こんにちは。
地方への移住・北海道への移住で、少しでも失敗・後悔なく、心地よさを感じる計画を立てるためには、札幌移住がおすすめかな!?とブログにまとめている、えびさかです。
転勤などで知らない街に引越ししてきたときなど、コンビニが近くにあるとほっとしますね。
札幌に移住し、住み慣れてくると、コンビニエンスストアがけっこう多いと感じられますが、同時に、見慣れないコンビニチェーン「セイコーマート」の存在にも気が付きます。
※札幌のコンビニエンスストア全体のことについて後ほどコチラもどうぞ→『札幌のコンビニまとめ』
※駅から約1分以内にコンビニのある駅別一覧も後ほどどうぞ→『駅から1分コンビニ・駅別一覧』
※コンビニ以外にも関心ある方は、後ほどコチラもどうぞ→『札幌の総合スーパーまとめ』 『今後注目のスーパー・2エリア』 『札幌のデパートまとめ』 『札幌のドラッグストアまとめ』 『北海道のアウトレットまとめ』 『札幌駅JRタワーまとめ』 『札幌の地下街まとめ』 『地下歩行空間・注目の6ビル』 『ショッピングセンター5タイプにまとめ』
北海道で店舗数シェア率1位
北海道に観光や出張で来て、コンビニを意識するのは、札幌市内の宿泊ホテル付近を歩いている時ではないでしょうか?
札幌市内のホテルが集積されている中心部では、コンビニの店舗展開は北海道全体・札幌市全体とは違う様相となっています。ローソンが4割ほど、セブンイレブンが3割、ファミリーマートが2割、セイコーマートは1割にも満たない店舗数です。
よって、観光や出張で来ていた時にはあまり気にしていなかったセイコーマートですが、札幌中心部では目立っていなくても、北海道で店舗数シェア率1位(37%)、札幌市内でも2位(30%)の店舗シェアがあります。
このセイコーマートは北海道出身ですが、単に北海道のコンビニというだけではない見直すべき特色が、けっこう見つかりました。
セイコーマートの知って見直した特色
《1》日本初のコンビニ
「日本初のコンビニエンスストア」は、セブンイレブンであると思われている方も多いと思いますが、実はセイコーマートの創業は1971年で、セブンイレブンより3年も早くにコンビニエンスストア業態を始めていました。
セイコーマートは、元は酒の卸売業をしていたのですが、小さい酒屋の将来性に危機感を感じ、小さな業態でも将来生き残れるようにするために、いろいろ考えた結果、当時アメリカで成長していたコンビニエンスストアに辿り着いたそうです。
《2》顧客満足度1位
JCSI(日本版顧客満足度指数)の調査で、2017年までの過去5回のうち4回、セイコーマートがコンビニ部門で1位をとっています。ちなみに、2位はセブンイレブンで、セイコーマートが1位を取れなかった年の1位もセブンイレブンです。
《3》おでん・ドーナッツはないけど、100円くらいのお惣菜がたくさんある
セイコーマートには、安いお惣菜が数多く並んでいます。
普通、コンビニで弁当を買う際に、メイン食材は選べても付属するサブの食材までは選べません。唐揚げ弁当を選んだら、強制的にスパゲティやポテトサラダが付いてきます。唐揚げは欲しいけどポテトサラダは欲しくない場合、諦めるしかないですよね。
だからセイコーマートでは、1個1個を少量で安くしたお惣菜を多数提供し、好きに選んでもらうようにしているのだそうです。確かに、これなら満足度は上がりそうですね。
また、おでんやドーナッツを置いていないのですが、その理由は、同じ商品を置いてもブランド力のある大手コンビニチェーンには勝てないからだそうです。一番手商品なら、希少価値もあり、他コンビニに真似されても、「これはセコマにあるやつだ」と認識されます。
また、北海道は当然のことながら、東京よりも平均所得が低いことから、価格の安さにもこだわっているそうです。全国展開しているコンビニと違い、北海道で作り、北海道に住む人たちに合う価格で提供されています。
ちなみに、札幌市の平均年収は306万円で、人口が近い都市と比較してみると、名古屋市が392万円、福岡市が344万円と札幌は低いですね。
東京は幅広く、同じ23区でも、港区1111万から足立区335万と大きな差がありますが、23全区とも札幌市よりは高いです。
《4》ポイントカードも、調理も、自社ブランド商品も、セイコーマートが先駆け
●ポイントカード
セイコーマートでは、2000年に「セイコーマートクラブカード」を道内店舗に導入しています。
セブン-イレブンは、2003年に北海道限定でポイントカードをスタート、今はnanacoがあるので終了しています。
ローソンは、2002年に「ローソンパス」をスタート、2006年の北海道地区限定マイローソンポイントカードを経て「Ponta」に移行しています。
●店内調理
セイコーマートでは、店内で調理し弁当・惣菜を提供する「ホットシェフ(当初はホットフード)」を、1994年にスタートしています(1号店は足寄)
その10年後、ローソンが店内調理システム「ほっとデリ」を一部店舗でスタート。セブンイレブンやファミリーマートには無いですね。
●プライベートブランド
セイコーマートでは、1995年にプライベートブランド第一号である自社製アイスクリームをスタートし、現在ではセイコーマートの売上げの約半分はこのプライベートブランドであると言われています。
ちなみに、セイコーマートではPBではなく、RB(リテールブランド)と呼ぶそうです。
セブンイレブンは、2002年に北海道内限定でプライベートブランド飲料をスタートし、今は「セブンプレミアム」として全国展開しています。
ローソンは、2010年から「ローソンセレクト」としてライベートブランド商品を全国展開しています。
《5》呼び名(略称)は「セコマ」?「セイコマ」?
「セイコマ派」と「セコマ派」で分かれ、論争が起こるほど愛されているそうです。ちなみに、店舗運営を手掛けている「株式会社セイコーマート(子会社)」の親会社名は、「株式会社セコマ」といいます。
まとめ
セイコーマートが大手3社より魅力的か否かは、人によって異なりますね。ただ少なくとも、選択肢3社が4社に広がる分は、プラスでこそあれマイナスにはならないですね。
北海道の生活に根付いたセイコーマートは北海道・札幌の各地に店舗を構えていますが、札幌市中心部ではローソンの店舗展開に押されていて、あまり目立っていないので、旅行や出張で来た際にセイコーマートに出会えるかどうか?です。
どんな感じか見てみたいという方は、札幌駅前地下歩行空間(チカホ)の一番大通駅寄りにある大通ビッセにある店舗を見てみて下さい。場所柄、通常の店舗よりちょっと広めでオシャレに見えてしまいますけど・・・
↓こちらは、時計台の前にある店舗でしたが、こちらもちょっと通常のお店よりきれいな感じです。
以上、『セイコーマートを改めて見直しました!』札幌/北海道移住のまとめでした。
【出典・参考元】
サービス産業生産性協議会
https://www.service-js.jp/
コンビニまっぷ
https://cvs-map.jp/
年収ガイド
https://www.nenshuu.net/