南平岸駅は、札幌の都心部まで地下鉄南北線でつながっており、さっぽろ駅まで11分、大通駅まで9分という近さで、タクシー利用でも1,500円~2,000円程度です。
買い物の利便性も、駅前にマックスバリュがある他、徒歩圏内に西友もあり、コンビニエンスストアやドラッグストア・100円ショップなども揃っているため、多くを望まなければ、生活しやすい環境であると言えます。
そんな南平岸駅の周辺について、買い物や交通の利便性を中心に、マンション探しを始めるのに適したエリアであるか?簡便に判断できるよう、重要な詳細情報を収集してみました。
買い物や交通の利便性に対する優位性をどこに感じるかは人それぞれで異なりますので、例えば日常の買い物であれば、スーパーマーケットだけでなく、コンビニエンスストアやドラッグストア・100円ショップなどの情報も集めています。
交通の利便性
札幌中心部・終点駅までの地下鉄所要時間
大通駅まで9分、さっぽろ駅まで11分、麻生駅まで20分、真駒内駅まで7分です。
札幌中心部からのタクシー料金
大通駅から南平岸駅まで両駅間の距離で1,710円前後です。
(道路状況や走行経路等で多くかかる場合もあります)
新千歳空港までの交通アクセス
地下鉄(さっぽろ駅)からJR線(札幌駅から快速エアポート・15分間隔)に乗り継ぎの場合「11分+乗換+37分=48分+乗換時間」、直行バスはありません。
他路線の複線利用可能駅(徒歩30分以内)
➀美園駅まで23分(1.8 km)
②幌南小学校前(市電)まで24分(1.9 km)
③東屯田通(市電)まで26 分(2.1 km)
④山鼻19条(市電)まで27 分(2.1 km)
買い物の利便性
買い物の利便性を計るために、各駅にある買い物店舗を店舗名と駅からの距離について、以下の通り抽出してみました。
➀どの店舗をどの範囲まで抽出するのか?について、こんな店舗が近くにあったら便利ではないか!という業態に絞り、またその業態店舗の利用方に応じて駅からの範囲(距離・分数)について設定を変えてみました。
②店舗までの距離を駅からの直線距離で表記している場合は、徒歩の目安分数は通る経路や歩く速度によって変わりますが、大よその目安としては次の通りで見て下さい。
直線距離800m・・・徒歩約10~15分
直線距離560m・・・徒歩約7~10分
直線距離400m・・・徒歩約5~7分
直線距離280m・・・徒歩約4~5分
③店舗のデータは2018年8月時点です。その後の出退店により多少の変化はありますので、その時点での正確性についてはご注意ください。
スーパー・コンビニなど日常の買い物店舗
❶スーパーマーケット/駅から直線距離800m以内
すぐ近く マックスバリュ平岸店
450m 西友平岸店
❷コンビニエンスストア/駅から直線距離280m以内
セブンイレブン2店舗、ローソン1店舗
このエリアにセイコーマートとファミリーマートはありません。
❸ドラッグスストア/駅から直線距離560m以内
440m ツルハドラッグ平岸3条店
❹100円ショップ/駅から直線距離560m以内
すぐ近く ザ・ダイソーマックスバリュ平岸店
460m セリア西友平岸店
家電・衣料品など非日常的な買い物店舗
❶ファッション・スポーツ系店舗/駅から直線距離400m以内
該当する店舗はありません
❷メガネ・コンタクト系店舗/駅から直線距離400m以内
320m ハートアップ平岸
❸家電量販店・PC系店舗/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません
❹ホームセンター系店舗/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません
❺家具・大型雑貨系店舗/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません
ファミレス・ファストフード・カフェ店舗
❶ファミリーレストラン系店舗/駅から直線距離800m以内
760m ロイヤルホスト平岸店
❷ファストフード系店舗/駅から直線距離400m以内
該当する店舗はありません
❸チェーン系カフェ店舗/駅から直線距離400m以内
該当する店舗はありません
ATM・スポーツジムなど生活に必要な施設
❶銀行・ATM店舗/駅から直線距離280m以内
60m 北洋銀行マックスバリュ平岸店ATMコーナー
60m 北海道銀行マックスバリュ平岸店ATMコーナー
280m 北洋銀行ドコモショップ南平岸店ATMコーナー
❷スポーツジム店舗/駅から徒歩15分以内
8分 スポーツクラブルネサンス札幌平岸
9分 スマートウェイ西友平岸
❸チェーン系書店/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません
❹レンタルビデオ店/駅から直線距離800m以内
260m ゲオ札幌南平岸店
駅の発展性
南平岸駅の利用者数(2016年・1日平均乗車人員)は7,899人でした。
過去10年間の利用者数の推移は2006年の8,458人から2011年には7,847人と、前半5年間の伸率は92.8%、後半の5年間で100.7%、10年間トータルでは93.4%でした。
地下鉄3路線全駅の平均は107.8%で、南北線16駅の平均は98.5%、東西線18駅の平均が113.1%、東豊線14駅は116.6%でした。
札幌市営地下鉄の全49駅(さっぽろ2路線・大通3路線を各1駅ずつとして)のうち利用者数(乗車人員)では37位で、10年間の伸率では44位となります。
駅の発展性としては、利用者総数も少ない部類である上に、2016年までの10年間で93.4%と減少傾向にあります。
「水曜どうでしょう」で知られるHTB北海道テレビ放送も、2018年9月に、この南平岸から転居(大通付近の創世スクエアへ)してしまったので、更に利用者数は減少する想定です。
南平岸駅での住居(マンション・アパート)探しのまとめ
南平岸駅の周辺は、札幌の都心部からも地下鉄南北線で10分前後の近距離であり、買い物の利便性も、駅から徒歩圏内に総合・食品スーパーが2店舗もあるため、生活はしやすい環境であると言えます。
しかし、ここ10年以上、駅の利用者数が減少しており、今後も駅周辺が活性化するような再開発事業がある訳でもない発展性に乏しいエリアでもあります。
よって、賃貸マンションなどで生活する上では問題ありませんが、分譲マンションを購入する場合には、今後の価格上下動に心配な面があるため、よく条件等を吟味の上、判断することをおすすめします。
ちなみに、札幌市は今後の人口減少を鑑みて、コンパクトシティ化の考え方であり、都心部である札幌駅や大通駅付近や、この2駅に隣接する創成川イーストエリアへの再開発事業に積極的です。
それ以外のエリアでは、苗穂駅や新札幌駅(地下鉄東西線・新さっぽろ駅)周辺で大型の再開発事業の建設が進行中ですが、これらの再開発が南平岸駅に好影響を与える可能性は少なく、逆に更なる南北線から東西線への人気移行が加速する悪影響の方が多いと想定できます。
マンション探しの形態に応じて、南平岸駅をマンション探しの候補地に入れるか否か?よく検討してみてください。
最後に、どの駅がマンション探しに適しているのか?今回の記事でご紹介した交通・買い物の利便性を中心に、札幌市営地下鉄線の46駅をランキング化した記事をご紹介します↓
今までに北海道移住に関する100以上の記事を書いてきました。気候・買い物・交通・スポーツ・メリット・デメリットなど様々な角度から、できる限り個人的主観のみでなく、データや他記事の意見も踏まえ、多くの方にできる限り正確にお伝えできるよ[…]