北34条駅は、南北線の北側から2つ目の駅で、札幌の中心地・さっぽろ駅まで4駅・7分、大通駅まで5駅・9分、タクシーでも大通駅まで1,700円前後と、都心部から近い駅に分類されます。
また、高速道路のインターチェンジ(札幌自動車道・札幌北IC)も近いので、交通の利便性に恵まれたエリアと言えます。
しかし、買い物の利便性に関しては、隣の麻生駅に吸い取られてしまったように店舗が少なく、コンビニエンスストア以外の買い物利便性は、不便な方であると言えます。
そんな北34条駅の周辺について、買い物や交通の利便性を中心に、マンション探しを始めるのに適したエリアであるか?簡便に判断できるよう、重要な詳細情報を収集してみました。
買い物や交通の利便性に対する優位性をどこに感じるかは人それぞれで異なりますので、例えば日常の買い物であれば、スーパーマーケットだけでなく、コンビニエンスストアやドラッグストア・100円ショップなどの情報も集めています。
交通の利便性
札幌中心部・終点駅までの地下鉄所要時間
大通駅まで9分、さっぽろ駅まで7分、麻生駅まで2分、真駒内駅まで25分です。
札幌中心部からのタクシー料金
大通駅から北34条駅まで両駅間の距離で1,710円前後です。
(道路状況や走行経路等で多くかかる場合もあります)
新千歳空港までの交通アクセス
地下鉄(さっぽろ駅)からJR線(札幌駅から快速エアポート・15分間隔)に乗り継ぎの場合「7分+乗換+37分=44分+乗換時間」、直行バスの場合「50分(所定時間)」となります。
他路線の複線利用可能駅(徒歩30分以内)
❶新川駅(JR)まで24分(1.8 km)
❷新道東駅まで30分(2.3 km)
買い物の利便性
買い物の利便性を計るために、各駅にある買い物店舗を店舗名と駅からの距離について、以下の通り抽出してみました。
➀どの店舗をどの範囲まで抽出するのか?について、こんな店舗が近くにあったら便利ではないか!という業態に絞り、またその業態店舗の利用方に応じて駅からの範囲(距離・分数)について設定を変えてみました。
②店舗までの距離を駅からの直線距離で表記している場合は、徒歩の目安分数は通る経路や歩く速度によって変わりますが、大よその目安としては次の通りで見て下さい。
直線距離800m・・・徒歩約10~15分
直線距離560m・・・徒歩約7~10分
直線距離400m・・・徒歩約5~7分
直線距離280m・・・徒歩約4~5分
③店舗のデータは2018年8月時点です。その後の出退店により多少の変化はありますので、その時点での正確性についてはご注意ください。
スーパー・コンビニなど日常の買い物店舗
❶スーパーマーケット/駅から直線距離800m以内
390m まいばすけっと北30条西5丁目店
750m ディナーベル新道西店
770m 東光ストア北栄店
❷コンビニエンスストア/駅から直線距離280m以内
セイコーマート1店舗、セブンイレブン1店舗、ローソン1店舗、ファミリーマート1店舗
❸ドラッグスストア/駅から直線距離560m以内
320m サツドラ麻生北35条店
❹100円ショップ/駅から直線距離560m以内
該当する店舗はありません
家電・衣料品など非日常的な買い物店舗
❶ファッション・スポーツ系店舗/駅から直線距離400m以内
該当する店舗はありません
❷メガネ・コンタクト系店舗/駅から直線距離400m以内
該当する店舗はありません
❸家電量販店・PC系店舗/駅から直線距離800m以内
220m ヤマダ電機テックランド札幌北33条店
❹ホームセンター系店舗/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません
❺家具・大型雑貨系店舗/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません
ファミレス・ファストフード・カフェ店舗
❶ファミリーレストラン系店舗/駅から直線距離800m以内
540m ロイヤルホスト麻生店
❷ファストフード系店舗/駅から直線距離400m以内
100m すき家札幌北33条店
210m フレッシュネスバーガー札幌北33条店
❸チェーン系カフェ店舗/駅から直線距離400m以内
該当する店舗はありません
ATM・スポーツジムなど生活に必要な施設
❶銀行・ATM店舗/駅から直線距離280m以内
すぐ近く 北海道銀行地下鉄北34条駅ATMコーナー
すぐ近く 北洋銀行地下鉄北34条駅ATMコーナー
210m 札幌北三十四条郵便局
❷スポーツジム店舗/駅から徒歩15分以内
該当する店舗はありません
❸チェーン系書店/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません
❹レンタルビデオ店/駅から直線距離800m以内
220m ゲオ札幌北33条店
駅の発展性
北34条 駅の利用者数(2016年・1日平均乗車人員)は7,337人でした。
過去10年間の利用者数の推移は2006年の7,196人から2011年には6,873人と、前半5年間の伸率は95.5%、後半の5年間で106.8%、10年間トータルでは102.0%でした。
地下鉄3路線全駅の平均は107.8%で、南北線16駅の平均は98.5%、東西線18駅の平均が113.1%、東豊線14駅は116.6%でした。
札幌市営地下鉄の全49駅(さっぽろ2路線・大通3路線を各1駅ずつとして)のうち利用者数(乗車人員)では39位で、10年間の伸率では37位となります。
利用者数も少なく、2016年までの10年間の伸び率も低調でしたが、10年間で98.5%と利用者数が減っている南北線の中では、2%だけでも増えているので、まだよい方だと言えます。
北34条駅での住居(マンション・アパート)探しのまとめ
交通の利便性には恵まれた北34条駅ですが、買い物の利便性は、地下鉄南北線の両隣駅である麻生駅と北24条駅周辺に買い物店舗が集まっているため、北34条駅周辺はあまり恵まれていません。
よって、家には寝に帰るだけであり、買い物は週末に車でショッピングモールでまとめ買いをするタイプの方にはおすすめできますが、毎日料理をする方には向いていないエリアと言えます。
北34条駅を選択するのであれば、一つ駅が遠くなっても、北隣の麻生駅の方をおすすめします。
地下鉄乗車時間はわずか2分増えるだけで、朝の通勤時は始発であるため確実に座ることができますし、駅前に2つの食品・総合スーパーが揃っていますので、買い物の利便性が、北34条よりもはるかに恵まれているからです。
よほどの目玉物件でも出ない限りは、この駅周辺でマンション探しをする価値は無さそうです。
最後に、どの駅がマンション探しに適しているのか?今回の記事でご紹介した交通・買い物の利便性を中心に、札幌市営地下鉄線の46駅をランキング化した記事をご紹介します↓
今までに北海道移住に関する100以上の記事を書いてきました。気候・買い物・交通・スポーツ・メリット・デメリットなど様々な角度から、できる限り個人的主観のみでなく、データや他記事の意見も踏まえ、多くの方にできる限り正確にお伝えできるよ[…]