北海道は梅雨なし!秋雨無し!?6月~10月が快適すぎる!!

北海道移住で失敗後悔した人の中には、北海道も最近それほど涼しくないとか、梅雨が無いといっても、良く雨が降るとかブログや口コミに書き込んでいる方もいますね。

そこで今回は、北海道札幌の夏の快適性について、まとめてみました。

確かに、北海道が暑い!と言われる事象がある

北海道札幌市のモエレ沼公園で水遊びをする家族の写真

❶昨年(2017年)7月

<2017年7月札幌日の最高気温>
7月 7日:33.2度
7月 8日:30.0度
7月 9日:32.4度
7月10日: 33.2度
7月11日: 29.8度
7月12日: 28.3度
7月13日: 33.1度
7月14日: 34.9度
7月15日: 33.4度

と9日間も連続で、札幌にとっては酷暑が続きました。おかげで、購入して損をしたと後悔していたエアコンが大活躍、不幸中の幸いでした。

❷2015年8月

帯広に近い池田町で猛暑日が2回目となり、最高気温が37.1度まで達しました。ほとんどの家や庁舎でも、エアコンを持っていなく扇風機で凌ぐのがたいへんであるとニュースになっていました。

また、同時に沖縄が他の地域より気温が高くなく、今後夏の避暑地は沖縄になるかもしれない!みたいな記事も見かけたりもしました。

❸今年(2018年)6月

今週月曜日と火曜日は、4日に帯広が34.2度、5日に美幌町が32度で、日本一の高気温を北海道が獲得しました。札幌も4日は30.7度、5日も28.7度と、東京よりも暑くなりました。

❹札幌にはヒートアイランド現象がある

札幌は、内陸部ではないのでフェーン現象などは無く、帯広や北見などのような35℃を超える急激&一時的な高気温になることはありませんが、ヒートアイランド現象により、周辺より2度ほど気温が高いです。

しかし、この2度高いということは、悪いことばかりではありません。28度以上がプール遊びに適した気温と言われていますから、短い日数とは言え、北海道でも水遊びを楽しむことができます。

また、冬も気温が2度高くなりますので、寒さが少し弱くなりますね。また、ヒートアイランド現象のおかげで、周辺がマイナス20度に達する極寒の日でも、マイナス10度くらいで済んでいます。そのマイナス10度ですら昔よりかなり珍しくなったそうです。

これから、札幌と私の古巣・東京を気温・日照時間を使って比較することで、札幌が周辺より2度も高くても、いかに快適であるかを証明していきます。

日照時間比較で、梅雨はない!秋雨もないのでは!?を確認

雨が降らないので傘を閉じて干している写真

北海道に梅雨が無いことは有名ですが、秋雨はあると言われています。しかし、札幌の8月~10月は気持ちの良い日が多いので、日照時間を調べてみました。

右端の「割合」は、札幌/東京の割り算で、東京の日照時間を100%とした場合の札幌の比率です。

日照時間
札幌東京割合
1月上旬316547%
1月中旬306943%
1月下旬327146%
2月上旬366059%
2月中旬296049%
2月下旬384780%
3月上旬355465%
3月中旬506379%
3月下旬687195%
4月上旬6549132%
4月中旬586787%
4月下旬7166108%
5月上旬688085%
5月中旬616989%
5月下旬8276107%
6月上旬6059102%
6月中旬5449112%
6月下旬6333193%
7月上旬6847143%
7月中旬7261118%
7月下旬6462102%
8月上旬7164110%
8月中旬464994%
8月下旬6141151%
9月上旬5537148%
9月中旬4942118%
9月下旬6146132%
10月上旬4939126%
10月中旬5044114%
10月下旬464699%
11月上旬344969%
11月中旬344772%
11月下旬324965%
12月上旬306149%
12月中旬275847%
12月下旬226833%
年間平均505689%

❶北海道・札幌に「梅雨」は確かに無い

本州が梅雨になる6月中旬~7月中旬、東京は日照時間が少なくなりますが、札幌は、その前後とあまり変わりありませんね。日照時間=晴れている時間の長さ=雨の降っている時間の短かさということにして、梅雨であるか否かを判断してみました。

雨の降る量を示す降水量は、雨の降っている時間ではなく、降った量であり、集中豪雨や台風に大きく影響を受けるため、比較対象としませんでした。

6月中旬から札幌の日照時間「割合」が、112%・193%・143%・118%と高くなっていますね。梅雨の期間は、これだけ札幌の方が東京より晴れた時間が長くなります。

❷北海道・札幌に「秋雨」は本当にあるのか?

梅雨が無いことの証明は、予想通りですので、面白くも無いですね。次に「秋雨」についてです。8月中旬・下旬から10月頃が「秋雨」の季節と言われており、気象庁は北海道に秋雨の期間があるとしています。

しかし、5年間の日照時間を見る限りでは、東京では認められますが、札幌では認められません。少し分かり難いので、「梅雨」と「秋雨」とその間の時季の平均値を出して並べてみました。

時季月旬の期間札幌東京
通常の春4月上旬~6月上旬6767
梅雨の期間6月中旬~7月中旬6447
通常の夏7月下旬~8月中旬6059
秋雨の期間8月下旬~10月中旬5441

通常の春・夏期間に比べ、東京の梅雨・秋雨期間だけ、日照時間が少なくなっているので、東京にだけ梅雨と秋雨があり、札幌には梅雨だけでなく秋雨も無いと感じます(この5年間は)。

札幌も梅雨期間に比べ、秋雨期間の方が10時間(旬=10日間なので、1日当たり1時間)少なくなっていますが、東京も梅雨より秋雨の方が6時間少ないので、東京と比較する限りでは、やはり札幌に秋雨があるという感じがしません。

あくまでも、直近の5年間のみのデータであり、晴れた時間からの逆算での実感です。

日照時間は年により異なる

5年平均データでアレコレ言っていますが、毎年同じ傾向ではありません。各年ごとに、各旬ごと札幌の日照時間を並べました。

13年14年15年16年17年
6月上旬10672404143
6月中旬589883780
6月下旬69102247943
7月上旬6458757469
7月中旬9176686561
7月下旬6181327371
8月上旬5658678983
8月中旬3944436044
8月下旬4777497658
9月上旬4067473884
9月中旬5453505238
9月下旬5569556662
10月上旬4945534948
10月中旬4148506247
10月下旬3553483459
期間平均5861536059

全国の梅雨入り日程が毎年大きく違うように、札幌の気候も毎年異なります。6月中旬は最たる例ですね。ま~参考・イメージ程度です。

最高気温・最低気温も併せて比較

窓を開けせんぷうきをかけている写真

札幌東京
最高最低最高最低
6月上旬21.212.525.217.9
6月中旬21.213.826.219.5
6月下旬23.915.327.020.8
7月上旬25.517.729.022.6
7月中旬25.618.331.724.4
7月下旬26.819.531.224.4
8月上旬28.020.432.525.4
8月中旬26.819.932.125.3
8月下旬26.118.630.323.7
9月上旬25.617.929.723.0
9月中旬23.715.528.221.7
9月下旬21.212.525.719.1
10月上旬18.410.324.417.9
10月中旬16.47.922.616.0
10月下旬13.75.820.414.0

やはり、エアコンを購入したのは誤りであったと思えます。事実、昨年7月以外は、残念ながら扇風機というかサーキュレーターだけで十分暮らせてしまいました。

6月下旬~9月中旬の間は、もう東京には帰れませんね。

まとめ

北海道移住を失敗・後悔しないためには、まずは札幌移住から始める、特に地下鉄沿線でマンションを探すことをおすすめしていますが、夏の気候だけで言えば、そうも言えないのですが、だからと言って札幌が悪い訳でもないことを、今回確認できました。

気候以外の部分を含めれば、大多数の方にとって、札幌移住がベストであることは確証しているのですが、また別の機会に、気候における北海道内のベスト地域はどこか?計ってみたいと思います。

計ると書いたのは、あくまでも数字的な分析になるからです。感覚的なベストを決めるのは、個人個人の感覚ですからね。

以上、北海道は梅雨なし!秋雨無し!?6月~10月が快適すぎる!!についてでした。

【出典・参考元】
気象庁
www.jma.go.jp/jma/index.html

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