札幌のたばこ臭さに唖然!北海道は喫煙率で全国トップを独走中!!

札幌に移住して、オフィスビルやコーヒーショップ・歩道(特に病院の前)などで、とにかく喫煙者・たばこの臭さに出くわすことが多くなりました。

飲食店では、店舗内で一応分煙されてはいても、完全分煙ではなく、ちょっとエリアが分かれているだけで、簡単に煙の臭いが禁煙スペースにも流れ込んでしまうようなお店も多いです。

日本全国の平均喫煙率は2割を切っています。8割の大人と子供全員はたばこを吸わないので、少なくとも世の中の2/3以上の方は、喫煙者と隣り合わせる、たばこの臭いを感じるのは嫌だと感じていることでしょう。

札幌移住をおすすめしていますが、失敗・後悔の要素も当然ありますので、今回は、その1つである「たばこが臭い」について、まとめてみました。

喫煙率データで北海道は不動の1位!

※以下は、国民生活基礎調査による都道府県別喫煙率データより出典・参考

男女計で、全6回とも喫煙率トップ!

<男女計>全国  北海道  青森  岩手
2001年 30.5% 38.0% 31.1% 29.4%
2004年 28.5% 35.1% 32.0% 27.0%
2007年 25.6% 31.5% 28.9% 25.7%
2010年 21.2% 24.8% 24.7% 22.4%
2013年 21.6% 27.6% 25.9% 23.4%
2016年 19.8% 24.7% 23.8% 22.6%

男性のみでは、佐賀・青森・岩手に続いて喫煙率第4位

<男性> 全国   北海道    佐賀  青森
2001年 48.4% 53.5% 49.8% 50.8%
2004年 44.9% 49.9% 48.0% 50.9%
2007年 39.7% 43.9% 41.9% 45.3%
2010年 33.1% 35.0% 34.7% 38.6%
2013年 33.7% 39.2% 39.6% 40.3%
2016年 31.1% 34.6% 37.5% 36.5%

女性のみでは、全6回とも断トツの喫煙率トップ!

<女性>  全国  北海道   青森       群馬
2001年 14.0% 24.3% 14.1% 14.6%
2004年 13.5% 22.2% 15.4% 13.5%
2007年 12.7% 20.6% 14.7% 12.4%
2010年 10.4% 16.2% 12.7% 11.3%
2013年 10.7% 17.8% 14.3% 10.4%
2016年   9.5% 16.1% 12.2% 10.9%

2001年以降3年に1度行われているこの調査において、全6回とも北海道の喫煙率は全国1位です。

北海道の喫煙率は、2001年の38.0%に比べれば、2016年は24.7%と、大よそ2/3まで喫煙率が減ってきていますが、日本全国的減少率と同じペースなので、全国平均比1.25倍の喫煙者数は、15年間変わっていません。

男性に限れば、北海道は34.6%で、全国平均の31.1%よりは高いものの1.1倍と差は小さくなります。また、佐賀県の37.5%・青森県36.5%・岩手県36.2%より低く全国第4位で、全国トップであったのは2001年だけです。

女性は、北海道16.1%で、全国平均9.5%の約1.7倍、2位の青森県12.2%・3位の群馬県10.9%を大きく引き離して、2001年以降の全6回とも断トツの全国トップを続けています。

一番低い島根県の女性5.0%と比べると、何と北海道の女性は3.2倍もの喫煙率となります。カフェの喫煙席で、本当に多くの女性を見かけます。

北海道が2017年1~2月に公共・商業施設等に行った実態調査では、何と6割強の飲食店で、喫煙対策をしていないことが分かったそうです。

過去に札幌へは何回も出張で来ていましたが、こんなにも喫煙者が多い、カフェなどでたばこ臭い思いをするとは、全く想像もしていませんでした。たばこに関しては、札幌の嫌なところ断トツ1位ですね。

コーヒーショップに入る時は、1度喫煙・禁煙席の配置や分煙方を確認してから入らないと、コーヒーを買って席に着いてから痛い目にあいます。

北海道の喫煙率が高い理由

理由は、大きくは2つあるようです。

1つ目は、土地が広いことによる影響です。土地が広く、人口密度が低いため、周りを気にする必要がないということです。また、マンション住まいよりも一軒家が多いため、喫煙で隣近所を気にする必要がありません。

また、土地が広いことで、仕事も屋外で作業する人が多いこと、車で移動する人が多いことも喫煙者の多くなる一因になります。

2つ目は、女性の喫煙率が高い理由です。明治に入ってから開拓を始めた北海道では、その厳しい環境下で、女性も男性と一緒に同じ屋外作業をがんばってきた経緯があり、男女同等の権利意識が高いのだそうです。

その他には、おおらかな人が多いため、たばこくらいで文句は言わない!という理由も、よく聞きますね。

札幌市たばこの吸い殻及び空き缶等の散乱の防止等に関する条例

札幌市にも、他の地域と同様に歩きたばこを制限する条例は一応あります。

この条例のタイトルからは“ポイ捨て”を防止する意図は書かれていても、歩きたばこなど路上喫煙を防止する意図の文言がないですね。たばこの吸い殻と空き缶は同じレベルで、街の美化のために制限をしたいというのが、札幌市の狙いです

そもそも、この条例を制定する経緯・主旨を読んでみると、“歩きたばこ”を制限する理由は、“ポイ捨て”につながる可能性も高いということと、他人に火傷などの恐怖を与える危険な行為だという2点が中心です。

他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙を防ぐ動きは、東京都内の自治体が2020年の東京オリンピックも踏まえ、取り組みを加速しているようです。国会では今、どうなっていることやら・・・いろんな問題ありすぎて、どこかへ行ってしまった感ありですね。

札幌市も、冬季オリンピック開催の立候補に名乗り出ようとしています。2026年が難しくなってきて、2030年で立候補する方向が有力視されていますが、そんな先まで待たずに、受動喫煙の防止に取り組んでほしいものです。

習慣・マナーが無いのなら、ルールで縛るしかないですね。

札幌のたばこ・北海道の喫煙率の<まとめ>

北海道移住を失敗・後悔しないためには、まずは札幌移住から始めることをおすすめしていますが、何度か北海道旅行・札幌観光や出張の際に、たばこ臭さをはじめ札幌生活の現実をしっかり体験しておいた方が良さそうです。

オフィス内・路上・カフェなどあらゆる所で、喫煙率の高さが目に付くでしょう。

これは、北海道・札幌の人たちだけの問題ではなく、北海道外からの転勤者なども、東京などと違って大手をふるってたばこが吸える環境にあることから、喫煙率トップに貢献しています。

以上、札幌のたばこ臭さに唖然!北海道は喫煙率で全国トップを独走中!!についてでした。

 

【出典・参考元】
国民生活基礎調査による都道府県別喫煙率データ

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