心地よさを求めて北海道/札幌へ移住して5年。実際に札幌生活を体験したことで分かった実感を、できる限り根拠となるデータも付けてまとめてみました。

札幌市電の乗り方・料金・特徴など分かりやすく総まとめ!

札幌市電(路面電車)は、札幌にある公共交通機関の中で、その利用者数が1~3番の地下鉄・バス・JR線と大きな差をつけられた4番目ではありますが、札幌市中心部(中央区)においては非常に利用価値の高い交通機関です。

そんな札幌市電(路面電車)の乗り方や料金・特徴などについて、調べまとめてみました。

単に市電(路面電車)への乗り方・降り方・料金の支払い方だけでなく、電車本数や駅間の所要時間などの基本情報や、ササラ電車など札幌市電ならではの特色などもまとめています。

これから移住(永住)先を決める方や、転勤などで札幌へ引越しされる方だけでなく、北海道旅行(札幌観光・出張)の方にも参考になるのでは!と思います。

乗り方&料金(運賃)支払い方

電車の中央部分から乗り、前方部分から降ります。

料金(運賃)は、降りる時におとな200円・こども100円を支払うバスと同じ後払い方式ですが、一律料金制なので整理券を取る必要はありません。

また、地下鉄との乗り継ぎの場合、お得な乗り継ぎ割引料金が適用されますが、現金払いとICカード利用で、その支払い方が異なります。

現金・・・降車の際に、運転手に乗継である旨を伝えた上で料金(乗り継ぎ割引適用済みの市電+地下鉄最低区間運賃分:おとな320円)を支払い、乗継券を貰ってください。

ICカード・・・市電も地下鉄も全て、自動的に乗継割引が適用になります。

※乗り継ぎに関する詳細は、コチラをご覧ください↓

札幌の地下鉄・市電・バスの乗り継ぎ方&乗り継ぎ割引料金など分かりやすくご紹介!

ICカード(札幌市電で利用可能)

札幌近郊で使える交通系ICカードとしてSAPICA(サピカ)がありますが、JR系のKitaca(キタカ)もあります。その違いを簡単に記します。

《1》SAPICA(札幌市系)

利用範囲:地下鉄・市電・バス(一部札幌市郊外も含む)+特定店舗
特典:地下鉄・市電・バスをSAPICAで支払うと、運賃の10%がポイント化、他

《2》Kitaca(JR北海道系)

利用範囲:JR北海道のICが使える55駅+特定店舗
相互利用可能:SAPICAエリア・東京・東海地方・関西・九州などでも利用可能

交通利用重視ならKitara、特典重視&札幌周辺のみ利用ならSAPICAですね。両方を使い分けるのも有りですが、SAPICAと Kitaca両カードを同じ定期入れなどに入れると、地下鉄・市電・バスのICカード読取機でエラーが発生するそうです。

交通機関別・利用者数

●2015年度の1日平均乗車人員
① 地下鉄 602,738人
② バ ス 293,869人
③ J R 214,723人
④ 市 電  22,774人(路面電車)

2015年12月に西4丁目(大通付近)とすすきのを結びループ化したことで、乗車人員が1日2,000人ほど増加しました。

路線・時間・本数など市電の基本情報

《1》路線

全24駅がループ(一周)していますが、大通付近~狸小路~すすきの~中島公園付近~山鼻付近~ロープウェイ入口~伏見付近~札幌医大付近~中央区役所前など、札幌市の中心部を一周約50分で走っています。

地下鉄との乗換えは、地下鉄南北線や東西線と並行している8の駅で可能で、乗り継ぎ割引運賃もあります。

JRとの乗換えは、隣接する駅がないので、地下鉄1区間(大通~さっぽろ)乗車するか、市電・西4丁目駅からJR札幌駅まで15分程度歩く必要があります。

《2》地下鉄との乗り継ぎ可能な市電8駅

市電・西15丁目駅⇔地下鉄東西線・西18丁目
市電・中央区役所前⇔地下鉄東西線・西11丁目
市電・西4丁目・狸小路・すすきの⇔地下鉄・大通・すすきの・豊水すすきの
市電・山鼻9条⇔地下鉄南北線・中島公園
市電・静修学園前⇔地下鉄南北線・幌平橋

※市電の西4丁目駅・狸小路駅・すすきの駅と地下鉄の大通駅・すすきの駅・豊水すすきの駅の間は、どの組合せでも市電・地下鉄間乗継ぎが可能です。

《3》電車本数(1時間当たり)

始発から6時台に2本、日中は8~11本(土日は0~3本程度少なくなる)、終電まで23時台に2本

《4》駅間の所要時間

1分が1区間、2分が16区間、3分が6区間、4分が1区間と2分が大半。

路面電車(札幌市電)の特色

《1》札幌冬の風物詩 ササラ電車(除雪車)

「ササラ」とは竹製のブラシのことで、ササラ電車は、この竹製ブラシを電車の前後にたくさん取りつけ、雪を跳ね飛ばしていく路面電車専用の除雪車のことです。

冬期は毎朝4時に、雪が降っていても降っていなくても、点検を兼ねて必ず市電の全レールを往復運行し、日中や夜間には、雪が降り始めてくると即出動し、新雪のうちに除雪するのだそうです。

ササラ電車は、札幌の冬の風物詩であるとともに、雪が多い日でも、多少の遅れはあっても、運休になることがほぼ無いよう重要な役割を担っています。

《2》ループ化で市電の利用者急増

2015年12月まで、札幌市電は西4丁目(大通付近)~すすきの間が繋がっていないC型の路線でしたが、この区間を繋げることでループ化となりました。

この繋がっていなかった西4丁目(大通付近)とすすきの、その中間の狸小路は人出の多いエリアですので、繋がった効果は絶大です。1日あたりの乗車人員は、全乗車人員ベースで約2,000人増、1割に近い乗車増加効果があったようです。

朝夕の通勤通学時間帯には、市電に乗り切れず、後続の電車を待つことになる場合もありますので、特に朝の通勤通学には時間にゆとりをもって市電の停車場へ向かうようにしましょう。

《3》冬でも市電は運休・遅延に安心感

冬の雪が多く降る時期でも、前出ササラ電車による除雪のおかげで、多少の遅延こそあれ、運休になることは少ないです。地下鉄には敵いませんが、JRやバスよりも、雪の時期には信頼度が増します。

雪が多く降ると、路肩に除雪した雪がたまって道幅が狭くなり、車やバスが渋滞に巻き込まれる中、路面電車は、車の侵入は多少あるものの、渋滞にはなりません。そもそもの走行スピードが遅いのですが、予定通りに移動できる手段としては便利です。

《4》貸切でイベント・宴会も

路面電車1周の約1時間を18,000円で貸切れます。最大90人まで、座席は30席、テーブルやカラオケセット・クーラーボックスなどもあり、途中トイレ休憩もあります。

《5》料金(運賃)が高いと言われていますが・・・

全般的に札幌の交通料金は高いと言われていますが、地下鉄で比較してみたら、東京以外の地下鉄とは遜色ない(逆に安い場合あり)という結果でしたが、市電も検証してみました。

札幌市電の運賃は、全区間均一で、おとな200円、こども100円、定期券は1ヶ月8,040円・3ヶ月22,910円です。

2015年12月のループ化時に、おとな運賃170円から30円値上がりしました。同時に通勤定期は割引率が26%から33%に良化していますが、運賃値上がり分含めると、通勤定期代金としても値上がりでした。

他都市(運賃一律性)の市電(路面電車)と比較してみると、

都市  一律運賃  通勤定期割引率
札幌  200円  33~36%
荒川線 170円  31~36%
富山  200円  31~41%
広島  180円  34~41%
熊本  170円  40~43%
鹿児島 170円  24~28%

札幌市電の通勤定期・割引率が低いのは、札幌市電の定期券には1ヵ月と3カ月の2種類のみしかありませんが、他都市の市電には加えて6か月定期(最高割引率)もあるからです。

普通運賃と通勤定期のどちらも、他都市に比べ割高感は否めませんね。

他の記事で、地下鉄やJRについても他都市と運賃比較をしています↓

札幌の交通料金(運賃)は高いは本当か?徹底検証!!

《6》地下鉄との乗り継ぎ運賃割引制度がある

前出の「市電と地下鉄と乗り継ぎ可能駅」で、地下鉄と市電(路面電車)を乗り継ぐと80円割引になり、お得です。

他都市は、乗り継ぎ割引があっても20~30円程度です。札幌市電の普通運賃の高さ(20~30円)は、地下鉄乗り換えするような場面では逆転できますね。

《7》お得なきっぷ「 どサンこパス」(市電専用)

ど=土曜日の「ど」 サン=日曜日・サンデーの「サン」 こ=こどもも1人OKの「こ」

土曜日・日曜日・祝日と年末年始(12月29日~1月3日)に利用可能な市電(路面電車)専用1日乗車券です。どサンこパス1枚で大人1人とこども1人が1日乗り放題です。

料金:360円 ※発売当日のみ有効で、前売りはありません。
購入方:市電(路面電車)車内や大通駅定期券発売所

市電を往復乗車するだけで、普通200円×2回=400円になりますから、単純往復に利用するだけでも40円お得です。しかも、お子さんと一緒ならこども運賃分もかかりませんから、かなりお得です。

土日祝日なら、札幌市電の料金(どサンこパス利用)は、他都市路面電車と比べて、同等若しくは割安な乗り物ということになります。

まとめ

札幌で一番安心・人気な乗り物は地下鉄ですが、その分、住宅価格も地下鉄の方が人気=高いという面もありますので、中央区で物件を探す場合には、市電沿線も候補リストに入れてみても良いと思います。

バス・JR通勤よりは、はるかにおすすめです。

北海道移住をお考えの方は、札幌市営地下鉄か札幌市電(路面電車)の沿線でマンション探しをするのが、失敗や後悔を少しでも減らすコツです。北海道旅行での札幌観光や札幌出張などの際に、一度体験してみることをおすすめしますが、朝夕の通勤通学時間帯は避けて下さいね。

以上、札幌市電の乗り方・料金・特徴など分かりやすく総まとめ!についてでした。

【参考・出典元】
●札幌市公式ホームページ – City of Sapporo  https://www.city.sapporo.jp/
●市営交通/札幌市交通局
https://www.city.sapporo.jp/st/

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