心地よさを求めて北海道/札幌へ移住して5年。実際に札幌生活を体験したことで分かった実感を、できる限り根拠となるデータも付けてまとめてみました。

北海道移住を失敗しないポイント!知っておくべき「実はこんな側面も!」

北海道札幌市の地下鉄沿線に移住して5年が経ちましたので、今年2019年に入り、北海道移住・札幌移住について、成功・失敗・後悔などの観点からいろいろまとめています。

今回は、北海道移住を失敗しないポイント!知っておくべき「実はこんな側面も!」についてです。

実は私の北海道移住活動においては、事前にかなり調べた上で移住を決断したと思って臨んだのですが、札幌のメリットだと思っていたことが実はデメリット的要素もあり、北海道のデメリットだと思っていたことが実はメリットとも思えるラッキーな面もあったりと、想定外の現実をいくつも感じてきました。

北海道に移住をされてくる方々には、旅行経験から北海道を気に入り、札幌なら何とか暮らせそうだと思われ決断された方が多いと思います。

私も、移住する前までに100回以上、札幌を中心とした北海道各地への出張・旅行経験から、札幌なら東京生活のメリットをほぼ維持しながら北海道のメリットを享受できる、そして東京のデメリットは排除できて北海道のデメリットは耐えられる範疇である、と判断し決断しました。

しかし実際には、北海道に100回以上来ていても、毎日生活をしてみなければ分からないことがたくさんあって、メリットとデメリットを表面的な知識だけで捉えていたということに気づかされました。

期待をしていたことに理想と現実のギャップを感じてしまうと「北海道移住は失敗だった」と思ってしまいますし、逆に不安に思っていたことが意外にもそうではなかった、むしろ心地よさを感じてしまうようになれば、失敗だと思い始めた自分をそうでもないかな?とプラス方向へ引き戻してもくれます。

基本的には、札幌市営地下鉄の沿線に住み、地下鉄沿線を職場とすれば、北海道移住を失敗・後悔する確率はかなり小さくなりますが、それでも、事前に「こんな側面」も知って対応しておけば、もっと失敗確率を低くしてくれる!という内容を中心にまとめてみました。

目次

北海道移住失敗につながる知られざる気候の一面

北海道の長い冬は終わるが確実な春がなかなか来ない

北海道の夏は、涼しくて梅雨も無いことの快適性がよく知られていますが、春の不安定な気候についてはあまり知られていません。

長い冬が終わり、GW頃には桜も満開を迎え春らしくなってきますが、5月6月は真夏のような暑さと真冬のような寒さを繰り返す不安定な気候のために、外出時の服装にかなり戸惑います。

真冬のような寒さと言っても最高気温12度程度なので、北海道民からすれば大した寒さではないのですが、移住者からすれば真冬の寒さの気温と言えます。

4月5月に引越して来ると、北海道生活のスタートダッシュに躓きやすいため、できれば7月8月に引越されることをおすすめします。

札幌の夏30℃超えは9日だけ我慢

涼しいはずの北海道でも、30度を超える日はあり、しかも10日間くらい連続して30度前後の暑い日々を迎える年もあります。

しかも最近2年間(2017年18年)は7月にそんな暑い日の連続がやって来るため、8月も同じようなペースだと想像し、涼しいはずの北海道にガッカリすることでしょう。

しかし、基本的には札幌で30度を超える日は年間平均で8~9日しかありませんので、9日までは我慢してみましょう。

慌ててエアコンを買ってみたら、取り付ける頃には涼しい毎日だったなんて失敗談もよくあります。日中は30度を超えても夜間は25度未満までは確実に下がりますので、エアコンが無くても十分に快眠が可能です。

北海道には梅雨だけでなく秋雨も無い幸せ

梅雨がないことで有名な北海道ですが、私が降水量など調べる限りでは、秋雨もありません。

もちろん、気象庁が「北海道には梅雨は無いが、秋雨はある」と言っていますので、気象学的にはそうなのでしょう。

しかし、降水量や日照時間について札幌と東京を比較すると、明らかに8月~10月の快適性(日照時間の多さ&降雨量の少なさ)は、札幌の方が完全に勝っており、東京のような秋雨状態とは程遠い気象です。

北海道の真冬は意外にもすぐ慣れるがその前後に要注意

北海道への移住において一番不安に感じることは、厳寒と大雪の真冬に耐えられるか?という方が多いと思います。

しかし、意外にも真冬の12月下旬~2月は、直ぐに慣れてしまいます。

気温は氷点下でも意外と寒くなく、東京で真冬に来ていたダウンコートやヒートテックの肌着などが、そのまま札幌でも通用しますし、雪に対しても、雪かき不要のマンションに住み、雪用の靴を履けば、すぐに慣れ特に苦労することはありません。

但し、あまり知られていない側面として、その真冬の両側のシーズンには要注意です。

怖いのは、雪道ではなく凍ったツルツル路面なのですが、ツルツル路面を作りやすい気温が、最高気温はプラス2~5度以上で最低気温がマイナス1~5度くらいの時季です。1月2月はプラス2度3度まで上がる日は少ないのですが、11月12月3月あたりはかなりの高確率です。

11月12月3月に引越して来るくらいなら、いっそのこと1月2月の真冬に引越してきた方が失敗感なく無難でおすすめです。

大都市札幌で自然が近い=失敗要素にもなりえる

桜・緑・紅葉が多いがカラスに注意

札幌市内では、大都心部でもありながら、桜や紅葉が楽しめる公園や街路樹がたくさんあります。大通公園や円山公園だけでなく各所に公園が揃っていますし、大通りが多いので街路樹も豊かです。

さすが北海道の都市であると嬉しくなる半面、街中にはカラスが多く、時として被害にも合うことがありますので注意が必要です。特にカラスの繁殖期である5月~7月頃は、巣を守るために、コチラは何もしていなくても近くの道路を歩いているだけで威嚇されることがあります。

東京でも街中にえさを求めてやって来るカラスがいますが、街中の木に巣を作るカラスは少ないでしょう。

自然が近いということはデメリットも含んでいるということで、例えばマンション探しは公園前や街路樹の近くを避けてみるなども検討してみましょう。

大通公園は良い公園だが観光客も多い

大通公園は、桜やライラック・チューリップ・紅葉など、色とりどりの景色を見せてくれますし、広々とした空間でベンチなども揃っているため、札幌市民の憩いの場として、とても素晴らしい公園です。

また、全長1.5kmもあり1丁目から13丁目までの各ブロックでいろいろな顔を見せてくれる飽きない公園でもあります。

しかし、5月~9月・11月~12月・2月には、日本全国だけでなくアジアを中心とした外国人観光客までも押し寄せるビッグイベントがあり、その観光客によってできる人混みに、煩わしさを感じることもあります。

イベント時には、近隣住民へ騒音を出さないように注意する看板があるほど、賑やかになります。イベントには出店が付きもので、昼間から飲みに来る人達がたくさんいますし、それ目当てで、更にカラスたちも集まってきます。

ゴキブリは見たことないが虫はよく見る

人によっては北海道の最大のメリットはゴキブリ出没確率が低いことかもしれません。

全く生息していないということではないようで、札幌市内で見たことがあるという人もいますが、私は5年間で1度も見たことがありません。

ただ、ゴキブリ以外の虫はけっこういます。

緑の多い札幌市ですから仕方のないことですが、部屋に虫が入ってくるのが嫌な方は、エアコンの設置で防ぐことができます。

虫が部屋に入ってきて困るのは夜で、札幌の夏の夜は20度くらいまで下がるため、窓を開けていれば全くエアコンが不要です(どんなに暑い日でも25度未満ですから)。

しかし、夜に窓を開けると、部屋の明かりに虫たちが大量に集まってきますので、サッシをしていても夜明るい部屋で窓を開けると虫被害にあいますので、リビングなど夜明るくしている部屋にはエアコンを取り付け、できるだけ窓を開けないようにしましょう。

快適性の裏側にストレスも発生する

ランニングは夏快適だが冬は厳しい

大都会と自然が近い札幌には、ランニングに適したコースが数多くあります。

しかも、豊平川の河川敷・白石ココロードなどサイクリングも可能な整備されたコースや、モエレ沼・円山・真駒内などの大きな公園、北海道大学の構内などと様々なランニングコースがあるだけでなく、普通の道路であっても歩道幅が広い道路が多く、4月~10月のランニングは最高の環境にあります。

しかし、冬は雪が降るため、屋外ではランニングが不可能になります。

札幌ドームや真駒内セキスイアリーナなどの屋内ランニングコースもありますが、1周数百メートルをぐるぐる回るスタイルになります。

よって、冬のランニングはスポーツジムのランニングマシーンなど屋内でのランニングに限定されることを覚悟の上で、移住を決める必要があります。

北海道ゴルフ特有のデメリットがある

30度を超える暑い日も少なければ、梅雨も無いので、夏の北海道ゴルフは、ゴルフ好きにはたまらない憧れの環境であることは、周知のとおりです。

しかし、北海道ならではの環境はメリットばかりではなく、洋芝という思わぬデメリットがあり、これがまた厄介です。

プロゴルフツアーのテレビ中継でも、北海道の芝は粘りが強いため、プロでも苦労をすることが、毎回説明されています。

数回の北海道ゴルフ経験程度では「あれっ今回はちょっと調子が悪いな~」程度にしか感じないのですが、年間ラウンドで毎回この洋芝と悪戦苦闘するのは大きなストレスになりますから、そんなところも理解しておきましょう。

そうすれば、気候だけでなく、交通ストレスの少なさ、半日で終るゴルフスタイルなどのメリットをたっぷり享受できます。

年間でイベント多いが1~4月はかなり少ない

さっぽろ雪まつりやYOSAKOIソーラン、ビアガーデン、オータムフェスト、ホワイトイルミネーションなど大通公園を中心にイベントで賑わう札幌は、毎日が観光客気分でいられる楽しい街です。

しかし、5月~12月まではけっこうイベント尽くしの札幌も、1月~4月の間は、雪まつり以外には目ぼしいイベントがありません。

街では雪道に苦戦し、大通公園は春に備えて工事に入るため憩いの場ではなくなり寂しい感じになります。

そんな冬の札幌ですが、ご存知でしょうか?大通公園以外のホワイトイルミネーションは3月中旬まで続くので、札幌の中心部はとても明るいのです。

日中暖かい日の夜は、ツルツルの凍り道となり危険でお勧めできませんが、雪が降っている最中または降った後がおすすめです。

イルミネーションに照らされた真っ白なサクサクの雪道を歩くのは、とても気持ちの良いものですから、冬に気分が落ち気味の時は、札幌大通間の駅前通や南一条通りなどを歩いてみて下さい。

北海道の交通機関で知られざるリスク

冬のJR・バスは遅延に要注意

冬に大雪が降りやすい札幌では、JR線とバスは遅延や運休が多発します。

長距離バスは、高速道路が通行止めになることで、一般道を走ることになり大幅に遅延します。

近距離の路線バスでも、大雪の翌日に除雪作業が追いつかない日には、朝の通勤に影響が出ます。

JR北海道は、ただでさえ他地域のJR線に比べ2倍の遅延確率がある上に、雪が線路に積もったり雪で視界不良になったりが重なる冬は、更に信用できない交通機関となります。

よって、日常の通勤・通学・買い物などが必要な方は、毎日、地下鉄を利用できるような場所に住処や仕事場を構えるようにすることが、北海道移住を失敗しないための最大のポイントとなります。

大通駅以外は乗換えが複雑

地下鉄が3路線+JR線+市電(路線電車)+バスと、公共交通機関が充実している札幌ですが、これらの乗換えはけっこう不便です。

首都圏であれば、地下鉄同士に限らず、地下鉄とJR・私鉄の乗換えなども、さほど不便を感じることはありませんね。

しかし、札幌では地下鉄同士の乗換えすら不便です。首都圏と同様に、同じ改札内で乗り換えができるのは大通駅だけで、さっぽろ駅では1度改札を出て5分くらい歩いた別の改札に入り直す必要がありますし、すすきの駅と豊水すすきの駅は乗り継ぎすらできません(また初乗り運賃がかかる)。

地下鉄と市電も乗り継ぎ割引がありますが、大通駅とすすきの駅以外での乗り継ぎは、地下鉄駅と市電停留所が離れているため外の道を3~5分程度歩く必要があります。

札幌移住に失敗しない最善策は、毎日通うようなルートは、地下鉄線だけで完結できるようにし、且つ大通駅で乗り換えるようなルートとできるような場所にマンションを探しましょう。

普通運賃は高くないが定期代が高い

よく北海道の交通費は高いと言われますが、実は普通運賃はそれほどでもないのです。地下鉄は逆に全国的にはお安めの方です。首都圏の交通網だけは安すぎるので別格ですが、関西や名古屋・福岡・仙台などと比較しても、地下鉄は割安感があるくらいです(JRと市電はちょっとだけお高め)。

しかし、定期代は高いです。普通運賃も割引率(1カ月・3か月)もそれほど他都市と差は無いのですが、札幌には6カ月定期券がないために、定期代が高いということになります。

3カ月や1ヵ月で良いという方にとっては、定期代も大丈夫ということになりますが、通常、長く通うようなルートでは6カ月定期券(最高割引率適用)を購入するのが普通ですね。

国内旅行は便利だが海外旅行は不便

北海道外への航空路線はかなり充実していますが、海外への航空路線はアジア路線以外は少なく、羽田・成田・関空などを経由しなければ行けない旅行先がたくさんあります。

国内の各空港やアジアの各都市との航空路線は、北海道への旅行者がたくさんいるために繋がっていますが、北海道の人が海外旅行に行く人の数は、首都圏や関西圏に比べれば圧倒的に少ないためです。

海外旅行好きの方は経由利用であることを理解の上で移住を決めるようにしましょう。

単なる旅行好きの方は、国内各地だけでなく、北海道内に春夏秋冬いくらでも観光要素がありますので、おすすめです。

航空路線だけでなく、JR線・長距離バスなどは揃っていますので、とても便利です。但し、冬は航空の欠航率が高くなり、JRの運休率や長距離バスの遅延率も高くなりますので、その点は理解しておきましょう。

食事が美味しいは幻

北海道は食事が美味しい!とよく言われますが、それほどでもありません。

逆に高級旅館などでは、味付けなどがイマイチで、高いお金を払う価値が感じられません。

昔からよく、北海道は食の素材が良いために料理人が育たないと言われていますが、確かにそんな感じがします。

ただ、もっと言わせていただくと、北海道産の素材がそれほど素晴らしいとも???です。

特に毎日の生活の中ではスーパーで食材を購入することになりますが、野菜も肉も魚貝類も北海道産だから特別に美味しいという訳ではありません。

特に野菜などは北海道産の横に並んでいる栃木産や千葉・鹿児島産などの方が、北海道産より美味しい場合や大した違いはないと感じています。

海外産の食材も多いので、国内産を選ぶという意味で北海道産を購入するケースは多いのですが、国内であれば他県産のものより北海道産を優先して選ぶという行為は、移住後1~2年でなくなりますので、あまり期待大で移住することは止めておきましょう。

札幌はやっぱり東京とは違う面がある

程よく揃っているが超高級は無い

札幌市内でのお買物は、店舗数や立地利便なども充実しているので、東京生活時代と差は感じられません。

地方都市ではあるあのお店が無い!このブランドが買えない!などといったことも少ないと思います。

しかし、例えばホテルで言えば高級外資系ホテルは1つもあしませんし、デパートでは伊勢丹や高島屋はなく、大丸が街の一番店です。

そのような感じで、超高級を好む層の方は、やはり札幌では物足りなさを感じてしまうと思いますので、移住を決断する前に何度か札幌へ来てみて、デパートであれば札幌駅前の大丸や大通駅近くの三越なども見ておいてください。

店舗揃っているがネット購入が不便

リアルのお買物は、超高級を除けばほぼ問題のない札幌ですが、ネットでの買い物に関しては不便を感じる場面が増えると思います。

理由は2つで、

①送料無料のモノが北海道・沖縄だけ送料が必要になったり、送料が高くなったりします。

②配送期間も、通常1泊2日で配送してくれるお店でも、北海道の場合には2泊3日もかかる場合があります。

時間的解決は物理的に難しいのですが、送料に関しては、北海道も本州と同じ料金であるお店やモノがありますので、ご自分がよく利用するネットショッピングに関して、北海道への取り扱いがどうであるか?我慢できる範疇か?よく調べておきましょう。

コンビニ多いが冬は利用しにくい

北海道には、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートの他に、北海道産のセイコーマートがあります。

このセイコーマートが北海道で一番の店舗数シェア率を持っていることもあり、人口当たりの店舗数において、北海道は東京に次ぐ全国第2位のコンビニ天国です。

しかし、コンビニの手軽にさっと行って買い物ができるメリットが、北海道の冬においてはちょっと不便な店舗に変わります。

北海道ではコンビニに駐車場が付きものですが、この駐車場が冬はツルツルに凍ってしまい、徒歩で行くには不便な店舗になる為です(ドラッグストアやスーパーも同様)。

北海道へ引越しするマンション探しの際は、コンビニが近くにあるからと言って決めてはいけません。

出来ることなら、駅に直結のスーパーなどがある地下鉄の駅から徒歩数分のマンションがおすすめで、移住を失敗する確率を引き下げてくれます。

札幌特有の生活上面倒なこと


ゴミ出しが面倒

札幌に住んでみないと分からないことの代表例が、ゴミの分別についてでしょう。

札幌市では分別方が9分別6種にもなり、
①燃やせるゴミ
②燃やせないゴミ
③容器包装・プラスチック(プラマーク)
④びん・缶・ペットボトル
⑤雑がみ
⑥枝・葉・草
で、燃やせるゴミ・燃やせないゴミは、無料と有料に分かれ、有料は10リットルあたり20円もかかります。

全国の主要都市の中で最も面倒で最も費用が高いのが札幌市です。

例えば、東京23区であれば、3分別6種で
①可燃ごみ
②不燃ごみ
③資源ごみ(新聞・雑誌・段ボール、びん・缶、ペットボトル、スプレー缶)
に分けるだけです。

札幌のマンション生活は基本的に快適性が高い方のですが、唯一、ゴミ出しだけは面倒なので考慮しておきましょう。毎日のことでもあり、朝忙しい時間帯に行う作業でもあるので、意外に朝から大変な思いをされる方もいらっしゃるようです。

観光賑わい民泊が多い

札幌は観光客がとても多い都市であることは誰でも知っていることでしょう。

旅行先としての北海道は魅力的で、北海道に旅行すれば札幌に1泊して帰られる旅行者も多いですが、それだけ魅力的な街であるとともに、それだけのイベントなどが多い街でもあるのです。

しかしそれらは、観光客サイドからは絶対に見えませんが、住んでいる人にとってはけっこう騒々しいものであるということを理解しておきましょう。

そこに、更に輪をかける騒々しさに、民泊があります。民泊新法が始まって最初の集計においては、日本全国で一番民泊の利用率が高かったのが北海道でした。

アジア系旅行者もかなり多い札幌ですから、このあたりも考慮しておきましょう。

札幌生活で経費の計算をしておく必要性

生活コスト安いが収入も低い

マンションの購入価格や賃貸料金をはじめ、生活コストが低いことが北海道のメリットでありますが、支出も安い代わりに、収入も低いという現実はあまり知られていません。

人口200万人に迫る大都市札幌ですから、仕事にありつけないという確率は低いのですが、高収入の仕事にありつける確率も低いです。

年間の平均収入は、100万人以上の大都市の中で最下位で、平均収入を各都市と比較してみると、横浜市や名古屋市の77~8%しかなく、よく移住先として比較される福岡市の90%弱、札幌の次に低い大阪市と比べても93%しかないという、断トツのビリです。

仕事に関しては、移住して来てから決めるのではなく、予め仕事を決めた上で札幌へ引っ越すことをおすすめします。

分譲マンション安いがかなり高騰している

札幌市のマンション購入価格は、全国の主要都市の中でもトップクラスの高騰ぶりで、10年前に比べて1.5倍以上、中心部でファミリーで利用できる75~80㎡クラスのマンションでは1,000万円くらい値上がっていると言われています。

そのおかげで、札幌市中央区のマンションは、札幌市民には手の出せない価格帯となり、もっぱら首都圏や関西圏の購入者が増えているそうです。

不幸中の幸いは、中国人の購入がまだそれほどでもないという点ですが、同じ北海道内の倶知安あたりでは、中国人の購入が目立ってきていますので、民泊にも適した札幌市ですから、今後注意が必要です。

きちんと他の部屋の購入者についても確認した上で、マンション購入を決める必要があります。

仕事はあるが満足できるかは別

平均収入の項目でもチラッと書きましたが、人口200万人弱の札幌市なので、仕事が無いということはありません。

しかし、平均収入が低い通りで、条件面で満足のできる仕事がたくさんあるかどうかは分かりません。

つい最近に札幌市の大再開発事業で建築オープンした「さっぽろ創世スクエア」という巨大ビルに関連して、札幌市長がテレビ番組で札幌のオフィス需要についてアピールしていた場面があるのですが、今札幌に増えているオフィスにはIT関連とコースセンター関連が多いと強調していました。

IT関連はその企業により大きく異なりますが、コールセンター職種では、収入が低いのは目に見えていますね。

できれば独立開業、更にはWeb関連の開業をされるような方であれば、札幌への移住は最高です。

しかし、札幌で一から仕事を探そうという方は、環境は良いし生活コストは低いという面を十分に考慮し、収入の低さにはトータルで目をつぶるといった覚悟も必要です。

北海道の民度に失敗注意報

女性は美人が多いけど気が強い

北海道には美人が多いということは、よく目に耳にします。

全国の美人ランキングが数種類ありますが、だいたい2~5位くらいにランクインしています。

その美人が多い理由の1つに、北海道の特殊性があります。

明治より開拓地として男も女も同じように働いてきた歴史があり、女性が前向きで開放的な気質であるということが、流行に敏感でオシャレな女性が多いという説もあります。

しかし、この男女平等に強く働いてきた風潮が、女性の気を強くさせている面もあります。

ときどきストレートにズバッと言い過ぎる女性に出くわすこともありますので、そんな風潮から来ているのだから仕方が無いと諦めることも必要です。

男性はおおらか過ぎる

強い女性に対し、北海道の男性は大らかであるとよく言われています。

しかし、この大らかという性質は、良い面ばかりではなく、気が利かないとか仕事に前向きさが感じられないなどの悪い面も持っています。

喫煙率日本一

たばこ喫煙率について公的な調査があり、国民生活基礎調査による都道府県別喫煙率データを見てみると、2001年から3年置きに2016年まで6回の調査がありましたが、全6回とも北海道が全国1位です。

男性のみでは、佐賀・青森・岩手に続いて第4位で34.6%、全国平均の31.1%よりは高いものの1.1倍程度です。

しかし、女性は16.1%で、全国平均9.5%の約1.7倍もあり、2位の青森県12.2%・3位の群馬県10.9%を大きく引き離して、断トツの全国トップを独走中です。

女性比率高いが離婚率も高い

結婚適齢期の25~35歳において、男性100に対し女性110もいる札幌市は、日本全国平均が男性100:女性98であるのに対し、結婚願望の高い男性にはかなり有利な都市です。

しかし、北海道の婚姻率は全国19位とあまり高くなく、逆に離婚率は全国4位とかなり高い地域ですので、男女比率や美人が多いということだけで判断しない方が良さそうです。

北海道内の経済環境

外国人観光客は増えているが道内客は減少

昨年2018年9月6日の大地震が起きる前までは、北海道への観光客数は右肩上りで、外国人観光客も北海道外からの観光客も好調に増えていました。

その効果もあって、札幌市内のデパートやドラッグストアなどは好調な販売が続いています。

しかし、北海道内の人の観光客数は逆に減少傾向にあります。

ここ数年間の世界的好景気が終わった後はどうなってしまうのか?不安になる傾向です。

冬季オリンピックは吉と出るか凶とでるか

札幌市は、2030年の冬季オリンピックを誘致しようとしています。現在の札幌市長の選挙公約でもあり、次の市長選挙では現市長の対抗馬がいない状態ですから、オリンピック誘致活動は続くのでしょう。

2020年の東京オリンピックにおいて、建設費用の問題が長く話題になっていましたが、札幌市は大丈夫なのか?不安にもなります。

同じ2030年には北海道新幹線が札幌駅まで延伸しますし、札幌市の再開発事業の活発ぶりや人口増大傾向は、札幌市の未来が明るいものであると感じさせてくれますが、冬季オリンピックの終わった後はちょっと不安を感じさせます。

現在、マンション価格がかなり高騰していますから、そんな将来も含め、移住用のマンション購入などについては慎重に検討する必要もありそうです。

他力本願志向が強く自助力不足

北海道外からの観光客に頼る経済ですが、マンション建設なども首都圏を中心とした北海道外の購入者に頼り始めている状態です。

札幌の中心部では、昨今の価格高騰で北海道民には手の出せない価格帯まで上昇してしまったと言われています。

確かに、平均年収は全国の100万人以上の大都市の中で断トツの最下位ですから、高価格マンションを買える層に限りがあるのでしょう。

更には、JR北海道の赤字路線の維持手法に関しても、全てを国の予算におんぶにだっこを決め込む他力本願ぶりで、自助力の弱さを感じさせる地域です。

まとめ/北海道移住を失敗しないために


少し細かい話まで引き合いに出してしまいましたが、いかがでしたでしょうか?

人によって、失敗や後悔の火種になるか分かりませんし、知っておけば移住が失敗とならない対策を立てられますので、失敗しないポイントとして30ほどの項目を並べてみました。

実際に生活してみないと実感できない部分もありますが、北海道内での移住先探しや住居スタイルの決め方において、チェック項目に加えてみて下さい。

後で「なるほどね~そういうことだったのか!とりあえず対応しておいて良かった!」となればラッキーですからね。

ま~数が多すぎて!という方は、とにかく札幌市営地下鉄を最寄り駅とすること、スーパー直結の駅で、通り道に公園や大きな通りがないこと、あまり期待をし過ぎないこと。

最後に、どんなに失敗要素が見つかっても、メリットの多さもしっかり自覚すれば、ほとんどの方が北海道移住に心地よさと満足感を感じられるはずであると信じてみて下さい。

メリットだけの選択肢(地域)はありえませんからね。

以上、北海道移住を失敗しないポイント!知っておくべき「実はこんな側面も!」でした。