札幌で68年ぶり10日連続の真夏日！他の年はどう？他都市とも比較！温暖化は？

２０１９年７月２９日から８月７日まで連続１０日間で真夏日（最高気温３０度以上）が発生した札幌。

北海道外に住んでいる人から見れば、別に大したことではないのですが、北海道札幌市としては異常気象ですが、札幌へ移住を希望する方や、夏に北海道へ旅行に来る方々は、北海道の夏の涼しさに期待しているところが大きいですね。

更に今年は、観測史上初の３夜連続の熱帯夜（夜間２５度以下にならない）も発生していたりもするので、札幌の夏の暑さは、過去どんな感じであるか？２００１年以降の１８年間分を詳しく調べてみました。

まずは、真夏日が連日で発生する頻度について、そして次に年間で何日くらい発生するものなのか？

最後に日本全国主要都市と比べてどうであるか？温暖化の影響はあるのか？などの順で調べています。

２００１年以降の全真夏日

２００１年～２０１９年８月８日までの真夏日を全て列記してみました。

連日で発生したのは、１０日：１回、７日：３回、６日：２回、５日：１回、４日：３回、３日：９回、２日：２３回でした。

１週間以上連続は、１９年で４回ですから、約５年に１回という計算になります。

※特にデータ詳細を見る必要のない方は、一覧表は流してください。

真夏日の年間日数

よく「地球温暖化」とか「最近は、北海道も夏は暑い」などと言われていますが、１８年平均・直近１０年平均・直近５年平均の数値を見る限り、真夏日の日数は増えていないようです。

札幌と各都市の真夏日日数比較

札幌の真夏日の記録ばかり見ていると、北海道の夏のありがたみが無くなりますので、日本全国各方面の主要都市と、真夏日の日数を比較できるように並べてみました。

また、よく言われる地球温暖化の影響が真夏日の日数にも影響しているのか？比較できるよう１０年単位で平均化してみました。

名古屋・大阪・広島・福岡などは、ほぼ毎日が真夏日ですね。

そう言えば、私も東京に住んでいた時は、真夏日という言葉はほとんど聞きませんでしたね。気にするのは「猛暑日（３５度以上）」でした。

１０年平均を見ると、もう増えようのない名古屋以西に比べ、東京・仙台では１０年単位で増えているように見えますが、札幌はそうでもないようです！

まとめ

過去１８年間の札幌は、真夏日の年間日数が平均でわずかに８．９日ですから、やはり夏の札幌は涼しいと言って良さそうです。

特に真夏日の連続は、２日・３日程度は毎年あってもおかしくありませんが、５日以上は７年/１８年、１週間以上は４年／１８年ですから、札幌在住者にとっては、運の悪い年はそうなってしまう！くらいの感じで済みそうです。

しかし、北海道旅行者にとっては、２泊３日・３泊４日の旅程のうち２日だけでも暑ければ、残念な旅行になってしまうので避けたいところですね。

年によって～７月と８月～の日数が大きく異なっていますので、なかなか夏休みの中でいつなら大丈夫そうか？の予想はつきにくいのですが、９月であれば確率は低そうです。

１８年のうち９月に３０度を超えたのは５年だけで、そのうち３回は９月１日２日までですから、９月２週目以降であれば、かなりの確率で３０度以上の日が避けられそうです。

本州九州四国では、９月もまだまだ残暑厳しい年が多いので、９月でも十分に北海道旅行の価値が受けられそうです。

実は、以前にこんな記事も書いていたのですが、モエレ沼公園で花火大会がある９月１週目の週末は狙い目です↓

札幌の夏でベストの日頃は？気温・イベント・混雑度など徹底調査！

また別に、札幌・北海道の異常気象について２０１８年度１年分をまとめた記事も書いていますのでご参照ください↓

札幌に４０年ぶりの大寒波！北海道・札幌の異常気象記録２０１８年度分をまとめてみた！

以上「札幌で68年ぶり10日連続の真夏日！他の年はどう？他都市とも比較！温暖化は？」でした。