心地よさを求めて北海道/札幌へ移住して5年。実際に札幌生活を体験したことで分かった実感を、できる限り根拠となるデータも付けてまとめてみました。

北海道で一番厳しい冬の都市はどこか?気温/雪/日/風からランキング化

2月8日に最高気温マイナス10.1度という40年ぶりの寒い日を迎えた札幌ですが、北海道内にはもっと寒さ厳しい都市があります。

同じ日、旭川の最高気温は-10.9度、北見は-11.2度と、最高気温は札幌より若干低い程度ですが、最低気温は、札幌-12.5度に対して、旭川は-16.4度、北見は-24.2度と札幌の寒さが大したことの無いように思えます。

また、最高気温は札幌より高くても最低気温が5度以上低い都市もあります。例えば、釧路の最高気温は-6.4度でしたが最低気温は-17.1度でした。帯広も最高気温は-7.3度でしたが最低気温は-17.5度でした。

そして、北海道の冬の生活を辛く厳しくさせるのは、気温だけではなく雪の多さや日照の少なさ・風の強さなどの要素もあります。

2月の中旬~3月上旬にかけては特に、雪下ろしの作業で大怪我を負われる方や死亡にまで至ってしまう方もいて、毎日のようにローカルニュースでは報じられています。

逆に、北海道だからと言って全ての地域が同様に大雪が降り、毎日雪かきをしている訳ではなく、また曇りドンヨリとした空の地域ばかりでもなく、毎日天気予報に晴れマークが付いている地域(都市)もあります。

広大な北海道は、太平洋側・日本海側・オホーツク海側、更には海沿いと内陸部でも大きく気候が異なります(どの地域も東京より気温がかなり低いのは確かですが、その程度が違います)。

では、北海道への移住を希望する場合、どの地域に住めばよいのか?

どの地域であれば、冬の厳しさが辛いのか?優しいのか?

今回は、北海道の中でも人口の多い方から20都市を選択し、最高気温・最低気温・降雪量・日照時間・風量を調べ、独自計算にてまとめてみました。

ランキングの計算方法

札幌が40年ぶりの寒さであったことから、今回は過去40年間のデータを取り、各平均値や最低値などを表示しながら、独自の計算方法でランキング(ワースト順位)化をしています。

冬に一番厳しい時季は地域によっても少しずつ違いますが、1月下旬・2月上旬が厳しさの中心時季となります。よって、調べる範囲は1月と2月とし、各都市の過去40年間1月2月のデータを気象庁ホームページより参照させてもらいました。

但し、1月と2月で日数が31日と28日(年によって29日)と違うことや、都市によってはデータが40年間分無かったり、全く1年間もそのデータが無かったりするイレギュラーがありますので、全てがその都市の40年間ピッタリのデータではないことを事前にお知らせしておきます。

詳しくは、各項目ごとに注釈を入れていますのでご参照ください。

また、調べた都市は人口の多い方から20都市とお伝えしましたが、そのうち北広島市だけその地点の気象データが全く見つからないため、今回のランキングは北広島市を除く19都市での順位付けとしました。

更に、どの都市が厳しいのか?という主旨に合わせて、順位付けはワースト順にしています。

そして、各項目ごとにデータと順位付けをしますが、最後に総合評価ワースト順位=ランキングを計算して出しますが、その際にどの項目をどの程度重要視するかについて、割合を次の通りとしました。

最低気温:2割
最高気温:2割
降雪量:3割
日照時間:2割
風速:1割

これは、あくまでも私の独自計算根拠ですから、総合ランキングではなく、各項目ごとの順位を見た方がシックリいく方もいらっしゃるかもしれませんので、各々関心のあるところを、ご自由な見方でご覧ください。

日の最低気温(℃)ワースト順位

1月2月の過去40年間(1980年~2019年2月20日)の気象庁データですが、イレギュラーな点があり一覧表下段に記載しています。但し、都市間を比較する上で特に問題はありませんので、確認しなくても大丈夫です。

順位都市名40年間の平均一番寒い年の月平均最低気温
1北見-14.2-19.2-30.1
2帯広-13.0-17.7-26.9
3千歳-12.8-17.1-25.1
4恵庭-12.6-17.2-26.9
5旭川-11.9-18.2-27.8
6江別-11.8-15.2-26.1
7滝川-11.6-17.0-26.2
8釧路-10.4-15.6-24.2
9網走-9.7-14.0-22.7
10岩見沢-9.5-14.3-23.0
11石狩-8.7-13.3-23.6
12苫小牧-8.3-12.5-19.2
13北斗-7.9-11.8-19.6
14登別-7.3-10.6-17.9
15稚内-7.0-11.0-17.2
16札幌-6.7-10.6-16.8
17函館-6.2-9.6-15.5
18小樽-6.0-9.1-15.2
19室蘭-4.3-6.9-12.1

※江別は2000年~2018年、千歳は2002年~2018年、北見・恵庭・石狩・登別・北斗・滝川は1980年~2019年1月までのデータを参照。その他都市は1980年~2019年2月20日を参照。恵庭は恵庭島松のデータを採用。
※平均気温の計算方法:各年各月の平均値に対し更に平均を出しているため、1月(31日)と2月(28日)が同等に平均化されているため、若干2月に偏った数値となっています。
※最低気温の評価方法:40年平均の気温の低い順(一番寒い年の月平均気温も最低気温も大よそ40年間平均と大差ないため40年間平均を採用)

日の最高気温(℃)ワースト順位

1月2月の過去40年間(1980年~2019年2月20日)の気象庁データですが、イレギュラーな点があり一覧表下段に記載しています。都市間を比較する上で特に問題はありませんので、確認しなくても大丈夫です。

但し、0℃未満の日の日数については、1月だけの31日間のうち何日分になるかとなります。

順位都市名40年間の平均最低の月の平均0℃未満日数(1月)
1滝川-3.0-7.325.9
2旭川-2.9-7.826.0
3北見-2.7-6.926.0
4稚内-2.6-6.824.1
5網走-2.5-5.824.7
6江別-1.8-4.723.4
7岩見沢-1.8-5.423.2
8恵庭-1.6-5.422.2
9登別-1.4-4.520.8
10石狩-1.3-4.821.2
11帯広-1.2-4.422.4
12千歳-0.8-2.720.5
13釧路-0.6-3.317.8
14小樽-0.5-3.518.6
15札幌-0.3-3.517.9
16北斗0.1-3.116.2
17苫小牧0.4-2.614.5
18室蘭0.4-2.514.2
19函館1.0-1.812.6

※江別は2001年~2018年、千歳は2003年~2018年、北見・恵庭・石狩・登別・北斗・滝川は1980年~2019年1月までのデータを参照。その他都市は1980年~2019年2月20日を参照。恵庭は恵庭島松のデータを採用。
※0℃未満の日の日数:1月31日間に対してのデータ
※平均気温の計算方法及び評価方法については、最低気温の項目と同様です。

降雪量・日照時間・風速のワースト順位

1月2月の過去40年間(1980年~2019年2月20日)の気象庁データですが、イレギュラーな点があり一覧表下段に記載しています。但し、都市間を比較する上で特に問題はありませんので、確認しなくても大丈夫です。

但し、日照時間だけは1月の31日間の合計時間となります(2月は含まれません)。

順位付けは、各項目ごとの順位を降雪量2:日照時間2:風速1の割合で計算し直し、その計算値でワースト順位化しています。よって、1位・2位・・・ではなく、パッと見た眼変な数字になっていますが、単純に上から都市ごとの比較をしてみて下さい。

平均順位都市名降雪量(cm)日照時間(1月)風速(m/s)
4.0石狩179833.9
4.7小樽165683.2
5.0江別211962.9
5.0滝川195832.3
5.5岩見沢186943.2
5.7稚内112465.1
7.8旭川132802.0
8.5札幌139972.6
10.7函館851073.4
10.7室蘭41915.6
10.7恵庭1541181.9
11.7登別1251222.5
11.8北斗851002.2
11.8網走741153.8
13.0千歳651183.4
14.0北見991291.7
16.0釧路301854.5
16.0苫小牧391463.4
17.0帯広471892.2

※降雪量のデータ:江別はデータなしのため最付近の新篠津データを、北斗も同様に函館データを、千歳は2007年~、恵庭は恵庭島松の1982年~、石狩は1988年~、登別は1989年~、滝川は1983年~、その他は1980年~のデータを参照。
※日照時間のデータ:1月31日間のデータのみ、千歳はデータなしのため最付近の恵庭島松を、江別は2001年~、その他は1980年~のデータを参照。
※風速のデータ:江別は2001年~、千歳は2003年~、その他は1980年~のデータを参照。

ランキング=総合ワースト順位

上記のデータを最高気温2/最低気温2/雪3/日2/風1の割合で計算し総合順位を算出しています。

気温の欄は、最低気温と最高気温の平均順位となっているため、小数点以下をもった数字となっています。雪/日/風の欄も各項目ごとの割合で計算した上での数値ですが、前項目の数値と全く同じ数値が入っています。

総合都市名気温雪/日/風法定人口
1滝川市4.05.041,192
2江別市6.05.0120,636
3旭川市3.57.8339,605
4石狩市10.54.057,436
5岩見沢市8.55.584,499
6稚内市9.55.736,380
7恵庭市6.010.769,702
8小樽市16.04.7121,924
9北見市2.014.0121,226
10網走市7.011.839,077
11千歳市7.513.095,648
12札幌市15.58.51,952,356
13登別市11.511.749,625
14帯広市6.517.0169,327
15北斗市14.511.846,390
16函館市18.010.7265,979
17釧路市10.516.0174,742
18室蘭市18.510.788,564
19苫小牧市14.516.0172,737
北広島市59,064

まとめ


いかがでしたでしょうか?

札幌は、最低気温は19都市中ワースト16位=ベスト4位、最高気温はワースト15位=ベスト5位と気温的には良さそうな方ですが、降雪量はワースト7位=ベスト13位と雪の影響を受けやすい地域です。

日照時間もワースト9位ですから、日照時間が少ない部類に入ります。

やはり、太平洋側が気温的にも雪の少なさ、日照時間の多さなど、北海道の冬としてはかなり温め・優しめの地域となります。

ただ、同じ太平洋側でも釧路・帯広・苫小牧・室蘭で、それぞれに最低気温・最高気温・日照時間・雪の量に大きな違いがありますので、何を一番避けたいか?で選ぶ都市も違ってきます。

総合順位でワースト19位=ベスト1位の苫小牧は、新千歳空港にも近く、札幌までもそれほど遠く無いため、気候的には北海道で一番におすすめのエリアです。

人口も17万人ですから一定のインフラは整っています。今後もカジノ誘致など発展の可能性をもったエリアです。

しかし、地震を恐れる方には、昨年9月の北海道胆振東部地震の震源地により近い都市であるためどうでしょうか・・・

今回は、気候しかも冬の厳しい気候の中で、どこがどう少しでも温めなのか?といった観点で調べまとめてみましたが、今後いつの日か、では夏の快適性はどこが良いのか?生活インフラはどこがどの程度整っているのか?なども調べまとめてみたいと思います。

ただ最後に、札幌に移住して5年間が経った経験則から言えることは、やはり、東京からの移住者としては、札幌が一番おすすめでき、無難=失敗や後悔の可能性が低い都市であるということです。

今回のデータも、札幌は北海道の中では寒くない方でした。雪が多めの地域だという欠点も分かりましたが、地下街や地下鉄が発達しているので十分に回避することができます。雪かき不要のマンションも揃っていますしね。

以上、『北海道で一番厳しい冬の都市はどこか?気温/雪/日/風からランキング化(独自計算)』でした。