少ない年
札幌17496532
稚内18575928
留萌19496320
名寄17445525
旭川21486225
紋別211065816
網走231066115
北見19585620
岩見沢271106228
小樽15566533
帯広281036023
釧路34915721
根室34855723
倶知安23666026
室蘭34766329
苫小牧411545521
浦河371246022
江差27735530
函館25606137
千歳3062××

降水量は、平均的には太平洋側の地域が多い傾向にありますが、年によってはオホーツク海側の地域でも多く降ることがあります。

日照時間には地域間の大きな差や特色は見られません。

風速

風速は5m/sを超えると強く感じ、10m/sを超えるとかなり強く感じますので、10m/s以上の日がどれくらいあるのか日数についても30年平均と多い年の日数を一覧にまとめました。

平均風速(m/s)10m/s以上日数
30年平均高い年30年平均多い年
札幌3.74.82.07
稚内4.66.32.87
留萌4.35.82.17
名寄2.43.90.23
旭川2.84.51.15
紋別2.94.71.05
網走3.24.50.94
北見2.43.80.44
岩見沢3.65.11.47
小樽2.43.50.74
帯広2.23.60.32
釧路4.56.82.57
根室5.16.93.07
倶知安3.44.41.65
室蘭4.24.71.55
苫小牧3.04.00.83
浦河3.75.02.36
江差3.14.41.96
函館3.54.61.64
千歳5.35.93.87

地域的な特色は、沿岸部で若干風速が強い傾向にありますが、冬とは違い、内陸部との差は小さくなっています。

降雪量

降雪量(cm)
30年平均多い年少ない年
札幌0.000
稚内0.000
留萌0.000
名寄0.000
旭川0.000
紋別0.120
網走0.250
北見0.250
岩見沢0.000
小樽0.000
帯広0.130
釧路0.130
根室0.260
倶知安0.000
室蘭0.000
苫小牧0.000
浦河0.000
江差0.000
函館0.000
千歳0.000

ほぼ雪は降らない時季であると言えますが、オホーツク海側と太平洋東側方面では、降った年もありましたが少量です。

この5月中旬が、冬シーズン最後の降雪記録となり、6地域が該当しますが、いずれも1996年の1年だけでした。
紋別 1996/5/11:2cm
網走 1996/5/15:4cm、1996/5/11:1cm
北見 1996/5/11:4cm、1996/5/12:1cm
帯広 1996/5/16:3cm
釧路 1996/5/16:3cm
根室 1996/5/15:5cm、1996/5/16:1cm

最深積雪

最深積雪(cm)
30年平均多い年少ない年
札幌0.000
稚内0.000
留萌0.000
名寄0.000
旭川0.000
紋別0.4120
網走0.140
北見0.4100
岩見沢0.000
小樽0.000
帯広0.260
釧路0.130
根室0.250
倶知安0.000
室蘭0.000
苫小牧0.000
浦河0.000
江差0.000
函館0.000
千歳0.000

降雪量と同様に、ほぼ雪は残っていない時季であると言えますが、オホーツク海側と太平洋東側方面では、降った年だけ積雪もありましたが少量です。

まとめ&桜の開花日

冒頭に、道東方面でも桜の開花が始まり、北海道全体が春のムードになる時季であるとお伝えしましたが、道北道東方面の桜の開花日を10年分一覧にしてみました。

網走稚内釧路
2010年5/115/145/17
2011年5/165/195/18
2012年5/35/145/17
2013年5/255/265/23
2014年5/75/115/12
2015年4/305/35/6
2016年5/85/135/10
2017年5/55/95/14
2018年5/25/125/12
2019年5/55/75/9
最速日4/305/35/6
最遅日5/255/265/23
25日23日17日

最高気温が年によって大きく異なる不安定な時季であるだけに、桜の開花日も年により大きくズレることが分かります。

気温上昇によって、身も心も軽くなる時季ですが、気温は年により、日によりたいへんに不安定な時季です。

夏のような暑い日が来たと思ったら、2~3日後には冬のような気温になることも珍しくありません。

旅行で北海道各地を巡られる方は、各地域ごとに、1日ごとに天気予報をきちんとチェックされることをお勧めします。全国の天気予報に現れる札幌と釧路・旭川などだけでは不十分です。

以上『5月中旬の北海道20地域の気温・雪・日照・風など完全比較!』についてでした。

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