栄町駅/札幌市営地下鉄東豊線は札幌移住のマンション探しに適しているか?

「栄町」駅は、地下鉄東豊線の始発駅でありながら、札幌の中心地であるさっぽろ駅までわずか6駅・11分、大通駅まで7駅・12分という距離です。

札幌市営地下鉄沿線の駅としては少し遠距離の部類に入りますが、首都圏などの方からすれば天国のような近距離です。

また、丘珠空港まで1.4kmの近さで、バスで5分、徒歩でも18分です。

買い物の利便性についても、駅前にイオンがあるので、日常の買い物も問題ありません。

そんな栄町駅周辺について、買い物や交通の利便性を中心に、マンション探しを始めるのにどのように適したエリアであるか?簡便に理解できるよう、生活に必要な詳細情報を収集してみました。

買い物や交通の利便性に対する優位性をどこに感じるかは人それぞれで異なりますので、例えば日常の買い物であれば、スーパーマーケットだけでなく、コンビニエンスストアやドラッグストア・100円ショップなどの情報も集めています。

交通の利便性

札幌中心部・終点駅までの地下鉄所要時間

大通駅まで13分、さっぽろ駅まで11分、福住駅まで25分です。

札幌中心部からのタクシー料金

大通駅から栄町駅まで両駅間の距離で2,510円前後です.
(道路状況や走行経路等で多くかかる場合もあります)

新千歳空港までの交通アクセス

地下鉄(さっぽろ駅)からJR線(札幌駅から快速エアポート・15分間隔)に乗り継ぎの場合「11分+乗換+37分=48分+乗換時間」、直行バスはありません。

他路線の複線利用可能駅(徒歩30分以内)

❶札幌飛行場(丘珠空港)まで18 分(1.4 km)

❷百合が原駅(JR)まで29分(2.3 km)

買い物の利便性

買い物の利便性を計るために、各駅にある買い物店舗を店舗名と駅からの距離について、以下の通り抽出してみました。

➀どの店舗をどの範囲まで抽出するのか?について、こんな店舗が近くにあったら便利ではないか!という業態に絞り、またその業態店舗の利用方に応じて駅からの範囲(距離・分数)について設定を変えてみました。

②店舗までの距離を駅からの直線距離で表記している場合は、徒歩の目安分数は通る経路や歩く速度によって変わりますが、大よその目安としては次の通りで見て下さい。
直線距離800m・・・徒歩約10~15分
直線距離560m・・・徒歩約7~10分
直線距離400m・・・徒歩約5~7分
直線距離280m・・・徒歩約4~5分

③店舗のデータは2018年8月時点です。その後の出退店により多少の変化はありますので、その時点での正確性についてはご注意ください。

スーパー・コンビニなど日常の買い物店舗

❶スーパーマーケット/駅から直線距離800m以内
140m イオン札幌栄町店
200m ザ・ビッグエクスプレス栄町店
750m 卸売スーパー北42条店

❷コンビニエンスストア/駅から直線距離280m以内
セイコーマート1店舗、ローソン1店舗
このエリアには、セブンイレブンとファミリーマートがありません。

❸ドラッグスストア/駅から直線距離560m以内
250m サツドラ栄町店

❹100円ショップ/駅から直線距離560m以内
110m キャン・ドゥイオン札幌栄町店

家電・衣料品など非日常的な買い物店舗

❶ファッション・スポーツ系店舗/駅から直線距離400m以内
380m しまむら栄町店(北海道札幌市東区)

❷メガネ・コンタクト系店舗/駅から直線距離400m以内
110m メガネのプリンス栄町ダイエー店
130m 富士メガネ栄町店

❸家電量販店・PC系店舗/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません

❹ホームセンター系店舗/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません

❺家具・大型雑貨系店舗/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません

ファミレス・ファストフード・カフェ店舗

❶ファミリーレストラン系店舗/駅から直線距離800m以内
260m ヴィクトリアステーション栄町店

❷ファストフード系店舗/駅から直線距離400m以内
該当する店舗はありません

❸チェーン系カフェ店舗/駅から直線距離400m以内
該当する店舗はありません

ATM・スポーツジムなど生活に必要な施設

❶銀行・ATM店舗/駅から直線距離280m以内
すぐ近く 旭川信用金庫栄町支店
90m 北洋銀行栄町支店
90m 北海道銀行栄町支店
140m 北海道銀行イオン札幌栄町店ATMコーナー
160m 北門信用金庫栄町支店

❷スポーツジム店舗/駅から徒歩15分以内
該当する店舗はありません

❸チェーン系書店/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません

❹レンタルビデオ店/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません

駅の発展性

栄町駅駅の利用者数(2016年・1日平均乗車人員)は8,561人でした。

過去10年間の利用者数の推移は2006年の7,176人から2011年には7,336人と、前半5年間の伸率は102.2%、後半の5年間で116.7%、10年間トータルでは119.3%でした。

地下鉄3路線全駅の平均は107.8%で、南北線16駅の平均は98.5%、東西線18駅の平均が113.1%、東豊線14駅は116.6%でした。

札幌市営地下鉄の全49駅(さっぽろ2路線・大通3路線を各1駅ずつとして)のうち利用者数(乗車人員)では33位で、10年間の伸率では15位となります。

利用者数としては、札幌市営地下鉄線の中でそれほど多い方の駅ではありませんが、2016年までの伸び率は119.3%と、札幌市営地下鉄線全駅の平均である107.8%を10%以上も上回っているので、発展してきた部類の駅であると言えます。

栄町駅での住居(マンション・アパート)探しのまとめ

栄町駅周辺は、地下鉄東豊線の始発駅でもあり、札幌の都心部であるさっぽろ駅や大通駅まで12分前後という近距離でもあるので、交通の利便性は高い方です。

また、買い物の利便性も、駅前にイオンがあり、100円ショップやドラッグストアも駅周辺にあるため、日常の買い物に大きな不便は感じないはずです。

但し、地下鉄の始発駅であるということをメリットとしてマンション探しを始めるという方には、同じ地下鉄の始発駅であれば、真駒内駅と福住駅を除く他の3駅も合わせて検討することをおすすめします。

東西線の新さっぽろ駅・宮の沢駅、南北線の麻生駅の3駅になりますが、栄町自体がこれらの3駅に比べて、順位付けが下ということではありません。

メリットとデメリットの両方があるので、あくまで検討した方が良いということです。

メリットとしては、3路線の中で一番最後に開通した路線であることもありますが、2016年までの利用者数の伸び率が3路線の中で一番であるという点です。

また、現在ある札幌駅~大通~すすきの駅の地下通路(街)が、今後は東豊線の大通駅・豊水すすきの駅を通るループ化となる計画があります。

ループ化すると、その周辺が活性化され、オフィス需要や商業的需要も高まるはずなので、東豊線沿線に住みたいという需要も高まり、東豊線の価値が増すからです。

デメリットとしては、買い物の利便性としては他4駅よりも少し劣る感じがする点です。

また、東豊線の反対側の話なので、どこまで影響するのか分かりませんが、プロ野球球団の日本ハムファイターズが、本拠地を福住駅から徒歩10分にある札幌ドームから離れるという点です。

福住駅には大きな影響があることは間違いないことですが、同じ東豊線であるというだけの栄町にどれだけの影響があるかは未知数です。

そんなメリット・デメリットをよく検討した上で、栄町駅周辺でのマンション探しをスタートされることをおすすめします。

最後に、どの駅がマンション探しに適しているのか?今回の記事でご紹介した交通・買い物の利便性を中心に、札幌市営地下鉄線の46駅をランキング化した記事をご紹介します↓

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今までに北海道移住に関する100以上の記事を書いてきました。気候・買い物・交通・スポーツ・メリット・デメリットなど様々な角度から、できる限り個人的主観のみでなく、データや他記事の意見も踏まえ、多くの方にできる限り正確にお伝えできるよ[…]

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