『札幌の紅葉・市街地5選』札幌に移住したら毎日楽しめる!

日本で最初に紅葉する北海道、街中でも紅葉が楽しめる札幌は、10月下旬からの紅葉シーズンは、本当に心地よさを感じられる大都市です。

そんな札幌に移住して数年間、毎年必ず観に行く紅葉は「北海道大学」と「中島公園」です。もちろん、定山渓や円山公園・大通公園などの紅葉も観に行ったことがありますが、毎年必ず行くのは、北海道大学と中島公園です。

その2つが特に優れている理由と、その2つ以外にも札幌の中心部でおすすめの紅葉スポットを5つに絞り、まとめてみました。

いつでもフラッと観に行くことができる札幌の紅葉は、これから迎える半年にも及ぶ長い冬の前に現れる最高の心地よさです。時間をかけてわざわざ紅葉を見に行く旅行も良いですが、日常の中で紅葉が楽しめるのは、札幌の大きな魅力の1つです。

おすすめ5選

《1》北海道大学

~イチョウ並木が圧巻!一面が真黄色の大きなトンネルのよう~

札幌で一番の紅葉は北海道大学でしょう!とは言っても、赤い紅葉ではなく、黄色のイチョウが主体です。

JR札幌駅北口から徒歩約10分のところに北海道大学のキャンパスがあります。ここは、普段から学生だけでなく、札幌市民や観光客も多く訪れるキャンパスなのですが、特に紅葉の時期は、イチョウ並木を目当てに多くの人々が訪れます。

この北海道大学は、JR札幌駅だけでなく、地下鉄の駅3駅にまたがる広大な敷地ですが、イチョウ並木を観るには、北13条門から入ることなります。

<各駅から北13条門までのアクセス>
・札幌駅北口(JR)・・・徒歩約10分
・南北線北12条駅(地下鉄)・・・徒歩約3分
・南北線北18条駅(地下鉄)・・・徒歩約9分
・東豊線北13条東駅(地下鉄)・・・徒歩約9分

また、イチョウ並木が有名ですが、イチョウ並木を奥に入っていくと、紅葉も見られます。奥へ入っていく際に左側に目を向けると、一面黄色の世界から赤い紅葉がうっすらと観えてきて、何とも言えない心地よさがあります。

また、北海道大学の中には、小川が流れ、森やポプラ並木があり、歴史的建物もあり、『少年よ、大志を抱け』で有名なクラーク博士の胸像もあります。

学食に行って学生気分を楽しんだりすることも可能ですし、今年2018年に新設されたセイコーマート(24時間営業)の2階スペースで、ジンギスカンやバーベキューなどを楽しむのも良いですね。

ちなみに北海道大学では、ジンギスカンパーティのことを「ジンパ」と呼び、北大の精神とまで言われ、よく行われているそうです。

更に、例年10月下旬には「北大金葉祭」が開催され、ライトアップされたイチョウ並木を楽しむこともできます。

例年の見ごろは、10月下旬~11月上旬です。

北海道大学の東側からJR札幌駅方面に向かって、マンションも数多くあります。道路を挟んで目の前が北海道大学という分譲マンションも数軒あります。それらのマンションに住むと、毎朝の散歩が北海道大学だなんて、夢の生活も可能になりますね。

《2》中島公園

~黄色のイチョウ並木と池に映える赤い紅葉~
この記事トップの写真は、「日本の都市公園100選」に認定された、藻岩山を背景に、木々と池の水が豊かな中島公園です。

この中島公園の特色は、北海道大学までは及ばないものの素晴らしい黄色のトンネル・イチョウ並木と、赤い紅葉が緑の木々と池の中に浮かんでいるように見える、多種多様な楽しみ方ができる点です。

交通アクセスは、地下鉄南北線の中島公園駅からでも幌平橋駅からでも、どちらからも直ぐの位置なのですが、中島公園側から入ることをおすすめします。

その理由は、中島公園駅を降りた目の前に公園の入口がありますが、そこからは、入口から続くイチョウ並木が、黄色のトンネルのように目に飛び込んできます。

先に、その黄色のイチョウ並木を楽しんだ後に、紅葉と池・木々のコントラストを楽しむという順番の方が良いので、イチョウ並木側の中島公園駅からアクセスすることをおすすめしました。

そのイチョウ並木を過ぎると、菖蒲池が見えてきます。その池の周りに、美しい紅葉が点在して見えるのですが、この菖蒲池を必ず一周歩いてみることをおすすめします。

紅葉と池と木々のコントラストは、観る方向によって違います。何処から観るのが素晴らしいかは人それぞれの好みもありますが、恐らく、イチョウ並木側とは反対側から観る方が、その良さを感じられるでしょう。

一周すると言っても、大した距離ではありません。立ち止まらなければ、10分程度で歩ける距離です。

例年の見頃は、10月中旬~下旬です。

《3》大通公園

正直に言って、紅葉そのものが特に素晴らしい訳ではありません。

しかし、東西に約1.5km、一周すると3.2kmにもなる広大な緑の大通公園の中に、ところどころに見せる赤い色が、大通公園の魅力を増してくれますので、同じ大通公園を歩くのなら、紅葉の時季にも歩かれることをおすすめします。

春の桜やライラック、4月から花壇にいろいろな花が植えられますが、秋が紅葉と花壇の花々で、一番色鮮やかであると感じています。

芝生の上に寝転がる夏の大通公園も良いですが、観て歩く散歩であれば、一番おすすめのシーズンかもしれません。

交通アクセスは多彩です。

地下鉄は、地下鉄3路線全てか通る大通駅(真上)、南北線さっぽろ駅(約7分)、南北線すすきの駅(約7分)、東西線西11丁目駅(真上)、東西線西18丁目駅(約7分)、東西線バスセンター前駅(約6分)、東豊線豊水すすきの駅(約9分)など7駅から徒歩10分以内です。

市電(路面電車)は、狸小路駅(約4分)、西4丁目駅(約3分)、西8丁目駅(約2分)、中央区役所前駅(約2分)、西15丁目駅(約4分)と5駅から徒歩5分以内です。

《4》円山公園

札幌一の高級住宅街である円山公園駅から徒歩約5分の距離にあるのが円山公園です。地下鉄利用が無難ですが、大通公園駅から歩いても、ほどよい散歩程度の距離(約3.2km・徒歩約40分)です。

円山公園と言えば、春のお花見(桜)が有名ですが、紅葉の時季もひと味違って、もみじなどの赤色やカツラやイチョウの黄色など、趣深い美しさがあります。

お隣には、同様に紅葉した北海道神宮がありますし、円山原生林とも隣接していて、整備された平坦なお散歩道もあります。約1時間で登れる標高225mの円山を登ると、札幌市街を一望することもできます。

高級住宅街であるだけあって、円山公園や円山公園駅周辺は、ミシュラン三ツ星の北海道フレンチ“レストラン モリエール”など有名高級店をはじめ、気軽に楽しめるイタリアンやカフェ・パン屋さんなども数多くある美食スポットでもあります。

例年の見頃は、10月中旬~11月初旬です。

《5》サッポロファクトリー&永山公園

写真の通り、ファクトリー内のレンガ館に映える蔦が赤く染まります(写真よりもっと全面赤くなります)。また、お隣にある永山公園も紅葉しますので、2種類の紅葉が楽しめます。

サッポロファクトリーのアトリウム内からも永山公園が眺められますので、極端に寒くなった場合でも、暖かい屋内から紅葉を長時間眺めボーっとすることも可能です。

そんな寒いと言ったって!と思われる方もいるかもしれませんが、年によっては、10月に初雪が降ることも珍しくない札幌です。

サッポロファクトリーではないのですが、大通公園にまだ花壇に花が咲いている状態で、木々が紅葉している状態で、10月に雪が降るとどうなるのか?下の写真をご覧ください。

花と雪の光景も、北海道ならではですね。

その他にも

市街地のまとまった紅葉の見どころ・おすすめTOP5は以上の通りですが、札幌の市街地には、街中の至る所に公園があり、道路には木々の緑がたくさん見られます。

これらの緑が、10月下旬から11月中旬には紅葉する木がありますので、街中の至る所で紅葉が楽しめるということになります。

札幌紅葉シーズンの気候

10月に入ると、初雪が降ることがあるほど寒くなりますが、10月下旬には東京の12月並みの気温、11月上旬には東京の真冬並み、11月中旬以降は、東京には無い低気温がやって来ます。

9月~11月の気候

最高気温最低気温日照時間降雪cm
9月上旬24.717.1550
9月中旬22.314.5490
9月下旬21.612.5610
10月上旬18.210.1490
10月中旬15.47.0501
10月下旬13.25.2460
11月上旬11.53.8345
11月中旬8.41.23415
11月下旬5.3-1.03220

※上記データの参照元:気象庁ホームページ。また、気温の単位は℃です。
11月に入ると日照時間も減ってきて、これから始まる長い長い半年近い冬の始まりを感じてしまい、だんだん身が縮こまっていく時季ですが、この毎日でも観られる紅葉が、何とも今から楽しみなのです。

しかし、冬は冬で楽しみもありますので、紅葉が最後の楽しみという訳ではありません。雪まつりだけでなく、クリスマス以外にも、札幌中心部はイルミネーションがとてもきれいです。雪とのコラボレーションとなるホワイトイルミネーションです。

さてさて、今年の紅葉は、秋の最後となるか冬の始まりとなるか?いずれにしても、待ち遠しい紅葉シーズンまで、あと一か月です!

以上、『札幌の紅葉・市街地5選!』札幌に移住したら毎日楽しめる!でした。

秋の気候について詳しくはコチラ→『秋は2ヶ月も無いかも!?』
冬の気候はコチラ→『冬が年の半分も!?』
1年12ヶ月・月ごとの気候はコチラ→『12ヶ月ごとに違う天候(気候)』
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