札幌移住者から見た今週の札幌【8月12日~8月18日/2018年】

今週は、雨が降り続け、42年ぶりの低気温もあり、不順な一週間でした。

天候以外もUターンラッシュや空港関連など交通系、相変わらずお騒がせのクマ関連、昨年度の観光客が過去最多、最低賃金を守らなかった企業の話など、移住をご検討中の方にも関心を持てそうな内容が盛りだくさんでした。

《1》今週の気候

➀今週の気温・降雨量・日照時間

月日気温(℃)降水量日照
最高最低(mm)(時間)
8/1226.819.80.54.5
8/1326.620.9290.7
8/1423.419.970
8/1521.919.031.50
8/1619.613.7440
8/1719.913.273.5
8/1823.012.808

※データ出典元:気象庁ホームページ

雨続きの一週間でした。今日は日照時間も8時間あり、久々の北海道らしい清々しい夏の1日でした。

②札幌で42年ぶりの最低気温

18日朝の北海道内は上空に10月並みの強い寒気が流れ込み、札幌では18日朝の最低気温が12.8℃となり、8月中旬までとしては42年ぶりの冷え込みでした。

十勝地方では朝からよく晴れ放射冷却の影響で冷え込みが強まり、上士幌町糠平では3.9℃を記録、8月中旬としては25年ぶりの強い冷え込みだそうです。夏休みなのに、寒くてストーブをつけているそうです。

③大雪山系黒岳の山頂付近で初雪

大雪山黒岳のロープウェー運営会社が17日に初雪を確認しました。昭和49年に記録を取り始めてから最も早いということです。例年より1か月ぐらい、昨年より42日も早い初雪であったそうです。

《2》大雨で55列車が運休

8月16日夜からの大雨の影響で、特急21本を含む55本が運休しました。

特急は、札幌~帯広間の特急「スーパーとかち」、札幌~釧路間の特急「スーパーおおぞら」、札幌~函館間の特急「スーパー北斗」「北斗」などの特急21本です。

《3》昨年2017年度の札幌観光客数は過去最高の1527万人

札幌市によると、2017年度に札幌市内を訪れた観光客の数は、前年度比139万人・10%増となり、統計を始めた昭和42年度以降で最多となりました。

増えたのは北海道外からで、北海道内からは943万人で前年度とほぼど変わらず、北海道外(日本国内)からは326万人・約30%の増加でした。

また、外国人観光客は257万人で22%の増加です。

先週も話題にしましたが、北海道は北海道外に頼っている部分が多い状態で、景気後退したときに札幌市以外は大丈夫なのか不安要素が多いですね。

札幌市によれば、今年度は『さっぽろ雪まつり』が70周年を迎えるので、冬場の観光振興をさらに進め、観光客増加につなげる意気込みだそうです。

《4》空港関連

➀新千歳空港の改修費を利用料として運賃に上乗せ

今年の10月28日以降、新千歳空港の国内線を利用する乗客から、12歳以上は270円、3歳以上12歳未満は140円が運賃に上乗せされます。

新千歳空港の国内線の旅客ターミナルは、先月末まで約230億円をかけて搭乗待合室の拡張やバスラウンジの新設などの大規模な改修工事が行われていました。

これまで空港の運営費などについては航空会社に請求されていましたが、改修費については利用料として乗客から徴収するということだそうです。

②北海道内空港一括民営化の公募

再来年から北海道内7空港の一括民営化をするための参入企業の第1次審査応募期間が16日に終了、4グループが公募したとのことです。

北海道内7空港の中で黒字なのは新千歳空港だけで、他の空港は全て赤字です。道内7空港の空港民営化の狙いは、民間の力で北海道内の赤字空港を含めた航空ネットワークを充実させ、一体的に収益を改善することのようです。

《5》札幌市電(路面電車)が開業100周年

一時は廃止の議論もあったのですが、時代が変わる中で再び注目を集めています。

地下鉄を札幌に導入する際に、路面電車は全て廃止することが議論されていたのです。その際に、地下鉄は路面電車の代替えと考えられたため、駅と駅の間隔が短く設定されました。

2年前には廃止・縮小どころか、区間が延長・ループ化により、より利用者が増えています。値上げしたため、その分は減ってきていますが。

札幌では、JRと冬のバスが遅延しまくるため、地下鉄の次に市電(路面電車)が信用できる交通機関です。

市電(路面電車)について詳しくはコチラをどうぞ→『札幌市電(路面電車)の乗り方・利便性・特徴など』

《6》Uターンラッシュ

➀航空

航空各社によると、Uターンラッシュのピークは17日~19日で、新千歳空港から東京や大阪・福岡などへの航空便はほぼ満席だそうです。

②JR

JR北海道によると、東京行き北海道新幹線は15日がピークで、午後1時前の新函館北斗発の乗車率が95%になるなど、終日ほぼ満席となっているそうです。

《7》8月16日に一部の小学校で2学期の始業式

道南の知内町の小学校で、北海道内で最も早い2学期の始業式が行われました。北海道教育委員会によると、16日に始業式が行われたのは北海道内4つの小学校で、その他のほとんどは来週月曜日・20日に始業式が行われるそうです。

北海道では、夏休みが短い分、冬休みが長くなります(1月が)。また、来週月曜日の始業式も小学校だけで、中学校はもう一週間遅く始まります。その分も冬休みで調整され、3学期は中学校の方が一週間早く始まります。

《8》各地でクマの脅威

札幌市以外でも、クマの情報が毎日のようにニュースになっています。

富良野市では、8月14日に収穫を間近にしたスイートコーンがクマに食い荒らされているのが見つかりました。

以前から問題になっている島牧町では、道知事が警察に夜間の猟銃の使用について要望したが何の方針も出されず、眠れぬ毎日が続いているそうです。

《9》最低賃金が守られていなかった

北海道労働局が北海道内800あまりの事業所を対象に、最低賃金に関して調査した結果、約12%の91事業所で最低賃金が守られていなかったことが分かりました。

守られなかった理由としては、日給制を時間給に換算しておらず、結果的に最低賃金を満たしていなかったケースが最も多い全体の42%を占めました。また、そもそも最低賃金の額を知らなかったといったケースが14%もあったそうです。

北海道の最低賃金は、去年10月から現制度以降最大の上げ幅となる24円の引き上げで時給810円となっていましたが、今年10月から更に25円引き上げられ、835円となる見通しだそうです。

《10》豊平川でマラソン大会

札幌市内を流れる一級河川・豊平川の河川敷で、10キロ、5キロ、小学生と保護者用の3キロの3タイプのコースで行われ、6歳から80代まで約350人のランナーが参加しました。

豊平川は、すすきの・中島公園・幌平橋などの札幌市街地のすぐ近くのため、普段から市民のランニング・散歩・サイクリングなどにとても人気の場所で、パークゴルフを楽しむ熟年の方々まで多くの市民が利用しています。

市街地でのランニングに関して詳しくはコチラをどうぞ→『市街地ランニングコース5選』

以上、札幌移住者から見た今週の札幌【8月12日~8月18日/2018年】でした。

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