東京から札幌に移住して8年目となり、札幌移住生活のリアルな部分がかなり分かってきました。
札幌移住以前には、移住や旅行情報などからは得られなかったこと又は理解できていなかったこと、札幌に住んでみて初めて知ったリアルなこと・あまり情報になっていない意外な事実がけっこうあります。
例えばですが、札幌は新型コロナウィルス感染者数の大きな波を毎回必ず受けてきました(2021年6月までの4波全て)。
そうなる理由として、中国や東京・大阪などからの観光客が持ち込んだとか、換気が悪くなる厳寒の冬が長いからとか、ニュースなどでよく知られている事実もあります。
しかし、意外に知られていない事実として、もともとマスクをする人が少ないという札幌市民・北海道民の習慣が影響したのでは?ということもあります。
以前から、インフルエンザが流行している時期でも、東京に比べてかなりマスクをしている人が少ないな~と感じていました。
そして2020年1~2月頃、新型コロナの脅威が明確になってきて、北海道でも感染者が出始めたことがニュースで話題になっていても、札幌中心部の混雑するような商業エリアでさえ、マスクをしないで賑やかに買い物などを楽しむ人たちが多かったのです。
また真夏には、熱中症対策から屋外ではマスクを外した方が良いという情報がありましたが、そんな高気温になりにくい札幌なのに、マスクを外して歩いている人をよく見かけました。
マスクと言えば「花粉症」も関係しますが、札幌では2~4月頃ではなく4月下旬~8月頃にかけてマスクをする人を目にします。
スギ花粉は無いから大丈夫!と言われる札幌・北海道ですが、シラカバやハンノキ・イネなどの花粉症のためにゴールデンウィーク頃から夏にかけてマスクをする人たちを見かけるようになります。
もちろん、本州からの移住者もシラカバやハンノキの花粉症になってしまう人がいます。
冬にマスクをする人が少なく、春夏にマスクをする人たちがいる。。。
その事実も理由も、札幌へ引っ越してくる前に知っている人はほぼいませんよね。
そんな、札幌移住のブログ記事や札幌観光情報などではあまり知ることができない、リアルな札幌移住情報について、今回は簡単にまとめてみました。
事前に知っておけばリスクを回避できることや、札幌への移住を止めるという選択さえもできるので、一度読んでおいて損はないと思います。
気候・気温に関するリアルな札幌移住の意外な事実
札幌の「夏」30℃超えは平均9日だが20日の年もある/リアル札幌移住意外な情報❶
冬は寒いが夏は涼しい!というのがごく一般的な北海道に対する認識ですね。
また、よく札幌移住系のブログにも30℃以上の真夏日は8日だけ我慢すれば大丈夫!と書かれています(私の過去の記事にも「9日」とあります)。
しかし、過去10年間の真夏日の日数を並べてみると
2011年:11日
2012年:20日
2013年: 9日
2014年:12日
2015年: 6日
2016年:11日
2017年: 7日
2018年: 8日
2019年:18日
2020年:12日
平均で11.4日ですが、多い年は20日もあり、2019年には10日連続真夏日という新記録も発生しました。
2017年も、年間日数としてはたったの7日ですが、7月中旬に28℃・29℃の日も含めて10日間以上も暑い日が集中し、寝苦しい毎日でした。
北海道ではエアコン普及率も低く、無くても大丈夫!という情報もありますが、特に札幌においてはあった方が良いでしょう。
エアコンの普及率について詳しくは「北海道の夏にエアコンは必要?普及率は?数字で検証してみた!! 」をご覧ください。
札幌の「春」は冬よりも寒く感じる日もある不安定な気候/リアル札幌移住意外な情報❷
札幌の春は東京よりも1カ月遅れでやってきます。
桜の開花が4月下旬で満開・見頃が5月初旬です(以前は開花が5月3日平均だったようですが)。
しかし、桜が咲いても、最高気温が20℃以上の暖かい日が増えてきても、北海道の4月~6月はけっこう寒く感じる日が多いのです。
寒い理由は2つ
①最高気温が12℃くらいまでしか上がらない日が珍しくなく、最高気温が12℃という気温帯は東京ではまだ冬ですよね。
②札幌の4月~6月は風が強くなり、気温が15℃以下で風が強いと、真冬並み以上の寒さを感じます。
最高気温が0℃未満となる真冬日が当たり前の1月2月の真冬は、雪が多く雪が持つ特性で東京よりも気温は10℃低くても、東京よりも寒く感じないことが多いです(事実、服装は東京と全く同じ服装でOKです)。
長い冬が終わり、暖かい春を待ちわびてきた分の裏切られ感も合わさり、余計に①②の日は寒く感じます。
転勤や入学等で4月に札幌へ引っ越して来られる方も多いと思いますが、4月でこんなに寒いなんて(東京からくれば尚更)!真冬はどうなってしまうんだろう??ととても不安になります(実は大丈夫ですが)。
札幌の4月~6月の気候については、↓の記事をご覧ください。
4月の札幌での服装/気温・雪・日照・風速/全国15都市との比較付!
5月の札幌での服装/気温・雪・日照・風速/全国15都市との比較付!
6月の札幌での服装/気温・雨・日照・風速/全国15都市との比較付!
北海道に梅雨はないが蝦夷梅雨はある/リアル札幌移住意外な情報❸
気象庁の見解も降水量などのデータからも、確かに北海道には「梅雨」という嫌~なシーズンはありません。
しかし、「蝦夷梅雨」と呼ばれる別の現象からくる、雨っぽい日が2週間くらい続く現象があります。
また、梅雨が無いからと言って、快晴の日が多いという訳ではありません。
札幌の6月~7月は、降水量は多くなくても、日照時間も多くありません。
札幌の6月~7月は快適だ!とは期待しない方が良いです。
北海道の梅雨について詳しくは「北海道にも梅雨があるの?蝦夷梅雨とは一体何?」をご覧ください。
冬の室内は暑すぎるので外出の服装に困る/リアル札幌移住意外な情報❹
札幌の冬の懸念材料としては、寒い!雪が多い!が一般的ですね。
しかし、冬は雪が持つ特性の恩恵もあってあまり寒さを苦にすることはありません。
移住1年目は、いろいろと警戒感も手伝い大変だと思いますが、0℃未満の真冬日など以外にすぐに慣れてしまいます。
しかし、逆に室内の暑さという意外な事実には、何年たっても慣れずストレスを感じてしまうことでしょう。
北海道では、真冬に部屋の中でアイスクリームを食べると言われるほど、部屋の中を暖かくします。
マンションなどの建物も防寒性に優れていますし、ある調査によれば、1年で一番寒い1月の「室内の気温」は、北海道が日本全国で一番高いそうです。
外出するときの服装は当然に真冬の格好ですが、札幌中心部の地下歩行区間やショッピングモールのお店などに入ると、暑くてダウンコートどころかセーターも脱ぎたくなります。
コートもセーターも持って買い物をするのは面倒ですから、ついついそのまま買い物を続けますが、けっこう汗びっしょりなんてことにもありますから、暑いのが嫌いで札幌へ来たのに!なんてことになりますので注意しておきましょう。
※ちなみに、雪の持つ特性については「北海道の大雪の真冬は意外と寒くない!中でも札幌は気温高め」をご覧ください。
自然が近い大都市に関するリアルな札幌移住の意外な事実
緑豊かで桜・紅葉も楽しめるがカラスの多さに要注意/リアル札幌移住意外な情報❺
200万人に迫る人口の大都市でありながら、すぐ近くに大自然もあることが札幌の魅力の1つですね。
街中にも緑豊かな公園がたくさんあり、道路には木々が生い茂っているので、街中をランニングしていても気持ちがいいものです。
しかし、そんな自然豊富な札幌にはカラスがたくさんいて、ストレスになることも多いのです。
ガ~ガ~うるさいだけでなく、5月~7月頃には襲ってきたり威圧的な低空飛行をしてきたりするカラスも多く、カラスに襲われ流血したというニュースも一昨年に流れていました。
公園などで気持ちよくランチなどをしていると、カラスに奪われるという話も珍しくありません。
札幌には、都会にいるハシブトカラスと田舎にいるハシボソカラスの両方がいるので、カラスの量が多いという特徴があります。
快適に外出したくなる季節である5月~7月頃は、カラスが敏感になる繁殖期と重なりますから、せっかくの気持ちよさに水を差されることもあります。
札幌でのカラスについて詳しくは「札幌のカラスが怖い!デカい!?札幌の特殊性とカラスの習性に注意!!」をご覧ください。
大自然もゴルフ場も近いがクマの出没も意外に近い/リアル札幌移住意外な情報❻
札幌は大自然が近いので、山も近く、ゴルフ場も近くに多く点在しています。
首都圏や関西圏からは、よくゴルフ目的で北海道へ旅行される方がいますが、札幌へ移住すれば、毎日でもゴルフが楽しめる環境になります。
しかし、大自然・特に山も近いということは、クマの生息地も意外に近くにある訳です。
札幌市のホームページでは、毎年毎日、クマの出没状況について表示されるほどで、年間に100件を超えるほどです。
クマとの遭遇は、ゴルフ場や観光施設・野外スポーツ施設などでも可能性があるので、毎日ゴルフができると浮かれてばかりもいられません。
特に、2019年以降は、住宅地や商業エリア・大学などでも出没が確認されていますが、恐らく、北海道ローカルテレビでは注目されて放映されていても、全国ネットでは、あまり報道されていないでしょうね。
札幌市外では、高速道路の自動車やJR列車と激突!とか小学校のプールに現れた!とか、毎年当たり前のようにニュースでよく目にしますので、まだ札幌市内は良い方かもしれません。
札幌市内では、出没情報の9割方が南区ですが、詳しく住所まで知りたい方は、少し情報が古いですが「札幌市内にもクマが出る!ゴルフ場・観光施設・高級住宅地にも!?」を見てもらえると、凡その見当がつきます。
また、2019年に住宅地に8日連続で出没し、北海道ではけっこう大騒動になったニュースについては「札幌市南区で騒動の熊/クマが駆除された様子と過去の熊情報」も参考までにご紹介しておきます。
交通に関するリアルな札幌移住意外な事実
JRの遅延は冬だけじゃない/リアル札幌移住意外な情報❼
雪国の北海道ですから、冬にJR列車が遅延や運休による不便が生じることは、多くの方が想定していたことでしょう。
しかし、北海道のJR線は、夏でも遅延や運休がよく発生しています。
多くの原因はJR北海道のメンテナンス不足によるものなので、雪があろうがなかろうが発生します。
30分以上の遅延となる輸送障害というデータ(2016年度)の列車走行キロ当たりの数値で比較してみると、
JR北海道は、
JR東日本の3.6倍
JR九州の 5.1倍
JR西日本の5.4倍
JR東海の 6.4倍
JR四国の 6.9倍
これだけの高確率で遅延・運休のリスクがあるということです。
JR北海道が一番に力を入れているはずの札幌~新千歳空港間でも、2時間程度の遅延が珍しくありません。
JR北海道について詳しくは「JR北海道は遅延運休が多いのに運賃も大幅値上げを予定!」をご覧ください。
地下鉄の乗換えが意外に不便/リアル札幌移住意外な情報❽
前項目でJR北海道のリスクをお伝えしましたが、逆に札幌市営地下鉄は、首都圏の地下鉄よりも優秀です。
札幌市営地下鉄線は、地下から外へ出て走っている部分もシェルターで覆われているため、全く雪の影響を受けませんから、地震発生時以外では遅延や運休がまずありません。
しかし、東西線・南北線・東豊線の3路線が乗り換えできる駅が、ほぼ大通駅だけに限られるために不便だ!とおっしゃる方もいます。
また、JR線との乗り換えもさっぽろ駅と新さっぽろ駅の2駅しかありませんので、首都圏の鉄道網に比べると、選択肢が少ないです。
但し、逆にこれがシンプルで分かりやすい!という意見もあるので、一概に不便とも言えませんが・・・
札幌市内では、JR・地下鉄線の他に市電とバスが走っていて、地下鉄⇔市電・バスの乗り継ぎの場合、80円の乗り継ぎ割引があるのですが、これもまた複雑で不便な面もあります。
乗り継ぎについて詳しくは「札幌の地下鉄・市電・バスの乗り継ぎ方&乗り継ぎ割引料金など分かりやすくご紹介! 」をご覧ください。
普通運賃は高くないが定期代が高い/リアル札幌移住意外な情報❾
札幌市内の交通網については、よく「高い!」という意見も目にします。
確かに、JR線は本州に比べて高くなります。
しかし、地下鉄や市電の普通運賃は、他都市と比較しても遜色ない価格帯です。
但し、定期代に関しては、1か月と3カ月は遜色ないのですが、6か月では高くつきます。
単純に、札幌市営の地下鉄と市電には「6か月定期券」の制度が無く、3カ月定期券までの割引率しかないためです。
詳しくは「札幌の交通料金(運賃)は高いは本当か?徹底検証!!」をご覧ください。
交通事情で運送(宅配・引っ越し)にも影響が出る/リアル札幌移住意外な情報❿
北海道は札幌であっても、ネットショッピングに不便があることは有名な話ですね。
不便な要素は、送料が無料の商品であっても北海道の場合は有料となってしまうことと、配送に2泊3日かかかることです。
送料に関しては、お店や買い物の仕方を工夫すれば送料無料での買い物は十分に可能ですが、配送日数については必ず2泊3日かかります(北海道内からの発送でない限り)。
しかし、交通事情によって配送日数が大きく乱れることが、ときどき起こります。
大雪等による道路状況の悪化でトラック輸送が遅れるパターンが多いのですが、JR列車の遅延による遅れも年に数回あります。
引っ越し荷物を入れたコンテナを運ぶJR貨物列車が遅れると、引っ越しが1日~2日遅れたりしますので要注意です。
日常生活に関するリアルな札幌移住意外な事実
北海道は食事が美味しい!は幻だった/リアル札幌移住意外な情報⓫
北海道旅行が人気である理由の1つとして、食事が美味しいということがありますね。
そんな食事環境が、札幌へ移住すれば毎日いつでも好きなときに味わえるようになるという意見をよく目にします。
しかし、北海道の料理が美味しい!と思えるのは旅行に来ているときだけで、札幌へ引っ越し毎日生活していれば、東京にいたときと外食の回数はさほど変わりはなくなります。
せっかく旅行へ行ったのだから!といった高揚感のために美味しく感じていただけでしょう。
また、北海道の食材は美味しいと思い込んでいる方も、札幌に来てしまうと幻滅の対象となります。
札幌市内のスーパーでは、野菜も肉も、北海道産だけでなく関東や九州産・海外産のものがズラ~っと並んでいて、北海道産であろうが茨城県産であろうが美味しさは特に違いはなく、〇〇産の文字を気にせず、安く質の良さそうなものを選ぶようになります。
ただ、海産物だけは、北海道産以外の国内産は少なく、北海道産か海外産かの選択となります。
いずれにして、札幌に引っ越して来たら、東京にいたときよりも毎日の食事が向上する欲望は、幻に終わります。
冬季うつという新たなリスク/リアル札幌移住意外な情報⓬
冬にうつ状態になりやすい「冬季うつ」と呼ばれる病があります。
冬季うつとは、緯度の高いヨーロッパ各国でよくみられる症状で、日照時間が少なくなることが大きな要因とされています。
日本でも、冬に日照時間が短くなる日本海側で現れるそうですが、特に北海道で多いようです。
ただでさえ慣れない土地に着て、初めての極寒や雪道を経験すると気が落ち込みますので注意しましょう。
真冬の寒さにも雪国の生活にも、意外とすぐに慣れてしまう方が多いようですが、何分にも未経験の中では不安な毎日となりますから、引っ越した最初の冬は注意しましょう。
冬季うつについて詳しくは「冬季うつになりやすい北海道の気候と札幌の気性!」をご覧ください。
ゴミ出しが面倒/リアル札幌移住意外な情報⓭
札幌へ引っ越してきて、まず最初に直面するのがゴミ出しの面倒さですが、そんな情報を事前に得られている方は稀でしょうね。
まず、ゴミの分別方が異常に多く、その上、燃やせるゴミは有料で全国主要都市の中では一番高いです。
東京の方であれば3分別だったのが札幌では9分別と、区別の仕方が3倍になるのでかなり面倒です。
この分別の種類は、全国主要都市の中で一番多いので、面倒なのにコストも高い!これが札幌市なのです。
ゴミ出しについて詳しくは「札幌のゴミ出しが面倒すぎる&有料ごみが高い!各都市との比較してみた!」をご覧ください。
民泊が多い/リアル札幌移住意外な情報⓮
コロナ禍においては、訪日外国人客どころか国内旅行客も少ないので、民泊の話題はどこかに飛んで行ってしまいましたが、2019年頃には民泊に関する悪いニュースがよく流れていましたね。
札幌市は、特に訪日観光客の増大を見込んだ民泊需要が大きくなると、日本全国の中でもトップレベルで期待されていました。
2018年に民泊新法が制定された際は、その届け出状況が群を抜いていました。
分譲マンションではあまり見られませんでしたが、賃貸マンションでは、かなり多くの届け出があったようですから、今は良くても、コロナ終息後のことも踏まえると、自分の入るマンションが民泊に侵されないかも心配の種になりそうです。
詳しくは『民泊が日本一多い札幌』その理由と状況をご覧ください。
お金に関するリアルな札幌移住の意外な事実
札幌市の平均収入は全国主要都市で最下位/リアル札幌移住意外な情報⓯
札幌市は日本全国で4番目に人口の多い大都市ですが、大都市の割には平均年収が極端に低い都市であることはあまり知られていませんね。
人口100万人以上の大都市の各平均年収(2017年度)を人口の多い都市順に並べてみると
横浜市 403万6150円
大阪市 331万6577円
名古屋市 393万9302円
札幌市 309万7929円
福岡市 345万5926円
神戸市 362万6342円
川崎市 395万7566円
京都市 352万6859円
さいたま市 387万8789円
広島市 342万8537円
仙台市 340万6820円
と、最下位です。
実は、年収が低いことで有名な沖縄の主要都市である那覇市(311万8259円)よりも低いという残念な大都市なのです。
よって、札幌に来てから仕事を探そうと思っている方は、まずは収入源を確保してから札幌移住を検討されることをおすすめします。
ちなみに、札幌市にはコールセンターが多いと言われていて、コロナのクラスター発生もコールセンターで多く発生しています。
なぜコールセンターが多いのか?は年収の低さにも影響していますが、詳しくは「札幌にはコールセンター需要が多いことは悪いこと?良いことなの?」をご覧ください。
国民健康保険や電力代が高い/リアル札幌移住意外な情報⓰
札幌は、東京に比べれば住宅コストを始め生活コストが低くて済むと、大概の方が想定されていると思います。
前段で札幌市の平均収入が全国主要都市の中で最下位であることをお伝えしましたが、生活コスト全体の収支を左右する要素が他にもあるので、2つほどご紹介しておきます。
1つ目は「国民健康保険料」が首都圏に比べるとかなり高いことです。
例えば、年収400万円・年齢30歳代の独身者で計算し比較してみると、東京の約24万円・全国平均の約27万円に対し、札幌は約34万円とかなり高くいことが分かります。
但し、関西からの移住をお考えの方であれば、京都市が約34万円・大阪市も約32万円・神戸市は約54万円ですから、あまり心配する必要はなさそうです。
2つ目は「電力代」で、北海道電力は日本一高い電力会社であるということです。
東京電力に比べると15~20%ほど高くなります。
但し、北海道での光熱費の大きな課題は冬の暖房コストですが、電気系の暖房器具(エアコン・ヒーター)を使うことはほぼ無く、ガスか灯油が中心です。
マンションではガス、アパートや一軒家では灯油が中心となります。
灯油代は世界の原油価格に大きな影響を受けますが、ガス代は東京よりは高いですが、その他全国主要都市と比較すると、平均的に安い方の部類に入ります。
但し、最近ではオール電化や電気エアコンのマンションも増えていますので、注意しておきましょう。
北海道の民度に関するリアルな札幌移住意外な事実
女性は美人が多いけど気が強い/リアル札幌移住意外な情報⓱
北海道、特に札幌には美人が多いという情報はよく目にしますね。
ランキング的にも秋田・沖縄・福岡などに続き3位か4位であることが多いです。
確かに、東京の街よりもかわいいこが多いな~と、札幌出張・旅行の時と変わらず、現在も感じています。
しかし、札幌の女性は気が強い!性格がストレートすぎる!とも言われているので、仕事などで関わってくると、たいへんなこともありますので注意しましょう。
詳しくは「北海道女性のたばこ喫煙率の高さの理由は、美人比率が高い理由と同じなの?」をご覧ください。
男性はおおらか過ぎる/リアル札幌移住意外な情報⓲
よく、女性は強すぎるが、男性はおおらかな方が多くて親しみやすい!という意見も目にします。
しかし、仕事関係だけでなく、スーパーの店員などを見ていても思うのですが、「おおらか」というよりは「とろい・気が利かない」といった側面も目につきます。
逆に、気が強いと言われる女性の方が、仕事ができる!よく気が付く!と感じています。
恐らく、受け取る方の性格が、厳しめの方か?緩めの方か?でも見方が分かれると思いますが、北海道民の特性として理解しておくと、新たな札幌社会にも溶け込みやすいと思われます。
喫煙率日本一/リアル札幌移住意外な情報⓳
北海道が喫煙率で日本一であることは、しばしば出てくる情報ではあります。
しかし、喫煙者が喫煙スペースで喫煙してくれれば、たばこ嫌いの人でも大丈夫かな~っと思っていると、ちょっと当てが外れます。
街のレストランやカフェなどで、喫煙スペースが東京に比べるとけっこう幅を利かしているからです。
2021年現在はコロナの影響もあってカフェなどにほぼ行かなくなりましたが、コロナ前では、禁煙席が満席であるとか、禁煙席までたばこの臭いが漂ってくるとか、よく不快感を余儀なくされていました。
オフィスでも、喫煙ルームから帰ってくる人が通るとたばこ臭くて!!という状況(回数)が、東京に比べると多くありましたので、たばこ嫌いの方は注意が必要です。
詳しくは「札幌のたばこ臭さに唖然!北海道は喫煙率で全国トップを独走中!!」をご覧ください。
離婚率が高い/リアル札幌移住意外な情報⓴
実は、北海道は女性比率がかなり高いのです(25~34歳:男性100に対し女性が北海道では110、全国平均は98)。
その上、美人が多い、積極的な女性が多いと言われているので、消極的だけど結婚願望があるという男性にとっては恵まれた環境です。
しかし、北海道の離婚率も常に全国でTOP5に入っていますので、その点は承知しておきましょう。
結婚するのも離婚するのも、その個人個人の事情からですから一概には言えませんが、前段の各項目にある女性の性格・男性の性格・喫煙率なども影響している面がありそうです。
詳しくは「北海道は離婚リスクが高い/3位!女性比率高く美人も多く男性には結婚チャンスだが!?」をご覧ください。
まとめ/リアルな札幌移住意外な事実の活かし方
いかがでしたか?
もう既にご存じなこともあったかもしれませんが、少し多めにご紹介してみました。
ちなみに、冒頭でお伝えした北海道ならではの花粉症に関して詳しくは、「札幌ではスギ花粉は大丈夫だけどシラカバ・イネ・ヨモギの花粉症に要注意!」をご覧ください。
雪国の大都市である札幌ですし、冬の観光旅行でもう体験済みの方もいらっしゃると思いますが、私が一番に札幌でてこずり、今なおストレスに感じているのは、ツルツルの凍り道での滑るリスクです。
札幌生活においては、雪かきとかよりも必須な課題ですので、念のため「札幌冬のツルツル凍り道で転倒とギックリの恐怖!!」もご紹介しておきます。
あと「北海道の自動車運転マナーの悪さには「悪気はない」らしい???」も付け加えておきます。
まだまだ他にも!どんな些細なことでも知っておきたい!という方には「札幌移住でも失敗に終わるパターン・避けられない事実30!」もおすすめしておきます。
とにかく、リスク要因は事前に知っておいて、工夫や選択で排除できるものは排除しておくことが、札幌移住の成功術だと思います。
札幌移住に失敗される方の大半は、とりあえず来てみてから考える!という方に多いようです。
私は、長い東京生活から札幌生活へ踏み出してみて8年目になりました。
心地よさを求めて札幌に移住して、
駄目なら東京に帰る!場合によっては北海道の別の地域に引っ越してみる!更には那覇や福岡など他の移住先も検討してみる!
そう思っていましたが、8年目の現在も札幌から離れる予定はありません。
それだけ「心地よさ」を感じてしまっています。
この記事をご覧の方にも、そんな生活に踏み切る判断材料をお伝えできればと、このブログを書いています。
以上、リアルな札幌移住で初めて知る意外な事実20!知っていたら・・・についてでした。