昨日、「北海道ふっこう割」について報道されていましたので、これまでに先行して公表されている航空会社や旅行サイトなどの割引と併せて、まとめてみした。
将来「札幌」へ移住することを検討されている方もそうでない方も、この制度を利用して、札幌に視察や観光で見て来てください。
10月22日開始のJAL国内ツアーや楽天のANA/JALパックについては、他の方の記事ですが、なかなか状況が分かりやすのでご紹介しますね(10月22日追記)↘
『 北海道ふっこう割・JAL国内ツアー10/22は超イライラ!でも粘り勝ち!!』
10月1日の第1弾について『北海道ふっこう割の申請・手続き・いつから?予約済みは?第1弾で分かったこと!』をご確認ください(10月2日に追記しました)
「北海道ふっこう割」とは?
<1>条件
2018年10月1日から2019年2月28日までに、北海道内に1泊以上の宿泊と周遊をする旅行商品であることのようですが、周遊が必須かどうかは?です。恐らくは、旅行会社で割引をしたツアーを予約する場合か、宿泊クーポンを使ってホテルや旅館を予約&清算する場合が考えられます。
<2>補助額
➀北海道内の1か所に宿泊・・・2万円を上限に1泊あたりの料金の50%が補助される
②北海道内の2か所に宿泊・・・合計3万円を上限に1泊あたりの料金の60%が補助される
③北海道内の3か所に宿泊・・・合計3.5万円を上限に1泊あたりの料金の70%が補助される
※但し、上記は日本人旅行者の場合で、外国人旅行者の場合は最大70%×5泊まで補助されるようです。
<3>対象商品
各旅行会社が企画する旅行商品(ツアー)が対象で、これから店頭やWebサイトに出て来る予定です。政府としては早く出すように促しているようですが、旅行会社及び各旅館・ホテルなどへの周知などに時間がかかります。
※確かでは無いのですが、下段の「他にも各社独自の割引」の欄で紹介している「④楽天トラベル」の「元気です北海道クーポン」が、ふっこう割対象施策のようです。じゃらん・るるぶトラベルも10月1日開始のはずですが、現在は不明です(9月30日追記)。
<4>補助の受け方
補助金分が差し引かれた旅行代金となっている対象旅行商品を購入するだけです。旅行者が何か申請などをする訳ではなく、旅行会社や宿泊施設が行政との間で補助金に関するやり取りをし、その分を反映した旅行代金が設定される仕組みのようです。
他にも各社独自の割引
<1>航空会社
➀JAL
北海道発着路線において、2018年10月28日から2019年3月30日までの「先得」運賃が値下げされます。
<ウルトラ先得の最安運賃一例>
・羽田〜札幌 6,400円〜 (最大約84%OFF)
・仙台〜札幌 7,400円〜 (最大約78%OFF)
・伊丹〜札幌 7,600円〜 (最大約84%OFF)
・関空〜札幌 7,500円〜 (最大約84%OFF)
・福岡〜札幌 7,200円〜 (最大約88%OFF)
※OFFの%は、正規運賃からの割引率です。
※上記は割引運賃一例ですので、利用日によって運賃は異なります。正確にはJAL公式サイトでご確認ください。
②ANA
ANAも当初発表していた復興支援の一環として設定した早期割引運賃の一部を再値下げしましました。羽田-札幌線の場合、9月21日発表時には、最低価格が片道9,000円でしたが、競合するJALと同じ6,400円に値下げしました。
この再値下げの対象は、東京と大阪・名古屋からの北海道発着路線で、早期割引運賃「ANA SUPER VALUE 45/55/75」で、搭乗期間は11月6日から2019年3月30日までとなります。大阪と名古屋は、JALと同額では無さそうですし、羽田線も日によってJALと違う可能性がありますので、ANA公式ページで出発日も入れてご確認ください。
<2>旅行サイト
「応援クーポン」というような名称の割引クーポンが、各旅行サイトに出ています。
➀じゃらん
「北海道災害応援クーポン 」と称して2種類の割引クーポンを出していましたが、2万円割引クーポン(合計旅行代金制限なし、1名でも使える、先着500名)は、昨日夜の時点で完売となっていました。もうひとつの5千円割引クーポン(合計旅行代金50,000円以上、1名でも使える、先着150名)については、まだ残り枠があります。
②JALダイナミックパッケージ
2018年10月上旬に「北海道応援割クーポン」配布予定です。JAL往復航空券と宿泊がセットのパッケージで、北海道の各空港(新千歳/丘珠/女満別/旭川/釧路/帯広/函館)を利用する方を対象に、旅行を予約する際に旅行代金を割引するようです。
旅行対象期間:10月9日~12月21日出発分
③ANA旅作
「でかけよう北海道クーポン」が、ANA往復航空券と宿泊をセットで販売のパッケージで、北海道の空港(新千歳/稚内/紋別/中標津/女満別/旭川/釧路/帯広/函館)を利用する方を対象に、60,000円以上の旅行をおとな2名以上で予約する際に旅行代金を10,000円割引するというクーポンで、300枚限定です。
旅行対象期間:9月28日~12月27日出発分
④楽天トラベル
「元気です北海道クーポン」と称して、最大で2万円が割引されるクーポンが、10月1日の10時に予約開始となります。第2弾もあるように表示されていますが、第1弾の2万円よりも高い割引になる可能性もあるようです。
<3>旅行代理店
いつ発売開始になるかは未定ですが、恐らく10月中旬~下旬頃には発売される見込みです。
いつ行くか?今より冬に!
恐らく、札幌への移住を少しでも検討されたことのある方は、夏の良いシーズンは経験されていると思いますが、冬の雪まつり以外の札幌の様子も、この機会に見ておいてください。
真剣に札幌移住を検討されている方には、次の➀悪い時季をおすすめしますが、観光旅行目的だけの方には、逆に➀悪い時季を外し、12月~2月の真冬をおすすめします。
➀札幌の悪い時季を見ておきたい方
札幌移住してから後悔したくない!悪い時季をしっかりと見ておきたいという堅実派の方は、11月や3月に見に来てください。この時季は、雪が中途半端な時季なので、雪により日常の歩行や街の景観がよくない時季です。
雪の量も気温も中途半端な時は、道がツルツルに凍り、最も歩きにくい時季です。また、これは特に3月ですが、雪が融け、交差点などに大きな水たまりができたり、歩道も雪と融けた水とでシャーベット状のぐちゃぐちゃで、最も歩きにくい時季です。
更に3月下旬以降は、雪道を滑りにくくするために撒かれた小さめの砂利石が、雪が融けた後に道路に残る状態が見られますが、最も景観的に悪い時季です。
②札幌の真冬を見直したい方
北海道生活の経験がない方々が、最も恐れるのは1月~2月の真冬の寒さと大雪ではないでしょうか?
しかし意外にも、1月~2月は、けっこう気持ちよく生活できる時季なのです。
まず寒さの体感的な部分ですが、東京の方であれば、東京で生活している服装と同じ服装で、札幌市内を歩き回ってください。東京よりも気温が10度も低い札幌ですが、東京と同じ服装で全く問題ありません。但し、ダウンコートは必要です。東京で着ているダウンコートでOKです。
靴だけは、滑り止めの対策が必要です。簡易的なはめ込むタイプでも問題ありません。
もちろん、日中の最高気温がマイナス5度までしか上がらない日や、猛吹雪の時は長居しない方が身のためですが、最高気温がマイナス2度程度でしたら、全く問題ありません。
また、雪が降っている中を歩くのは、キュッキュッと歩きやすいですし、雪の性質上、逆に寒くありません。
ただ、真冬の札幌を気にいるタイミングとしては、雪が降った後に晴れて日が差すタイミングが一番良いですね。白い雪で覆われた街一面に光が差すと、かなり明るくきれいです。本当に気持ちの良い散歩ができます。
まとめ
これから、どのような割安商品が出て来るのか分かりませんが、「ふっこう割」商品は、秋の紅葉シーズンには間に合わないでしょうね(商品が出て、すぐに旅行を決められる方は、11月上旬まで紅葉のある札幌などであれば、間に合いますが)。
上記にてお伝えした通り、札幌移住計画のある方には、できれば11月又は3月の悪い時季も見ておくことをおすすめしますが、札幌移住の希望はあるものの、あまり札幌のことを知らないという方や観光目的だけの方には、12月がおすすめです。
札幌の12月は、ホワイトイルミネーションもありますし、クリスマスイベントが大通公園だけでなく、サッポロファクトリーなど札幌市内の各地で行われていますので、観光&視察におすすめのシーズンだと思います。
札幌のイルミネーションは、日本初のイルミネーションでもあり「日本三大イルミネーション」にも指定されていて、けっこう見る価値あります。ちなみに、他の2つは、あしかがフラワーパーク『光の花の庭』とハウステンボス『光の王国』です。
下は、大通公園の「ミュンヘンクリスマス市 in Sapporo」です
以上、「北海道ふっこう割の利用方法&おすすめの札幌視察・観光の時季は?」でした。