心地よさを求めて北海道/札幌へ移住して5年。実際に札幌生活を体験したことで分かった実感を、できる限り根拠となるデータも付けてまとめてみました。

札幌の冬の気温と雪と服装について10月11月12月1月2月3月4月を旬ごと解説!

札幌の名所である時計台に雪が深々と降り、札幌の冬を象徴した情景

札幌に移住して、札幌の気候について認識方を改めさせられました。一概に冬と言っても、良い冬と良くない冬があって、一番寒い時季が悪い時季かと思いきや、ウキウキするはずの春に向かう3月4月頃の方が、実は良くない時季であったりします。

そんな冬を、雪の有無による違い・月・旬ごとの違い・地域による違いなど、調べまとめてみました。

移住や転勤で引越しされる方だけでなく、北海道旅行・札幌観光や出張でお越しの方も、いつなら良くて、いつは避けるべきか?参考になれば幸いです。

※他の季節も見たい方コチラ→ 『春の気候(札幌)まとめ』 『夏の気候(札幌)まとめ』 『秋の気候(札幌)まとめ』 『北海道の梅雨まとめ』
※12か月まとめて(月ごと)はコチラ→ 『12か月の気候(札幌)月毎まとめ』

「冬」の期間とはいつからいつのこと?

気象庁では一日の最低気温が0度以下の日を「冬日(ふゆび)」としています。更に、最高気温が0℃以下の日を「真冬日(まふゆび)」と呼んでいます。

気象庁の「冬日」を基準に考えると、東京では冬が年に十数日しかないことになります。常識的に、東京はじめ全国平均的に冬と感じるのは、日の最高気温が11~12度以下程度ですよね。よって、それくらいの気温の期間を、今回は調べまとめてみました。

※気象データの出典元:気象庁ホームページ(気象庁のデータのうち2013年~2017年のデータを使用、5年間の平均値を旬ごとに割り出し、使用しています)

気象データ(最高気温~最低気温・日照時間・降雪量)

まずは、気象データを並べてみました。その日の最高気温と最低気温、1日の日の照っている時間、雪の降る量(高さ)ですが、過去5年間のデータを旬ごとに平均化しています(あくまでも平均であり、特殊な日もあります)。

月旬 気温・最高~最低 日照h降雪cm
10月下旬 13.2~5.2  46   0
11月上旬 11.5~3.8  34   5
11月中旬    8.4~1.2   34  15
11月下旬    5.3~-1.0  32  20
12月上旬    3.6~-2.2  30  34
12月中旬    2.3~-3.6  27  37
12月下旬    1.1~-4.6  22  55
1月上旬    -0.5~-6.0   31  28
1月中旬    -1.9~-7.5   30  49
1月下旬    -0.2~-6.4   32  44
2月上旬    -0.5~-6.7   36  36
2月中旬     0.9~-5.1   29  33
2月下旬     1.2~-5.6   38  37
3月上旬     2.4~-3.5   35  38
3月中旬     5.1~-1.7   50  17
3月下旬     7.1~-0.1   68  19
4月上旬  10.0~2.2    65   1
4月中旬  10.9~2.9    58   2
4月下旬  15.6~5.8    71   0

東京の気温感覚で決めると、11月~4月中旬までの半年間が、札幌では冬ということになります。

札幌の氷点下はそれほど寒く感じない

東京の5度くらいより札幌の-2度くらいの方が寒く感じません。よって、東京での真冬の服装で、札幌の真冬も十分に対応が可能です(靴は別)。年に数回ある最高気温-5度以下の日は、さすがに顔が痛くなりますが、マスクをすれば大丈夫です。

なぜ札幌より東京の方が寒く感じるのか?いろんな要素がありますが、主には雪と雲・晴天・風の影響です。

雪が降ると暖かく感じます。雪がもつ保温力と、水が氷に変わる時に出す凝固熱によるものだそうですが、雪が無い時よりある時、特に降っている時の方が寒くないのです。そのためか、1月2月よりも3月4月の方が寒く感じることもあります。

札幌の冬は、厚い雲に覆われている時が多いのですが、この雲により熱が逃げにくくなります。逆に、晴れの日は熱が上空に逃げていきますので、晴天率の高い東京の冬は、より寒く感じるのかもしれません(もちろん、日が照っているときは暖かい)。

札幌の冬は、東京より風が少ないと感じますが、風の影響は大きいですね。

旬ごとの状況

10月下旬

10月下旬は最高気温13.2~最低気温5.2度と、10月上旬の18.2~10.1、10月中旬の15.4~7.0から、東京では冬といってよさそうな気温まで下がってきます。

日照時間がまだ多いので救いですが、年によっては初雪が降る頃で、コートが無いと辛くなってきます。

札幌市街地でも紅葉が始まる頃で、北海道大学や中島公園・円山公園・大通公園など、札幌中心部から徒歩圏(または地下鉄2・3駅)で紅葉が楽しめます。

11月上旬

11月上旬は11.5~3.8度と、東京の12月下旬・クリスマスの頃と同じ寒さになります。そして、日照も少なくなり、雪のちらつきも珍しくなくなってきますので、より寒さを感じるシーズンです。

このシーズンの雪は、札幌・北海道ならではの光景をつくり出してくれます。紅葉が残っているうちに雪が一定程度降ると、紅葉と雪のコラボレーション景色が楽しめることになります。

11月中旬

11月中旬は8.4~1.2度と、ついに東京には無い寒さがやってきます。そして、雪もオン期(12月~2月)の半分くらいは降るようになり、いよいよ長い冬を自覚させられるシーズンです。

11月以降3月中旬あたりまでは、日照時間が東京比5割~8割程度と、曇りがちとなります。

11月下旬

11月下旬は5.3~-1.0と夜は氷点下まで下がり、雪もオン期の半分くらいの降りがあります。

実は、この札幌としては中途半端な気温と中途半端な雪が、移住民にとってはもっとも厄介で危険なシーズンの基となります。

積もった雪が日中の気温上昇で溶け、夜の氷点下で凍らせ、歩道はツルツル凍り道になります。札幌へ移住するにあたって冬一番恐れることは、冬の寒さや積雪よりも、このツルツル道で滑って転び怪我をすることです(札幌市内マンション暮らしの方を前提)。

12月(上旬~下旬)

12月上旬は3.6~-2.2度、12月中旬は2.3~-3.6度、12月下旬は1.1~-4.6度と冷え続け、東京はじめ日本の普通の気候で暮らしている方には、どんどん未知の世界に進んでいきます。

日照時間も夏の半分以下となってしまい、降雪量は1月2月と同じくらいのオン期となります。

11月下旬のところでツルツル道になって危険と記しましたが、12月は中途半端な気温+降雪量増加で、もっと危険になります。

ツルツル道は危険ですが、雪道は割と大丈夫で、ツルツルは半透明色・雪道は白色と判別し、ツルツル道だけ慎重に歩けばよいのですが、この時期はツルツル道の上に軽く雪が乗っている場合が多く、雪道だと思って余裕で歩いていると、いきなりツルンといきます。

1月上旬~2月下旬

1月上旬から2月の下旬くらいまでは、所謂「真冬日」で日中の最高気温も氷点下という日が多いシーズンです。

そして、雪も頻繁に降りますので、大雪・大嵐により飛行機やJR・バスが運休や遅延になりやすいのですが、ツルツル道にはなり難いため、割と安心して歩ける日が多くなります。

2月上旬には大通公園を中心に「雪まつり」があります。外国人も非常に多く、大変混み合います。この大通公園は、屋台などもたくさん出ていて人通りも多いため、けっこう滑りやすくなっていますので注意が必要です。

3月上旬

最高気温が氷点下となる日が多い1月2月の極寒からは上昇してきているものの、まだ2度程度であり、雪も1・2月と同じくらい降っています。

この日中2.4度~夜-3.5度の気温が、また歩道にツルツル凍り道をつくり出すのですが、更に、車道は車の出す熱も加わり、多くの雪を溶かし、水たまりを発生させるため、車からの泥はねと交差点を渡る時の大きな水たまりに注意をしなくてはなりません。

3月中旬

気温が5.1~-1.7度まで上がる以上に、日照時間50時間が嬉しくなってきます。

冬は35時間前後、旬単位なのでほぼ10日で割れば、1日当たり3.5時間しかなかった日照が5時間に増えた、つまり4割くらい日の当たる時間が増えたということです。

雪の降る量も1月2月の半分くらいに減ります。但し、降る量は減っても積もっていた雪は残っているので、水撥ねと水たまりへの注意は継続です。

3月下旬

気温7.1~-0.1度、日照68時間と更に陽気度がアップして来ますが、まだ最盛期の半分とは言え雪は降りますし、東京の真冬よりもまだ寒いシーズンです。

4月上旬

気温10.0~2.2度と、やっと東京の真冬並み、日本人の普通の真冬感覚まで上がってきます。また、やっと雪の降らない日が当たり前になってきます(時々は降りますが)。

しかし、テレビを付ければ桜の話題で賑わっている世の中を全く共感できませんし、まだまだ氷道が残っているところもあり、ツルツル路面対策用に撒かれていた黒い粒石が歩道に残っていて、あまり良い景観でもありません。

4月中旬

4月上旬と同じです。3月上旬から4月中旬までが、もしかしたら札幌の1年の中で、一番良く感じないシーズンかもしれません。

ただ、札幌地元民と移住民とで感じ方は違うかもしれません。最高気温10度は東京の真冬並みですから、移住民にとってはコート着用が必須ですが、札幌の特に若者たちはコートを脱いでいて、春の陽気にウキウキしているようです。

道路の雪と小石の残骸も、それが当たり前で育ってきた地元民と、そうでない移住民とでは、感じ方が違って当然ですね。

まとめ

東京の感覚で区分すれば、10月下旬から4月中旬までの半年間が「冬」ということになりますが、この半年間でも時期によりかなり住み心地が異なります。

意外に、一番寒い1月・2月の方が、気温は上がっていく3月・4月より快適であったりもします。3月4月の方が寒く感じるので、街を歩く人たちが春の服装になっていくのにつられてダウンコートを脱いでしまい、痛い目に合うこともしばしばです。

また、1月2月の雪の多いシーズンは、新雪の上を歩くのが心地よく感じます。11月12月や3月前半のツルツル凍り道、そして3月後半のベチャベチャ雪シーズンより、氷点下が当たり前の1月2月の方が良いシーズンと言えます。

北海道移住で失敗したくない方、少しでも後悔を少なくしたい方は、11月12月か3月4月に1度体験旅行をしてみることをおすすめします。

北海道旅行・札幌観光の方には、逆に3月4月より1月2月にお越しになられることをおすすめします。雪まつり以外にも、雪に映えるイルミネーションも、なかなかのものですよ。

以上、北海道の冬は年の半分!?10月~4月を調査して分かった事実!についてでした。

【出典・参考元】
気象庁ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

 

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