心地よさを求めて北海道/札幌へ移住して5年。実際に札幌生活を体験したことで分かった実感を、できる限り根拠となるデータも付けてまとめてみました。

北海道移住で札幌に引越すならこの地域!探し方&選び方を徹底紹介

北海道移住でのまず第一歩としては札幌をお勧めしていますが、広い札幌市の中でどのエリアに住んだら良いのか?どの駅を選べばよいのか?札幌観光や出張で数回札幌を訪れた程度ではなかなか分かり難いものです。

そこで今回は、札幌市内のどのエリアに住めば無難であるか?どの駅を最寄り駅とするのがおすすめか?多種多様なお好みの中で、どのように選んでいけば良いのか?などをご紹介していきます。

私が札幌へ移住してきた5年前と比べ、マンション価格の高騰や札幌市の再開発事業などの様子から、人気のエリアも変わってきていますので、基本的な札幌での住まいの探し方に現在の状況を反映させた形で、住まいの場所選びについてまとめてみました。

なお、以前に「札幌移住の計画方法/札幌マンションの探し方編」というシリーズ的な記事において、札幌の地下鉄の駅からどの駅を選べばよいのかをデータ化していますので、こちらも有効活用しながら、出来る限り個人個人の拘りにも応えられるようにしてみました。

地域の絞り方

最近は西側より中央部~東側がおすすめ

以前、少なくとも私が札幌へ引越して来た5年前頃までは、本州のサラリーマン転勤族におすすめのエリアは、西側のエリアで、東西線の西18丁目~円山公園~西28丁目あたりに転勤先マンションを探す人が多かったです。

西側か東側かの境目は、札幌~大通~すすきのの南北縦のラインの東側に流れている創成川が基準になります。

碁盤の目のように区画整備されている札幌市では、大通公園を境に南北(○条)・創成川を境に東西(●丁目)と住所が割り振られていて、西側というのも、西●丁目の方を指していますが、札幌初心者に勧められる地域は、東西線の西18丁目~円山公園~西28丁目あたりでした。

SUUMOの「札幌住みたい街ランキング」で選ばれる駅も西側が多いというご意見もありますが、あくまでも中心地より東側の創成川を基準に東西分けているためで、札幌の南北中心ラインである札幌駅~大通駅~すすきの駅を基準に東西を分ければ、中央部が多いということになります。

ちなみにSUUMOの「札幌住みたい街ランキング」は
1位:さっぽろ
2位:円山公園
3位:大通
4位:琴似
5位:麻生
6位:新さっぽろ
7位:平岸
8位:桑園
9位:中島公園
10位:北24条

そして、創成川を基準とした丁目ベースではなく、現実の東西を分ける札幌~大通~すすきのラインをベースに東西を分けた場合に、西側と言えるのは円山公園と琴似・桑園の3駅だけです。

札幌市民の方はよく場所を言い表すのに「北4西6」などと住所で表現されることがあり、我々札幌初心者には随分と?でしたが、札幌市民はそういう感覚なので、西側・東側と表現する際には、住所ベース=創成川ベースであると認識しておきましょう。

札幌初心者から見ると、札幌~大通~すすきのラインで西側・東側と言い分けた方が分かりやく、西3・4が札幌の東西境目に感じます。

そして、ここ2~3年は事情がかなり変わってきていて、西側よりも東側の方が再開発事業も含めて活性化しているので、大まかに札幌市を分けると、最近の流行りは「東側」と言えます。

ちなみに、住みたい街ランキング1位のさっぽろ駅も、実際に住むマンションはほとんどが「創成川イースト」と呼ばれる住所的にも創成川より東側の「東●丁目」エリアです。

札幌初心者には地下鉄沿線が大前提

札幌の公共交通機関はJR・地下鉄・市電・バスの4種の公共交通機関(+自転車・徒歩)で通勤通学する人が多いのですが、その利便性は圧倒的に地下鉄が優れています。

詳しくは後段でご説明しますが、本数や終電・走っているエリアなどの利便性もそうですが、大きいのは冬に遅延・運休が起きないという点です。

年により異なりますが、1年間の半分は冬である札幌生活においては、冬の雪で遅延を起こしてしまうJRやバスは、年間トータルで信用性の低い乗り物ということになります。

そして、札幌の冬と言えば雪とともに寒さにも対策を取らなければいけないので、寒い外で待つJR・バス・市電よりも、屋内で待つ地下鉄の方が通勤通学を楽にしてくれます。

特に、北海道の冬に慣れていない札幌初心者は、地下鉄利用が、移住先探しの大前提になると言っても過言ではありません。

地下鉄沿線をおすすめする理由

交通の利便性

本数

地下鉄なら4~8分に1本程度の電車本数と夜中0時台まで終電がありますが、JRも市電もそれほどの本数はありませんし、終電も11時台で終わりです(JRは札幌駅の終電時刻)。

乗り換え

JR線・地下鉄3路線・市電を乗り替えるには、
JR線←→地下鉄・・・札幌駅・さっぽろ駅、新札幌駅・新さっぽろ駅の2カ所しかありません
市電←→地下鉄・・・徒歩すぐで乗り換え可能なのは、大通駅・西4丁目、すすきの駅・すすきのの2カ所しかありません
市電←→JR・・・徒歩すぐにはありません

と、首都圏のような地下鉄・JR・私鉄の相互乗り入れが無いだけでなく、乗換え可能駅も少ない状況です。

しかし、地下鉄3路線に関しては、大通駅で全ての路線が改札内での乗り継ぎが可能ですので、利便性が高いと言えます。

各公共交通機関の詳細については↓

『札幌の地下鉄は利用者一番の公共交通!』札幌/北海道移住のまとめ
『札幌でのJRは今一な公共交通』札幌/北海道移住のまとめ
『札幌でのバスは意外に利用者数が多い公共交通』札幌/北海道移住のまとめ
『札幌の地下鉄・市電・バスの乗り方・乗継割引方』札幌/北海道移住のまとめ

信用性

時間通りに動いてくれるのが当たり前である日本の公共交通機関の常識において、大きな遅延が起きるということは、日本人の常識にはないですよね。

ところが、北海道の冬においてはJR線もバスも雪の影響により遅延することが日常茶飯事です。

そして、JR線に限っては、雪が無くても遅延・運休が日常茶飯事です。札幌~新千歳空港間のエアポートライナーが遅延・運休してしまい、北海道外への出張や旅行に大きな影響を与えている場面は、春夏秋冬いつでも起こりえます。

市電は、ササラ電車という除雪車の活躍により遅延することはほぼないのですが、車両が小さいために、電車が来ても乗り切れなくて、次の電車まで計2本分も待たなければならないということが、通勤時間帯には日常茶飯事です。

そんな中、地下鉄においては、遅延も運休も乗り切れないということもありませんので、北海道一信用性の高い交通機関であると言えます。

新千歳空港の利用

さきほどからお伝えしている通りで、JR線がよく遅延運休=エアポートライナーの遅延運休も多いため、新千歳空港からの航空便に搭乗できなくなる心配があります。

新千歳空港へのアクセス方法としては、JRとバスの2つがあります。地下鉄線だけでは新千歳空港までは行くことができませんが、地下鉄の駅からなら、JR線とバスの2つの手段を使うことができます。

地下鉄の駅から札幌駅と新札幌駅でエアポートライナーに乗り継ぐことができまし、地下鉄の駅から空港行き直行のバスもかなり出ていますので、JRとバスのどちらか運行状況の良い方を選択することができるため、遅延による航空機乗り遅れリスクは半減します。

札幌・新千歳空港間アクセスの詳細はコチラ↓
『新千歳空港・丘珠空港~札幌間の交通アクセスと国内航路』札幌/北海道移住のまとめ

買い物の利便性

スーパー

札幌市内には、駅から徒歩圏内のスーパーがたくさんありますが、特に地下鉄の駅からは直結または駅前のスーパーが多いので、通勤通学途中の買い物が便利です。
札幌の総合スーパーについて詳しくは↓
『札幌の総合スーパー(イオン・西友・イトーヨーカドー)』札幌/北海道移住のまとめ

コンビニ

北海道内には、セイコーマートという北海道産のコンビニを含め、人口当たりの店舗件数が東京に次いで全国都道府県第2位であるほど、コンビニ店舗が充実していますが、やはりその店舗充実度が高いのは、地下鉄の駅付近です。

札幌のコンビニについて詳しくは↓
『札幌のコンビニエンスストア』札幌/北海道移住のまとめ
駅近のコンビニ特集については↓
『各駅近(約1分以内)のコンビニ(札幌市内)』を駅別一覧にまとめてみました!

ドラッグストア

札幌には、全国でも有名なツルハドラッグの他に、サッポロドラッグストアとアインズという3つのドラッグストアチェーンの本社があるくらい、札幌にはドラッグストアが充実しています。

札幌のドラッグストアについて詳しくは↓
『札幌のドラッグストアストアは北海道産まれが強い』札幌/北海道のまとめ

デパート

札幌には4つのデパートがありますが、大丸と東急はJR札幌駅・地下鉄さっぽろ駅と隣接しており、三越と丸井今井は地下鉄大通駅と隣接していますので、地下鉄の駅ならどの駅からでも全てのデパートへ地下鉄一本で行くことができます。

札幌のデパートについて詳しくは↓
『札幌4つのデパート(百貨店)大丸・三越・丸井今井・東急』札幌/北海道移住のまとめ

アウトレットモール

北海道にはアウトレットモールが新千歳空港近くと北広島市の2カ所ありますが、大きくてショップが充実しているのは三井アウトレットパーク北広島で、地下鉄の東西線大谷地駅・東豊線福住駅・さっぽろ駅からアウトレットパーク行きのバスが出ています。

北海道のアウトレットについて詳しくは↓
『北海道2つのアウトレットモール』札幌/北海道移住のまとめ

地下街

雪国の札幌だからこそ、地下街はかなり発達しています。JR札幌駅北口から~大通駅~すすきの駅までの地下街(一部正確には地下道)は、地下道の直線距離としては日本一の長さを誇ります。

その地下街に行くにも、地下鉄からなら北側・中央・南側のいずれにもアクセスが可能です。

札幌の地下街について詳しくは↓
『札幌の地下街/札幌駅~大通~すすきの』札幌/北海道移住のまとめ

利用者数が多いから利便性も高い

利用者が多い路線は、当然のことながら買い物やその他生活に関わる店舗なども集まってきますので、その駅付近の利便性は高くなります。

それぞれの1日当たりの利用者数が、
地下鉄:約60万人
バス :約29万人
JR :約21万人
市電 :約 2万人

と、全公共交通機関利用者の半分以上が地下鉄利用ということになりますから、地下鉄の駅付近に、いろんな施設が集まってきています。

例えば、札幌市には10の区があるので、10の区役所があるのですが、そのうち地下鉄の駅から徒歩圏内に無いのは、地下鉄が通っていない清田区(バス)と手稲区(JR手稲駅)だけです。

おすすめの地下鉄駅

ここからは、各目的に応じて、便利な駅(地下鉄)はどこかを探すことができる、サイト内他記事をご紹介します。

日常の買い物利便性から選ぶ

日常の買い物に必要なスーパーマーケット・コンビニエンスストア・ドラッグストア・100円ショップの店舗が、どの駅からどのくらいの距離に何の店舗が立地しているのか?を各路線・各駅ごとに2018年8月にまとめた記事をご紹介します。
『スーパーマーケットのある駅から選ぶ方法』
『コンビニエンスストアのある駅から選ぶ方法』
『ドラッグストアのある駅から選ぶ方法』
『100円ショップのある駅から選ぶ方法』
『日常お買物4種の便利度を駅ごとに評価◎○・△×』

非日常的な買い物利便性から選ぶ

同様に、ファッション・メガネ・コンタクトレンズ・携帯・家電・ホームセンター・家具雑貨など、毎日の日常では無いものの、割と必要になることの多い店舗について、まとめた項目です。
『カジュアルファッション・眼鏡・コンタクト系店舗から選ぶ方法』
『携帯・家電・ホームセンター・家具雑貨系店舗のある駅から選ぶ方法』
『日常ではないお買物の便利度を駅ごとに評価◎○・△×』

飲食店の利便性から選ぶ

ファミリーレストラン・ファストフード・カフェチェーン・スタバなどの飲食系店舗について、まとめた項目です。
『ファミリーレストランのある駅から選ぶ方法』
『ファストフード系店舗のある駅から選ぶ方法』
『カフェ・チェーン店系店舗のある駅から選ぶ方法』
『スターバックスコーヒー店舗のある駅から選ぶ方法』
『チェーン系飲食店の便利度を地下鉄駅ごと評価◎○・△×』

その他日常に必要な店舗などから選ぶ

銀行/ATM・スポーツジム・書店・レンタルビデオ店など買い物・飲食以外に生活に関係する店舗についてと駅ごとの利用者数についてをまとめた項目です。
『銀行・ATMが駅近くにある駅から選ぶ方法』
『スポーツジムがある駅から選ぶ方法』
『書店・古本屋・レンタルビデオ店のある駅から選ぶ方法』
『利用者が多い・増加している駅=期待できる駅かも?』
『買い物・飲食以外の生活系便利度を地下鉄駅ごと評価◎○・△×』

交通利便性から選ぶ

『地下鉄乗車の所要時間で駅を選ぶ方法』
『札幌中心部からのタクシー料金で駅・エリアを選ぶ方法』
『新千歳空港への交通利便性も駅選びに加える方法』
『複線利用(地下鉄3線とJR線・市電)できる駅を選ぶ方法』
『交通の利便度を地下鉄駅ごと評価◎○・△×』

評価基準に則り選ぶとこの駅がおすすめ

上記合計で駅を選ぶときの基準が20項目ありますが、これらを総合的に点数化してランキングにしてみた記事をご紹介します。
札幌の地下鉄<駅>総合評価ランキング!札幌の中でどの駅が便利か?調査結果を発表

あくまでも、店舗の立地状況や交通利便性などからデータベースで評価した結果(ランキング)は、

1位 すすきの
2位 大通
3位 さっぽろ
4位 麻生
5位 豊水すすきの
6位 白石
7位 円山公園
8位 バスセンター前
9位 琴似
10位 新さっぽろ

となりました。

先ほどのSUUMOの「札幌住みたい街ランキング」では
1位:さっぽろ
2位:円山公園
3位:大通
4位:琴似
5位:麻生
6位:新さっぽろ
7位:平岸
8位:桑園
9位:中島公園
10位:北24条

でしたから、TOP10駅のうち6駅がSUUMOアンケートと私のデータ評価が一致したことになります。

但し、同じTOP10の中でも順位が大きく違う駅もありますし、SUUMOアンケートにはない“すすきの・豊水すすきの・白石・バスセンター前”などのうち、すすきのは特殊な街なので外したとしても、バスセンター前や白石についてには、マンション探しの候補にあげる価値はありそうです。

生活実感から選ぶとこの駅がおすすめ

上記のデータベース的評価とは別に、私が東京から札幌に移住して来て5年間の経験と実感を基に、この街なら東京から引越しして来ても生活がしやすいのでは!今後注目しても良い駅ではないか!というおすすめ駅を5つほどご紹介します。

➀バスセンター前駅
ここ数年、札幌の注目エリアとなっている「創成川イースト」に位置し、SUUMOアンケートでも1位の札幌駅と3位の大通駅まで徒歩圏内の立地でもあり、大通駅から地下道で繋がってもいます。

恐らく、SUUMOアンケートにバスセンター前駅が出てこないので、バスセンター前から徒歩圏内のエリアについても、札幌駅・大通駅と回答している人が多いのではないかと思われます。

元々サッポロファクトリーという大型ショッピングモールに東京ストアという食品スーパーも入っており、上記のデータランキングを出した8月の後にマックスバリューもオープンしているので、データ的にもリアル買い物としても、利便性が向上しています。

駅の名前がバスセンター前なので分かり難いエリアですが、2018年に創世スクエアができたり、2019年にはサッポロファクトリ-横にツインタワーマンションや中央体育館がオープンしたりします。

更には、大通公園がこちらの方に拡張されたり、別の巨大ビルの建築(再開発)構想があったりと、この10年間人口が増え続けて来た上に、今後更に発展することが間違いのないエリアであると言えます。

また、苗穂駅が新駅舎に移転となり高層マンションが3棟も建ちますが、この苗穂駅と現市電を結ぶ新たな路線を延ばす構想もあるようです(創成川イーストは、その間に位置する)。

②新札幌
JR線と地下鉄東西線の複線利用が可能な交通利便性にプラスで、駅前に大型ショッピングセンターがあってそもそも便利な新札幌駅周辺ですが、更に、こちらも大型の再開発事業が目白押しのエリアです。

③琴似
こちらもJR線と地下鉄東西線の複線利用ができるエリアです。

但し、JR線琴似駅と地下鉄線琴似駅は徒歩で10分ほど離れていますので、両駅の間にマンションを探すことが理想です。

JR駅側にはイトーヨーカドーがあり、地下鉄駅側にはイオンとマックスバリュもあり、西区役所もこの付近ですので、利便性の高い街です。

④東札幌
こちらは地下鉄東西線だけの利用となりますが、大通駅からたった3駅であり、駅前にはイオンやラソラなどがあり、交通と買い物の利便性が高いエリアです。

また、ココロードと呼ばれるサイクリングとランニング・歩行者専用の道路が、この東札幌駅近くからJR北広島駅まで整備されています。

ランニングだけでなくゴルフ場へも割と近い位置でもありますので、スポーツ好きの方にはとても良い環境だと思います。

<最後に余談ですが>
羊ヶ丘の展望台に立っているクラーク博士像の右手は、どこを指しているのかご存知ですか?

実は、北海道大学でも北海道道庁でもなく、遙か彼方にある永遠の真理に向かい大志を抱いてほしいという願いを込めて、あのポーズになっているのであって、どこかの方角を指している訳ではありません。

しかし、私には札幌市方面を指さしているように見えます。

きっと、北海道開拓の時期に尽力を注いでくれたクラーク博士も、北海道では札幌市に住むのが良いよ!と仰っているような気がします。

以上、『北海道移住で札幌に引越すならこの地域!探し方&選び方を徹底紹介』でした。